Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2018年04月12日(木)   君に見せたい仙台がある 

近侍曲集を買ってもシリアルに手も付けなかった刀剣乱舞の宴奏会(通称:刀オケ)、
最初の大阪公演@近侍蜂須賀の評判が良すぎたので、慌てて安い方のチケットを取り、
初めてJR東日本のダイナミックレールパックを使って行ってきました!
(A席だったので、まさかの最上階最上段でした…全く問題なかったですが)

2日連続職場を離脱するのが厳しいので、金曜朝6時仙台発の新幹線で出勤する
(つまり朝5時台にはホテルを出なければならない)強行日程。
必然的にホテルは仙台駅から近いのが条件となり、選択肢は一気に狭まりました。
水回りが怪しいと口コミ欄で言われていた安宿にしましたが、確かに怪しかったですけど、
まあ寝るだけ(宴奏会が夜なので、滞在時間は超短い)だし、と割り切りました。

ダイナミックレールパックは「はやぶさ」が選べないので、仙台にもそんなに早く着けません。
(それでも帰途に比べたら、上野・大宮・福島しか停車してないから結構早かったはず)
事前にピックアップしておいた定禅寺通―宴奏会の会場が定禅寺通にある
東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)だから―沿いの鉄板焼屋で
ランチを頂きました。1000円で仙台牛が楽しめるランチ、が下調べでの売りでしたが、
せっかくなので、野菜炒めみたいなランチではなく、1800円のすき焼き重にしました。
A5と称するだけに、柔らかく、かつ薄くても存在感のあるお味でした。
某チェーン店のカルビ定食とは、同じ獣の肉とは思えないくらい…。
席も欅並木が見える窓際で。ちょっと暑かったですけどね。

ランチ食べに行く時点でホールの前には列が出来ていたので、食後に並びました。
結果としては並ぶ必要なかったんですが、大阪ではリボンもすぐに売り切れたと聞いていて
(仙台では結局加州しか売り切れなかったのかな?)確保したかったのです。
タブレットには「へし切」で登録されているのに、売り子さんには長谷部で通じましたし。

日なたで1時間ほど、FGOしながら並んだのですが、紫と山吹でまとめた着物を筆頭に、
皆さん思い思いのグッズで身を固めて。思えば、東京駅の新幹線ホームで
既に刀ミュバッグを見かけてました。私はいつもの福岡市博バッグ+
馬当番バッジに加え、刀犬男士アクリルキーホルダーを装備してました。

15時過ぎとなり、仙台城へ登城するにも半端な時刻になり、
(武将隊に会いに行った審神者は少なくなかったようですが)
駅前のホテルへ戻るのも兼ねて、前々から気になっていた「づんだ」の店へ。
先述の鉄板焼と並び、武将隊の政宗公が取材で訪れていただけあり、
三色餅、づんだのみならず、ごまもくるみも素晴らしく美味でした。
まず餅が(つまり米が)いいんでしょうね。づんだは豆を食べている感覚満点で。
世にあふれるずんだは、緑色をした、単に甘い餡であることが非常に多いですから。
色も、淡い黄緑で…何から何まで違うと感じました。また食べに行きたいです。

ホテルではゴロゴロしながらパンフレットを熟読。演奏プログラム載ってて良かったです。
長谷部がいつ出てくるかと身構えなくて済みますから!
あと、でじたろうさんが3年続くと思ってなかったとぶっちゃけて軽く驚きました。

メインの宴奏会は、演奏する側も観衆がオーケストラに慣れていないのは承知でして、
拍手のタイミング(曲の後に録りおろし台詞が流れるので、すぐには出来ない)も
ステージ側から指揮者が提示してくれるスタイル。音と光で表現と言われてましたが、
立ち絵、ゲーム画面、メロディ(ドロップなどの効果音も生演奏!)、
どれをとっても本当にいつもゲームで見聞きしているそのままなのに、
だからこその感動があったというか。戦闘MAPが高速スクロールしていく演出で
いろいろ思い出して涙ぐんでしまうとは我ながら予想外過ぎました。
事前にtwitterで言われてた通り、ハンカチ持って行って良かった…。

初期刀が誰よりも喋り(最後の殺し文句「俺は本丸でいつでも待ってるから」で
ぐっさり刺されて、休憩で話し掛けてきた隣のPASMO持ち審神者さんに
終演後、逆に話し掛ける羽目になってしまった)、どの戦闘画面でも部隊長を務めてました。
だから、これは自分の初期刀が出陣する会場でないと、感動も半減なんでしょう。
たまたま、私の初期刀の会場が平日開催でチケット残っていたのが、幸運だったのです。

初期刀が加州、初めて交換される近侍曲が長谷部…と、まるで自分の本丸のようでした。
志方さんが長谷部を表現する楽器としてヴァイオリンをチョイスしただけあり、
和洋の弦楽器が大活躍し、コンサートマスターによるソロパートもあった近侍曲。
近侍曲は審神者からの賜りもの、という設定みたいですが、それを「お心遣い」と
表現する録りおろしボイスにはやられました。他の曲の最中も脳内で台詞を反芻しちゃってました。
「この長谷部、主のお心遣い、大切に致します。有難き幸せ」

あまりに評判が良すぎて、イベント序盤ではハードル高く設定し過ぎたかな、とさえ
思ったのですが、終わってみれば大満足過ぎて、仙台駅の牛タン通りで
当初自分に禁じる予定だった日本酒を頼んでしまうなど、満たされた時間でした。

鍛刀の順など、当たり前ながら自分の本丸とは100%重ならない(鶯丸の曲を聞きながら、
彼はかなり序盤に来てくれたから使い倒したと思い出してました。
使い倒して早くカンストしたキャラほど、最近はご無沙汰で声を聞いてない)のですが、
それでも噂通り、思い越すのは自分のゲーム本丸(創作本丸ではなく、
あくまで現時点ではフルコンプで来ているゲームの本丸)でした。
3周年を記念するにふさわしいイベントでしたね。ありがとうございました!

2018.4.14 wrote


やぶ |MailWeblog