Land of Riches


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 2017年10月15日(日)   駆け足する覚悟 

14日封切りの劇場版Fate/HF、初日鑑賞は叶いませんでしたが(案の定、
入場者特典のポストカードはもらえなかった)夜の大有頂天祭の前に見てきました、品川で。

stay nightの3ヒロインのうち、セイバーと凛は戦う少女であり、
言ってしまえばかなり非現実的な女の子ですが、桜も戦闘力はさておき(こらこら)
性格面では唯一と言える女性特有の湿っぽさを有する子だと思ってます。
気弱そうでありながら、独占欲も強いし…リアルの女の子に一番近いというか。
割と同性との付き合いが苦手な私(異性とのそれが得意なわけじゃないですが)は
実際のSN60時間弱プレイでも長く重苦しい桜ルートも好印象を抱けませんでした。

エロを抜いてもグロがちりばめられており、とても地上波では放送できそうにない
HFの映画化が担当声優さんの涙と共に発表されてから、もう3年が過ぎてたんですね。
ufotableスタッフにとってはこちらが本命作品ですから、活撃の出来が
いまいち(作画的な意味ではなく)でも仕方がないんでしょう…言い過ぎ?

長大なルートを3部作で映画化とあって、流石に初見置き去りの駆け足。
3ルート共通部分をOPでさらりと流してしまう手法、DEENのUBW映画では
結構叩かれた記憶があるんですけど、ufoはFate好きにはまだ支持されてるのかな…?(おいおい)
UBWまでの2ルートで活躍したサーヴァントがあっさりと退場していく様子は
きちんと描かれていて…第2部以降が恐ろしくも待ち遠しい作品でした。
いくら特典が豪華でも、何度も通って見ようとは思いませんが…(前述のUBWは4回劇場行った)

サーヴァントの台詞は全体的に少なめで、一言のために呼ばれた声優さんもちらほら。
アーチャーも士郎の前には、まだあまり姿を見せないので少しだけ。
この第1部のピックアップショップで赤主従グッズが出るのはちょっと納得がいかない面も(苦笑)
FGOが流行り過ぎてて、Fateは男女から集金が見込めるジャンルとして定着した感あります。

夜の大有頂天祭は工学院大のホールが開場。オールテニプリミュージアムといい、
大きなハコ不足が叫ばれる現代、私学の大学は魅力的な開催場所なんでしょうか?
50分近くを割く書き下ろし朗読劇、OPとEDのライブ、声優陣がレンタルの浴衣で勢揃い、と
いろいろありましたけど、続編を期待するコメントが出るたびに、
原作者の森見先生が縮こまっていたのがとても印象的でした。
いや、登場したらその話題になると分かるのに、出てくる森見先生ある意味流石ですが!

思えば2冊目の小説が出てからアニメ化まであまり間があかなかったような。
スタッフは原作を愛してるし、だからこそ原作者も出てくるのかな、と。
楽しいイベントでした。2代目の登場によって、騒動を起こすのが狸ではなく
天狗にスライドしたのが2期の特色、という発言にはなるほど、と思いました。

2017.10.19 wrote


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