Land of Riches


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 2017年07月23日(日)   北行(後編) 

一関から仙台アニカフェ活撃コラボまでの移動、結局は在来線オンリーでした。
週末パスは宮城県のある所までしか使用できない為、一関の駅員は詳しくなくて、
しかもこの日は秋田を中心に大雨が降ってダイヤが乱れていたので、えらいことに。
(パスに関しては行きの大宮駅で既に駅員と軽くトラブってたけど)

途中経由地として、来月、大倶利伽羅の展示が行われる大崎市の
中鉢美術館をチョイスして向かいました。一ノ関駅でも萩の月って買えるんだね…。
新幹線(古川乗換)でも在来線(小牛田乗換)でも到着時刻が変わらないので
在来線で移動。車内でFGOやってたら2時間弱ぐらいなんてことはありません。
途中駅で30分以上止まったりするダイヤにはびっくりしましたが。
(あと駅の自動販のラインナップは関東と同じ。acure!)

どうにかたどり着いた岩出山は綺麗な駅でしたが、中鉢美術館は
ちょうど客がいないタイミングで、途中メールが着信するまで
館長からマンツーマンで説明を受けることになったのでした。

曲がった形の日本刀の源流は東北ですが、東北の鍛冶が朝廷に酷い扱いをされたからといって
その後の日本鍛冶の歴史をほぼ全部東北に結び付ける説明だったので目が丸くなりました。
そもそも刀の古書って信憑性怪しいみたいなんですけど、なんと言いますか、
全てを自説を補強するために利用しているというか。私設なんだからなんでもいいんですが。

桃太郎の「鬼」が東北から拉致された鍛冶(拉致された鍛冶が絵の中で
鬼として描かれていた衝撃が私設美術館開館の動機らしい)だという説明も
とんでも感ありましたけど、その説自体はともかくとして、それを語るのに、
石巻へ岡山から復興の手伝いできている客に説明したら食って掛かられた、と
嬉々として話したのにはうんざりしました。これが、自推しageのために
他sageをするという現象で、興味ない人から見たらその推し自体の好感度が
だだ下がりするとはこのことか、と心底思いました。そりゃ自説を補強するという
存在である神社が観光協会で紹介されないはずだよ…出身地disられて嬉しい
観光客がこの世のどこにいるんだよ、って思ってました。言えないけど。

再び在来線に舞い戻って仙台に到着したらカフェにはいい時間。
仙台では常連客がいるようで、店員が「おかえりなさい」とか「昨日と同じ席ですね」と
トークして震えあがりそうになりました。メニューはそこそこ美味しかったですし、
薬研のお茶を頼む前に薬研のコースターを出せたので良かったです。
(最初に鶴丸が来て、テーブルの隅に置いたらすぐ声かけられたの驚きました。
結局、その鶴推しさんにずーっとマークされてて、あとで薬研と交換に…)

終わり良ければ総て良し、たった数か月で更に整備された仙台駅は
ぐるぐるしてるだけで楽しい場所だったと思いながら帰途に就いたのでした。

2017.9.29 wrote


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