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 2017年04月02日(日)   夜桜 

咲き始めるのもなぜか早い東京の桜、今日で満開だそうで。
(後述の理由で歩いた感じでは満開という感覚は受けなかったのですが、
 靖国神社にある基準木が満開になると「満開」宣言が出るようです)

夜に買い物に行ったショッピングセンターの敷地に植えられた桜もほぼ満開でした…が、
ライトアップもされない闇の中では、誰も咲いていることに気づかず、見上げもしません。
夜桜なんて人間が光を当てて初めて成立する概念だと思い知らされました。

今日はとうらぶとコラボした千代田のさくらまつりへ。
所有者がやんごとなきお方とあって、コラボが難しいと思われた面々がピックアップされ、
稀少な機会だとは認識していたのですが、チェックポイントが極めて個人的な信条の関係で
非常に足を踏み入れにくい箇所を複数含んでいて、やや困りました。

それでも、あまりに職場の環境が悪く、何か新鮮な刺激がなければ
生きていくのも辛い状況に陥ってしまっているので、開催期間では
残された唯一の好天休日となった今日、実施に踏み切りました。
昨日が寒い悪天候だったのもあり、今日はどこのチェックポイントも人だらけでした。

まずは楠公レストハウス。日比谷〜二重橋〜大手町は退社後、つまり夜には
何度も歩いているのですが、昼間は歩いたことないので未知の景色でした。
楠木正成が東京三大銅像に入っているのも今日初めて知りました…。
作られたのは明治時代。今よりずっと彼が神聖視されていた時代です。
作ったのは住友家だとか…。

千代田のさくらまつりコラボは、事前に海外からの圧力等もあり会場が拡充され、
それなのに無料(つまり千代田区の税金が投入されている)です。
鶴丸ののぼりを最後尾に、レストハウスで待機列は渦を巻いてました。
30人以上?! JRのスタンプラリーで青江前でずらりと並んだ時も
凄いと思ったのですが、あの時の倍以上はいた気がします。
東京でコラボやるとこんなのになっちゃうんだな…と思った次第。

日枝神社も初めて行きました。神前式が行われる中、並んだ末に参拝。
(この時点では長いと感じたけど、終わってみればここの列が一番短かった…)
遠くでデモの大音量が聞こえました。国会近いからね…。

今回はフォロワー様がたどったルートをそのまま拝借するという手抜きっぷりでした。
九段下の桜並木を人をかき分けて歩いた後の靖国神社では、そもそも外苑と呼ばれる
エリアがどこかを分かっておらず(靖国行ったの初めてだったので)
境内を歩き回ってしまいました。もう二度と行かないぞ桜の時期には…。

そもそも最初に入ったのが南門という脇からの内苑だったんですが、
スタンプが外苑にあることすら理解しておらず、無駄にぐるぐるしたのです。
内苑では花見は禁止。写真撮ってる人はいましたけど、ほとんどの木には
植えられた理由(大体〇〇連隊とかの記念樹)が記されていて、
余りに重苦しく…桜の時期じゃなくても個人的には近づきたくないと感じました。
桜以外も、ほとんどが旧日本軍の組織の縁で植えられてるんですよ。
歩いてる途中にも、軍馬や軍鶏(!)の供養が行われていたり。

外苑は打って変わって売店(ほとんど飲食)のテントが並んでて。
さくらまつりの案内所や土産ブースもあって、当初ここがスタンプラリーの
ゴールに設定されていたのも理解できましたし、経緯はどうであれ、
あれだけの人ごみの只中がゴールでなくなったのは個人的には助かりました。
大村益次郎像は一体眼下の欲望渦巻く世界をどう眺めているのやら…。

神田神社は、個人的信条であまり足を踏み入れられないスポット。
痛絵馬がたくさんあって、華やかな場所ではありました。

東京大神宮はもともと狭い境内なのですが、参拝待機列が鳥居の外、
表通りまで続いてました。老若男女みんな良縁求めすぎですな…。
藤の花が刷られた大吉のおみくじを引けたので、いいご縁があると信じたいです。

かくして結局全スポット回ってゴールにたどり着いたのでした。
飯田橋もすっかり景色が変わってしまって…ラムラだけが昔のままです。
新しくできたサクラテラスは三井系の施設らしく、飲食店もお手洗いも激混みでした。
ゴールスポットでは、5か所全部回ってから来る人は少ないらしく、
お礼を言われてしまいました。3か所押せばOKなんですよね。残りも全部ゴールで押せるし。

東京都内というお気軽さと、それに伴う参加者数の多さと、
それ以前に花見客の凄まじさに飲まれた感じがありました。

まあ、私としては帰りにアキバのガルステで、AJに無理して行ったのに
ゲットできずに帰ってきたメーカー横断ガイドを入手したので大満足ですが!
刀ステ脚本家のインタビュー、今後に期待しかありません。伊達組の、さらにその先へ。


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