Land of Riches


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 2016年09月06日(火)   純粋無垢 

※笛ステのネタバレだらけです。

仕事を早々に片づけて、笛ステこと舞台版ホイッスルを見てきました。
会場は刀ステ物販で手前までは入ったことがあるシアター1010。
名前の通り北千住マルイの上部にあり、席数は1010です。

刀ステの時は熱気であふれていたロビー(別名:トレブロ交換スペース)も
閑散としており、カテコでもキャストが残り3公演を見に来てほしいと連呼してました。
2.5次元の観客動員力は、原作なのか俳優なのか…ホイッスル!は少し古すぎる気もしますが。

連載当時、主人公・風祭将の属する桜上水サッカー部の10番をつける水野竜也が
東福岡高校の宮原くんにそっくり!と言われるぐらい古いマンガです。
(私が単行本を手に取ったのも、どれくらい宮原さんに似ているか知りたかったから)
舞台は背景のスクリーンにドーハ→ジョホールバルが映るんですけど、
観客の大半や役者さんには通じない話題なのでは…と思ってしまいました。

そう、サッカー漫画が原作の舞台です。
だから、ついつい現実と重ね合わせてしまって。
サッカー選手の足はこんなにも細くない、とか(笑)
練習場面ではボールを想像で重ねることができましたけど。一長一短です。

テニプリではボールを光で表しますが、さすがにそれさえなく。
サッカーを舞台でどう表現するのかと思ったんですけど、
マウスを見立てた背景パーツ(凹を上下逆にしたようなもの)に
GK役が立ったり、素早くキャストが入れ替わって、ピッチの一部を
切り取ったように見せたり。弱ペダよりはランの表現が難しいと感じました。
私がサッカー観戦するからかな(苦笑)

主人公は三軍暮らしで実戦に飢え、水野は監督を務める勝利至上主義の父との確執から
揃って私立の名門・武蔵森から脱出し、桜上水サッカー部に所属します。
レギュラーを部内試合で勝って追い出すという荒療治で負け犬根性を払しょくした水野。
しかし、彼もまた父親への復讐心で勝利至上主義と変わらぬ有様でした。

それを変えたのが、向上心と我慢強さの塊である主人公。
当初は桜上水の元レギュラーより下手だったのですが、努力と根性で奇跡を呼びます。
その姿は水野を含めた部員の闘志を呼び覚まし、武蔵森のレギュラーである
GK渋沢キャプテンやエースストライカー藤代も認めるところとなります。
2点ビハインドを後半だけで追いつくも、最後はスタミナ切れで藤代の決勝点、という展開。

今回のお目当ては、藤代役の和田雅成さん。刀ステの長谷部役ですね。
和田さんは刀ステ後も無双だったり現代ものだったりと舞台をこなしてますが、
ようやく原作を知っている舞台が回ってきたというか…。

勝利至上主義に凝り固まった武蔵森(渋沢と藤代以外はほぼアンサンブル扱い。
桜上水のメインではない部員も含めアンサンブルも兼ねた役柄)は
監督の指令一つで一見理不尽な(息子の水野に見せつけるためだけの無駄な戦術とか)
ボール運びを強いられるのですが、藤代は自分が格好良くあるために、
自陣でのボール回しという指示を無視してごぼう抜きを展開、
最後に奪われて監督に大目玉を食らいます。それでも、ロスタイムに
同じような突破を見せて勝利をもたらしたのも彼なんですが。

トラップのモーションとかドリブルのモーションとか、プレーヤーというより
野生の猿?みたいな印象を受けました。そして可愛い。藤代ってこんな可愛かったか…。
長谷部も可愛くなってしまっていたし、和田さんの影響かも。

背が低くても、一般入試でも、実際のサッカー界では活躍する人はいます。
逆に、どれだけ努力をあきらめず重ねても、叶わない夢はたくさんあります。
それでも、学生サッカーでしかない青春の味?を思い出させてくれる熱い舞台でした。
Jは二言目には銭の話になるので、たまには学生サッカーもいいですね。


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