Land of Riches


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 2016年05月07日(土)   光と影の輪舞曲 

刀ステ当日券抽選用の60枚(推定)しかない限定整理券をゲットしたのに、
当たらなかった悲しみが一晩寝ても癒えず、昨日のように自宅に引きこもっていたら
SAN値がゼロになりそうだったので、一度は今月中旬に組んだ柳川遠征(!)に向けての
節約として訪問予定を削っていた多摩刀剣巡りを敢行しました。

まず訪れたのは万願寺(とうらぶ原作者である芝村さんの講演会で、
去年のほぼ日手帳のフリースペースほぼ使い尽くしたのが懐かしいですね。
結局、レポート清書しないまま終わりましたが)の土方歳三資料館。

とうらぶ以前より、土方の愛刀・和泉守兼定は5月の土方忌のみの限定公開でしたが、
昨年は資料館(と言っても副長の兄の子孫が自宅で個人的にやっているもの)に
長蛇の列ができてしまったのもあってか、今年は4〜5月の公開日が激増。
開館時間も本日は9時からと出血大サービスでした。それでも混んでましたが!
(来場者の9割は女性。とうらぶがなくても新撰組は人気コンテンツ)
ちょうど館長である兄の子孫にあたる女性が説明するのに立ち会えました。

戦死後、函館から送られてきたものをそのまま保存しているので、
柄巻が握られた結果ほつれているのもくっきりと残っていますし、
拵えもかなり傷が入っています。上洛後に松平容保より授かったもので
(11代兼定は会津藩お抱え)土方と一緒にいたのは1年〜1年半程度。

現存する写真でも洋装でピストルケースを身に着けている土方ですが、
武士になろうとし続けた男は常に帯刀もしていたのでした。
実戦で使用されたかはともかく(土方はよく実家に手紙を出しているし、
特記すべき戦いの後には着用した防具も送っているので、あれこれ結構残っている)
鍛錬には随分と使い込まれたのだろうと館長は推察していました。

柄巻が無言で伝える握り方の癖(オーソドックスな持ち方とは異なり、鍔近くを握る)も
その刀身の長さからも、土方が主戦場である洛中での路地あるいは室内戦闘に
最適な戦闘を模索していたと察せられ、昨年の土方忌には間に合ってませんが、
とうらぶで夜戦に不利な太刀から打刀に刀種変更されて良かったと心から思いました。

他の品々も、意外に裕福(家伝薬で稼いでいたのは黒田家と共通点?
祖父の代からそれなりに文化素養はあったらしい。そして副長は頭の切れる少年だった)な
バックボーンで育ち、意気揚々と京都に向かい、その後色々あって散っていった
魅力的なパーソナリティを良く伝える、コンパクトながら見応えのある展示でした。
幕末組は、戦国時代よりも今に近い時を生きていたんだと、再確認したというか。

ご子孫の説明の間、刀身の横でドヤ顔している兼さんが目に浮かぶようでした(笑)

それから八王子に移動。イオンが建設されるらしい広大な空き地を見ながら
バスで揺られて創価大学へ。東京富士美術館で初心者に優しい刀剣展が行われていると
審神者さんからも聞いていたので、若干引っかかりを覚えながらも行ってきました。
(昨年、九博で見た島津家伝来の国宝も、岐阜の某宗教団体が持っていたんでしたし…)

基本的にはお金によって流出したものを集めたコレクションなので、
家紋が入っているハバキもほとんど見かけず、だからこその展示順とも言えました。
一部は刀剣博物館からの借用品(正宗、村正など)でしたが。

五箇伝を全部並べてる展示は初めて見た気がします。やはり備前物は美しいですね。
(今回の展示でも備前伝が一番数が多い)
あと虎徹は京博で見たものに似た印象を受けたので、これが真作か…と思いました。
最新のスキャナーが撮影したものと熟練した達人が描いた刃文を並べてみたり、
座って鑑賞する本式の体験スペースがあったり、初心者向けの工夫が随所に感じられました。

一番印象的だったのは、樋がやたらテラテラ輝いているように見えた点でした。
最初は研ぎかと思ったんですが、刀剣博物館所蔵品も同様だったので、
おそらく照明の問題でしょう。照明によって受ける印象はかなり変わると言われてますから。

終盤には月山派の刀工が江戸時代から同じものをきちんと引き継いできていると
証明する歴代の作品が一振りずつ置かれていました。徳川ミュージアムが
表と裏で刃文が異なるという児手柏を依頼したのも納得でした。

ミュージアムカフェで食べた刀剣パルフェは美味しかったのですが、
唯一の心残りは、創価大構内にあるローソンを発見できず、
刀ステの当日券に挑むことが出来なかったことでしょうか。

帰りに、迷った末に北千住(通勤経路なので、その気になればいつでも寄れる)で下車し、
刀ステの物販に行ってきました。現地には幸運にもチケットを入手できた人がいるわけで、
どんな気分になるのか怖くもあったのですが、北千住マルイの11Fで私を待っていたのは、
ロビーで展開されるトレーディングブロマイド交換会でした。池袋でよく見かける、
100均で買ったクリアケースなどに手持ちを並べて声掛けを待つスタイルのです。

ブロマイド、とても可愛いシーンばかりで良い商品だと思うのですが、
(現地にはHPではよく見えない現物が貼り出されているので、見て満足できるなら
物販に行くのがどう考えても正解。さすがに撮影禁止ではあります)
いかんせん全60種類の鬼畜設定。推しが1振りor中の人1人なら泣きたくなるレベルです。
長谷部役の和田さんは笑顔が可愛くて、燭台切役の東さんともども、
それはそれでいいけど、私がイメージする二振りとはちょっと違うかな、と感じました。
いや、いいんですよ、可愛い長谷部と燭台切がいるのは、それはそれで、もちろん!

結局プログラムだけ買ってきました。ライブビューイングする映画館では売らないそうなので。
(関東近辺ではライビュですらほとんど残席がないという大人気ぶり)
必然的に多少のネタバレを喰らうのですが、それ以上に、やはり公演が見たくなりました!
情報量の少ない原作から役者さんがどれだけ再現しているのか、気になりまくりです。

最も気になるのは、原作の監修が入っているという刀剣男士相互の呼称。
「まんばちゃん」と「光坊」が公式採用されたのに驚きを隠せません。
うっすらと伝わってきたストーリーから、燭台切が公式設定では
織田組には属さないのが確定なのも、個人的には辛いところです。

20日までtwitter断ちする根性は、残念ながら私には無さそうです。


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