Land of Riches


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 2015年12月23日(水)   先手・後手 

ビニール傘を買うとあまり降られない法則は健在(挨拶)

今年も終わろうとしています。大晦日企画やめようか真剣に考えてる程度の1年でした。
まずはその前に仕事を納めないと…安さに目がくらんで会社が配送業者を佐川に変えたせいで、
ただでさえ物流に過剰負荷がかかった時代の、普段以上に物が行き交う師走、
書類の遅配が頻発してて、昨日はついに終日未着となりました。
つまり、クリスマスイブに2日分の書類をさばかなきゃいけないんですよ!
リア充の人が可哀想じゃないですか!!

それなのに、今後の事業計画見ると、ますます佐川依存強めるみたいで寒気がします。
同業他社より安いのには、必ず理由があるのに…安さを求めるなら、定時性は目をつぶるべきなのに。
休暇取得率を上げながら事業費率を下げようとするなど、二兎どころかウサギ10匹くらい
無謀にも追い掛け回そうとしている会社がいつまで持つか、しらけた目で見ています。
(どうせ非正規の私自身は長く働くことが絶対にないのだから)

つまらない話をしてしまいました…テンション上げるには福岡の話でもすればいいのかな?
福岡市博物館の黒田家名宝展示に如水公夢想連歌(写しの方)があって嬉しいです。
あの連歌は、参加メンバーに一柳直末の遺児である松寿丸いるのが最高ですね。
刀剣乱舞妄想的に。あと、長谷部の展示が毎年1月なのも良し。

来年はJ2中心生活に復帰となりそうですが(船山さんのチーム選択は、
大学進学時点から大体、私があまりいい印象を持ってないチームばかり
選ぶパターンだったので、今回も移籍すると思ってました)
あちこち行くついでに刀剣や武将隊絡めていければいいな、と思ってます。
あ、これが今年の収穫か!

なにせ2月開幕なので、すべてのスケジュールが前倒しになりそうなのです。
なので、今のうちにできることは…と思い、今日は佐野美術館(三島市)の
年内最終開館日に行ってきました。『備前刀剣王国』です。

この展示自体は巡回展で、新宿の刀剣博物館の展示にも夏に行ってます。
ただ、刀剣博物館では時代別に2分割していたものを、佐野美術館では
2つある展示室全体を使って60振り以上をズラリと並べていました。

京博の刀剣展示でも気分が悪くなった人の噂をtwitterで見かけて、
そんなことあるのかな…と思っていたのですが、私もやられてきました。
あちこちで刀を見てきましたが、ここまで大量に並べたのは初めて。
私の精神力では20振りぐらいが限界みたいです。続けて見ていくのは。

休んだり、能面展示を見たりブレイク挟みながらなんとか全部見ましたけど、
まさかこんなことになるとは…刀はただの鉄の塊ではないと再確認しました。

とは言え、数日間迷った(主に金銭面で…結局新幹線で往復する覚悟でしたが、
意外に短時間で三島を離脱できたので帰りは在来線グリーン車での爆睡でした)果てに
見に行ったこと自体は後悔してません。実に充実した展示でした。

めあては、展示のメインビジュアルにも使われている生駒光忠。
光忠ブラザーズで最も華やかな刃紋を持つと聞いてはいましたが、想像以上でした。
すぐ隣にもう一振り光忠が展示してあったのですが、それすら霞む華麗な刃紋でした。
他の備前刀と比べても、光忠は素人でも分かる華やかな丁子で、
もう一振りの方もそれはそれは見事なんですけど…生駒が凄まじすぎました。

秀吉に仕えた生駒讃岐守の刀だったのですが、現在は永青文庫…つまり細川家の物。
重宝を売却したり寄託したりする大名家が多かった中、細川家は尾張徳川家と並び
自己管理を貫き、更には外部からの買収まで行っている数少ない名家です。

今年行われたR-18展覧会「春画展」も永青文庫でしたし、つい先日まで
燭台切が展示されていた羽田空港のディスカバリーミュージアムも
永青文庫の常設企画展として位置づけられています。
更に、熊本県立美術館にも永青文庫用の部屋があります。借りてきて飾ってるんですね。

永青文庫を創ったのは細川家の16代目で、美術品の殿様と呼ばれたくらい
パトロン活動を積極的に行ったことで知られています。
彼は17歳頃、家の刀剣の面倒を見ていた金工の末裔より日本刀の見方を学び、
市場に流れていた生駒に一目惚れして、お小遣いを前借りして買ったのでした。
これが彼にとって初めて買った日本刀だそうですが、お値段は現在の価格で億単位とか。
お前は跡部景吾か?!―というレベルの世界です(苦笑)
でも、細かい理屈抜きで圧倒的な美しさがありました。生駒には。

また、備前刀剣王国展ではブレストシーブの社長コレクションも多数。
見返元重にいたっては、入手経緯が経緯(行方不明とされていた盗難品を購入)なので、
到道博物館の館長ともども、なんとフルネームが説明文に記されてました。
この社長も1万振りくらいコレクションしてて、そもそも日本で暮らしてないとか聞きます。
夏に小夜が1日限りの電撃公開された際も、たまたまお盆で帰国していたとかなんとか。
世の中には想像もつかない異世界が確かにあるのです。

あと、三島大社にもおまいりしてきました。
宮司の矢田部家は、記録上では天皇家と同様に神代から、
現存史料からでも1100年代以降はずーっと血がつながってて世襲してる凄い家柄。
そりゃ地震で倒れた本殿も神主が再建しちゃうよ…と思っちゃいました。
だから、代々伝えられている文書も差出人がやたら偉人で凄いんですよね。
伊豆の地殻変動を祀ろうとした古代の人々…日本人にとっての信仰のルーツを感じる場所でした。


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