Land of Riches


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 2014年12月31日(水)   はしごを外す 

Whereof one cannot speak, thereof one must be silent.

毎年恒例、大晦日企画がやってきました。
しかし、これほど選出に苦労した年はありません…ほんの半月前までは
「印象的な出来事3つもない、BestとWorstの2つで片付けよう」と考えていたくらい。

今年何をしていたのか?
10月末にも同じ疑問を抱いて振り返りました。

ついさっき、twitterで、何を見ても既視感があって新鮮味が感じられなくなったら、
ターゲットに対して文句を言う老害でしかなくなったのだから、そのジャンルから
すっぱり引退すべきというツイートを見かけ、うなずけるところがありました。
新しい世界をカルチャーセンターあたりに求めようか、という考えも浮かんでます。

寄稿2回新刊2冊、サウンドシアター2回観劇etc.何もなかったわけではないのですが、
充実感や興奮を覚えるような年ではなかったのかな、と思います。
(10月以降の、跡部とアーチャーに引きずられての出費は嫌いじゃないです(笑))

ちなみに年始の抱負は「会いたいと思える人を増やす」でしたが、未達でした。
趣味を通したつながりは“知り合い以上友達未満”が一番“ラク”ではないかと感じるのです。

あと、ジャンルも完結したものならば“お気に入りの本を何度も読み返す”ように
浸っていれば済む話ですし。同好の士はなかなか見つからないかもしれませんけど!

うじうじしてても仕方がないので、本題行きますか。
いや、本当に今年は過去最高につまらないセレクトです…。

第3位:山雅のシーズンパス未使用

最初に断っておくと、別にアルウィンに行くのが嫌だと意識的にチョイスから
外していたわけではないのです。無意識で避けたくなるような事象は、
過去の…特に入場者数を更新するレベルのアルウィン(結局、今季はそれすらも
更に上回ったはずですが)であれこれ味わっているのですけれども。
人が多すぎて、当日あずさで向かう私は最上段で人の隙間から立ち見しかできない、とか。
↑そう気づいたのは、12月後半になってから

山雅の試合はアウェーで良く見ました。ロングアウェーも多数。
数が少なくても、本城のメインスタンドみたいに火種がひそんでいたりもしますが。
観光するタイプじゃない、松本には行ったことのないカフェがたくさんある…と言っても
もうそろそろ未知要素が全くない遠征では食指が動かないのかもしれません。
そういう意味では、ufotable cafeの存在は大きいですね(苦笑)

相手クラブにばかりお金を落として、という批判は受けずに済みますし、
気持ちだけは常にアルウィンに、とは自ら口にもしてきたのですけれど。

2013のプラスティックカードにはサインをもらったので、職場のデスクへ
放り込んで(!)いますけど、2014のカードは先週末のプチ断捨離で処分してしまいました。

第2位:西が丘でJリーグ観戦

珍しくblogを書く程には興奮した試合。選手との距離は大事です。
そういう意味では、等々力はトラックがあって遠いですね…。

ただ近いのみならず、思い出深い西が丘だったからこそ、というのもあります。
勝てなかった9月を終え、10月最初のゲームが他のスタジアムで開催されていたら、
山雅はJ2自動昇格を勝ち取れなかったのではないか…と感じています。

第1位:船山さんフロンターレ完全移籍

2つしかないよ…とぼやいていた私を一刀両断、完全粉砕してくれたのがコレです。
いや、移籍に反対だと言いたいわけではないです。ただ、結果として…こうなったので、
今年見た山雅の試合について語るのが非常に難しい(正確には、意義を感じない)のです。
昇格DVD予約しなくて良かった、って率直に言ってしまうくらいに。

今年の冒頭引用は、ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」の有名なラストですが、
真っ先にこれが浮かびました。はしごを外されたのは誰だ、というのはさておき。

こうやって3つ書いてみれば、見事に全部山雅(というか船山さん)ネタでして。
今年はユースも夏の全国逃したり、いろいろ他ジャンルの用事と重なって
プレミア観戦数が少なかったり、他のご贔屓さんが余り試合に絡めなかったり、
ぶっちゃけマイナスの思い出は、発掘しようと思えば、まあまあ出てきます。
ワーストは10月末時点と変わらず、見事な空振りだった裾野ですけど、
他にも熱中症で布団にてのた打ち回るオチになった東洋大Gとか、
相変わらずスタンドの空気が宗教的圧迫感(←頑張って美化表現してみた)な日立台とか。

潮時だと感じつつも、それでも花を咲かせる未練(!)に引きずられて、
2015年もぼっち観戦を続けるのかな、とぼんやり思っています。
どのジャンルであっても、原動力は「後悔したくない」という中3で得たトラウマなのです。



ネルシーニョ体制(私的には“固定メンバー”と同義)が終わったレイソルトップ。
新監督はアカデミーと縁が深すぎる人ですが、新しいトップの戦い方は
2月にならないと見えてこないのかもしれません。もし、レイソルの見られ方が
こんな風になったら私は日立台へ行きたくて仕方なくなるんじゃないか、という
予想は一つ立てているのですが(それは世間の大半の人にとって快い状態ではない)
実際、どうなるかは分かりません。私も新人監督の動向予想は大抵外すし!(苦笑)

数年前までは、観戦数を減らすと、割と言葉にしてましたけど、
着実に減りつつある(はず)現状では、減らすという意識漬けすら緩やかです。

見たければ見る。
欲しければ作る。
行きたければ行く。

ただそれだけ。本当はシンプルなはずなのです。



2015年は、自分にも、周囲にも、悪口を、汚い言葉を、浴びせずに済む年になりますように。
とりあえずは、無事に4月を迎えられますように。
4月以降については、仕事を含め、何も考えられない状況です。
(だからこそ、今年、もうやらないと言ったことを掌返しでやったんですし。
 定期的な収入があるうちに出しておこうと)

キャンプ行けなくなったから、温泉1泊2日も悪くないかな、と思いをめぐらす今日この頃。


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