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 2013年12月31日(火)   「実現して当然の事だ。目標なんて言葉で、逃げ道を作るつもりは無い」 

タイトルは割と最近知った学プリ跡部様発言です。親愛度普通時での夢の話題、かな。
なんでも努力を積み重ねれば実現できると信じている跡部様には、夢という概念はないのです。

さて、毎年恒例大晦日企画。今年は結構悩みました。と言いますのは、
年々サッカーについて語るのが楽しくなくなってきている…テニプリ等
二次元は裏切らない、という言葉を実感する一方となってきています(苦笑)

twitterでよく、サッカーの良さが分からない、と呟いてますけど、
何試合か見に行けば、一つぐらいは楽しめる試合はあるんですよ。
ご贔屓さんの試合は、行くこと自体は嫌いじゃないし、楽しみでもあったりします。

でも…見たものやサッカーについて語ること(≒他人と分かち合うこと?)が
楽しいとは思えなくなってきました。自分の見方が矮小化されていて、
誰かと分かち合うのが難しいと頭でも分かってきたし、感情的には独占欲で無理(笑)
だから、本当に印象深いことは、手帳のフリースペースに殴り書きして終わり、になります。

あと、嗜好の狭さ以外では…あまりにJリーグって夢、というか
目指したいと感じさせる要素が薄れてきていると考えています。
全社で盛り上がっていたレノファサポを見て、昇格すれば幸せになれるって
思いこめているうちが一番幸せなんだ…と感じてしまうぐらいに。
(Jでは熱量がある山雅を見に行っていても、こう考えていることはあえて記載しておく)

とにかく金、金、金になってしまうのです。二言目には金。それも足りないって意味で。
なんで今年は特にそんな金欠話題だらけなのかと思ったら、ライセンスのせいですね。
健全経営できないとライセンスが剥奪されて、Jリーグにいられなくなってしまうから。
保険会社もサッカークラブも、歴史的には歪んだ会計に帰結するとアホなりに思うのですが。
(本業で黒字にしようとする保険会社…考えてみたら訳が分からない)

前にも少し書きましたが、生活水準を維持するために、選手はサッカーレベルを犠牲にして
東南アジアへ脱出する動きが強まっています。行ける選手はヨーロッパへ。
専大から直接ドイツのクラブと契約する選手が現れたことは、
日本サッカー関係者は教訓として重く受け止めるべきではないかと考えています。

そろそろ本題行きましょうか。まずは選外になったネタ2つについて。
1つはレイソルユースでもOB会が開催されるようになったとtwitterで伝わってくること。
そもそも選手の日常をブログよりも近くから見ていられるtwitterという
ツールがあってこそなんですが…卒業したらお互い連絡も取らないという世代を
知っている身としては、こんなことですら感慨深いです(苦笑)
OB会が昔からあるヴェルディやFC東京に嫉妬してましたから(笑)
レイソルアカデミーで良かったと思える理由は、一つでも多い方がいいですから。

もう1つの選外ネタはナビスコ優勝。これ自体はおめでたいことなんですけど、
工藤さんをアイコンとしてレイソルがしれっと育成型クラブへ衣替えの最中なのは、
喜んでいいのか微妙です。というか、育成型≒節約だという風潮が悲しいです。
育成にだってお金かかるのに、アカデミーコーチの人件費とか言われると…!

TPOによってはスタンディングを強要されたり、日立台もJでは珍しくない
精神修養の場に変容しつつあるのだな…と悲しくなっています。
Jリーグのサポーターは、なぜか一般的には楽しむことを許されず、
クラブに対する自己犠牲を強要されるような雰囲気が常識となっているのが解せません。
単純に楽しむためだけにスタジアムへ行くことは許されないのでしょうか?

第3位:全国社会人サッカー選手権@長崎県雲仙・島原

怒濤の10月を招いた主要因である大散財ツアー(泣笑)
どう考えてもタクシーで片道2000円以上近くかかりそうな会場が指定され、
いつもの私なら諦めてもおかしくないシチュエーションでしたが、
柳澤さんが長崎でプレーするのを楽しみにしているとwebに載った風の噂で知り、
これは行くしか…といろんなものを自分なりに我慢して行きました。
我慢とか言いながら大赤字の装丁丸投げはなんだったんですかね〜(自嘲)

試合自体は、見られて良かったです。国体決勝以降の岐阜セカンドは、
私にしては久々に、他人に観戦を勧めたくなる域のサッカーをしてました。
社会人は内容無視、とにかく勝って上へあがることにしか価値を見出せないチームも
少なからずあるので、選手個々のブラッシュアップを意図したサッカーは
異彩を放ち、ちょっと大仰ですが美しくすらありました。

ただ…そんな岐阜セカンドは、地域決勝を金銭的な理由で辞退しています。
これが今年最高に不条理で解せない出来事ですね。いいサッカーで結果も出している、
でも環境的な要因で上がることができず、その座を他の「敗者」に譲っている!

理不尽が最もあふれたカテゴリーは大学だと経験で感じていたのですが、
社会人サッカーはもっとひどいのかもしれません。社会人はここ数年で
足を突っ込み始めたばかりなので万事が勉強ですけど、それにしても…。

あと、長崎のサッカー熱…V・ファーレンの躍進は、国見高が積み上げてきた
歴史抜きでは語れないことを知ったのも良かったです。高校サッカー、侮れません。

第2位:岐阜県成年男子、東京国体優勝!

あ、また柳澤さんネタだ(^^;
なんだろ、柳澤さんが優勝する場面を見たことなかったから、その喜びも
選んだ要因には当然あるのですが、それよりも、そんな姿を見るために
前日午後になって休みを取りたいと言い出した自分が印象的、だったのかな。
そこまでして、どうしても見たいと思える試合に遭遇したのが、久しぶりだった、から。

初戦を野津田で見た時は、そんなに良いサッカーとは思えなかったのですが、
人間はどうしても実力の発揮度合いをシチュエーションで左右されるのだと、
勝ち進んだ者にしか立てない舞台があるのだと、再確認させられた大会でした。
(これを経験すると、Jのプレーオフも否定できなくなってしまうのです。
 山雅だって、プレーオフがなかったら、終盤戦もっとグダグダだったでしょう)

もう柳澤さんはプロではないので、そのパフォーマンスに不満を覚えても、
それを高らかに主張することなど、webの殴り書きですらはばかられます。
既に、サッカーをしていること自体がもう奇跡で、貴重で、ありがたいのです。
だから、今望んでいいのは、ただ彼が、楽しそうに…昔と、学生時代と変わらず、
楽しそうにサッカーしている笑顔が見られればいい、ということだけなのです。

第1位:背番号10というJリーグに40人しかいないうちの一人が…

最後はコレ。出来事と呼ぶのも変な感じですけど、とてもありがたい…幸せなことでした。
私が誇ってどうするんだ、とは自分でも感じるんですけど、船山さんは私の誇りです。
悔やまれるのは、4月の練習見学でユニフォーム忘れたことですよね…(遠い目)
山雅のユニフォーム、来年からデザイン変わりますし。

年末には、まさかのエルゴラJ2 MVPに選出。当該記事でJ1へのステップアップ願望を
明らかにされ、山雅サポを動揺させながらも、結局は契約を更新。
(私も値上げされたシーズンパス更新しました。今年が安すぎたんです!)
昔と違って、直接お話ができる機会が少なくて、どうしても外野の勝手な推測に
振り回されるんですが、なんだかんだありながら…自身を磨きながらも、
船山さんの根本はずっと変わってないんだと感じてます。それが嬉しいです。

レイソルアカデミーを見始めて、10年経ちました。
本当にいろんなことがありましたけど、接する距離の変化はありながらも、
何もかもを受け止めて、ここまで歩いてきた自分を少しだけ褒めてあげたいです。

ご贔屓さんでは、船山さんの他に仲間さんも更新していて一安心です。
見るたびに試合内容が悪化していた今年のロアッソ…来年は今年以上に
金、金、金になってしまいそうで、今から胸が苦しいのですが…。

環境がどうであれ、自分にできることは試合を見に行ってあげることだけなので、
それだけは2014年も続けていければいいと考えています。それでは、良いお年を。


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