Land of Riches
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2012年12月31日(月) |
何がこんなに俺を熱くさせる? |
毎年恒例、大晦日企画のお時間がやってまいりました! 2012年のタイトルは、下半期をぐちゃぐちゃにしてくれた 「テニスの王子様」跡部景吾様のデビューシングル"CROSS WITH YOU"より拝借しました。
この曲だって、5月に久々のシングル("俺様の美技に酔いな")が出た直後にあった 『跡部景吾の生放送』で流れた際は、良さがそんなに分からなかったのに…。 Fate/EXTRAで「なるほどSUNDAYじゃないか」の元ネタが分からなかった日が そんなに遠い過去でないことを思い出すと、感無量です(笑)
「期待は誇りだ。それを重圧と思う奴は器じゃねぇだけだ。違うか?」
これ、最後の一言、すごく優しく言うんですけど…ファンブックでも、 200人の人心を掌握できる者はそうそういないと紹介されている跡部様。 それを実体験で知っているだけに、深く頷いてしまうんですよ。
フィクションの世界に生きる跡部様は、最新設備が揃っている合宿へ ほんの数日間参加するだけで、すごい実力が伸びてしまうんです。 現実のスポーツでは、練習したら右肩上がりとは限りません。 むしろ、練習してやっと惰性による下降が防がれるというくらいかも…。
2次元は、所詮3次元=現実の逃避先として投影されたものなんだと、今更、思います。 さて、そろそろ本題行きましょうか。今年は復習抜きで突入しましょう!
最初にお断り。今年は純粋にサッカーのみでTOP3です。 10月くらいから連呼してますが、今年はサッカー以外でも楽しい思い出が 非常に多くて、ジャンル問わずにすると2桁突入しそうなんです(笑) #TYPE-MOON fes.やufotableのハシゴ、ビッグサイトデビューetc.
一応ここは全世界公開日記だから、それを考慮して、おとなしくサッカーのみにしました。 なお、選出は日立台人工芝でユースの試合見ながら30秒かからずに終了しました(爆) こんなに早く決まったの初めてじゃないでしょうか。それだけ充実してたんですね。
第3位:5/6・松本山雅vs湘南ベルマーレ、船山さんバースデーゴール!
サッカーはそれなりの年数見てますが、今年初めてシーズンパスを買いました。 山雅の自由席は18,000円ですから、Jにしては安すぎですけどね…(来年もまさかの値上げなし)。 購入を船山さんに告げた御殿場の寒さを、今でもはっきりと思い出せます。
御殿場で、アンダーエイジかと見紛うような基本的な内容(守備時の体の向きなど)を 反町監督より指導されていた山雅イレブン。開幕直後は、覚悟できていた通りの 惨い内容をピッチで繰り広げていたのですが…4月の熊本で、生まれ変わった姿を見ました。
そもそも、船山さんは開幕時点ではレギュラーではなかったんです。塩沢さんも。 その後、二人は努力に裏打ちされた結果を出して先発に定着します。 前半戦は、とりあえず塩沢さんへ放り込んで…というのも多かった覚えがあります。 そう書きながら、それが少し遠い昔であることを、素直にすごいと感じます。
山雅の試合は、今年の私には数少ない、見に行くのが純粋に楽しみなカテゴリーでした。 船山さんが努力していること、船山さんが結果を残していること、 そして…船山さんが山雅のサポーターに愛されていること。それらが確認できるから。
レンタル移籍する少し前、壬生で、自分にファンなんかいないと言っていた人。 それが今では、スタジアムへ行けば老若男女が32番を背負う山雅のエース。 嬉しかった試合を書き出したらいっぱいあるんですけど、 一番ゾクゾクした、自らを祝うバースデー弾をチョイスしました。 これ、湘南の攻めをどうにかしのいで、後半40分に生まれた一発だったんですね。 もうちょっと踏ん張れたら、夢のお立ち台だったのに…それだけが悔やまれます(^^;
誕生日に点を取ったこと、あのタイミングで。それも嬉しかったです。 でも、それ以上に…船山さんが点を取ると、アルウィンのアウェー席以外ほぼ全てで、 みんながタオマフ振り回しながらsee off歌うんだって光景が、神々しくて。 すごく尊いものを見られた気分になって、感動したんです。
最終的には投票のお陰でアウォーズにまで出席した船山さん。 でも、いつも、コメントは自分のパフォーマンスに満足してなくて。 だから安心できるんです。船山さんはまだまだ上を目指してくれる、と。
第2位:9/8・天皇杯2回戦、日立台ダービー
「日立台ダービー」って表現を初めて耳にした時は、違和感あったのに…慣れって怖いです(^^; 日立台のオーロラビジョンにレイソルのエンブレムが二つ並び、 両ゴール裏が同じちゃんとを歌う、不思議な空間。それを過去の経験に例えるなら 華試合というか…ファン感で組まれそうなカードでした、レイソルトップvsレイソルU-18。
千葉県予選をPK戦でくぐりぬけ(PK戦に滅法弱かったのも過去の話か)、 1回戦ではヴェルフェたかはらを下しての、堂々のJ1クラブとの対戦となったU-18。 勝ち上がればトップとの対戦、というトーナメントになったのは昨年に引き続き。 しかし、タイトルを獲得し、プリンスリーグでも激闘を続けてきた今年のU-18は かつてのレイソルU-18が対戦相手に認めて歯噛みばかりしていた“戦い方”を 知ったチームであり、大人相手にも遜色ないバトルができたのでした。 (インカレで見た、決して戦い方を変えない仙台大は、昔のユースに似ている) …つまり、2位は、むしろ、1回戦として書かねばならないのかもしれません。
真剣勝負なのだろうけれども、鍔迫り合いと表現するには違和感が否めない。 不思議な90分を過ごした日立台でした。嬉しかったし、楽しかったけど、 何かが違うというか…公式戦での対決がどれだけスペシャルだったかは、 後日、日立台野球場での同カードTMを見た際に痛感しましたけど。 (練習試合は、どうあがいても所詮、練習試合なのである)
魅力的かはともかく、叩き出した戦績は歴代最強で、人々の耳目を集めた今年のU-18。 しかし、アカデミーの目標がタイトル獲得ではなく fresh forces into the top であるのは どれだけ達磨さんの革命が進行してきたといっても、変わりないところで。
仙石キャプテンの代の選手にも言えたことですが、選手の真価が問われるのは卒業後。 あの代の選手は、もはやレイソルに残っているのは一人だけ(天皇杯の準々決勝・準決勝と ゴールを決めている工藤さん)で、他のメンバーはそれぞれの道で輝き、 あるいはおのおのの道で苦しんでいます。自分にできるのは、どうなっても、 変わらず、見守り続けることだけなんですけどね。だから、ぶれません。 見守ってるだけ、それは日立台にいる頃から、ずっと一緒です。どの代も。
第1位:8/4・レイソルU-18、クラブユース選手権優勝!
2位と1位は甲乙つけがたいんですが、やはりタイトルの重みで、こちらを1位でチョイス。 レイソルU-18の悲願といえば、ちょっと前までプリンスリーグ参戦と 全国大会制覇だったんですけど、とうとう両方成し遂げてしまいましたね。
この大会を制するに際しては、群馬の酷暑(でも来年も群馬開催決定だそうで)から始まり、 抽選で当たりを拾った下平監督の強運など、いろいろあったんですけど、 ファイナルでも先制されながらロスタイムで逆転勝利をもぎ取るなど、 どんな理由であれ掴み取った…与えられた戦いへ、リーグ等で培った全力で 挑んでいく選手たちに胸打たれました。この大会後、日立台ダービーもあって ユースの観客数は増えたと感じていますが、できたら皆さんにはこの大会を見てほしかった…。
決勝で特筆すべきは、勝ち越しゴールを叩き込んだ木村くんが、ゴール裏に陣取った 後輩たちへ駆け寄ってきたことでしょう。駆け寄るシーンを見て、工藤さんが かつて同じ三ツ沢で行われたセミファイナルのゴール後にダッシュしてきたのを 思い出してジーンとなったんですけど、選手たちも同じだったようで。 そう、優勝を掴んだ彼らは、あの時、ゴール裏にいたU-15の面々だったのです。 木村くんが走ってきたのを見た後輩が、近い将来、また夢を見せてくれるでしょう^^
Jリーグアウォーズで最優秀育成クラブとして表彰されるのが、これからの目標です。 いや、U-18だけで決まることじゃないんでしょうけれども…まずは、今年、 最後まで可能性に食らいつきながら手の届かなかったプレミア昇格でしょうか。
ユースを見始めて10年の歳月が経過したわけですけど、卒業生が海外クラブより 実力を認められてオファーされたり、トップチームのスタメン中5人が卒業生だったり、 最初のころには想像もつかなかった景色を、彼らは見せてくれています。 レイソルはアカデミー卒業生を軸にしたいと考えている、その指針が トップのサポーターの間でも、知られるようになってさえいます。
いろいろ見すぎて、知りすぎて、純粋に楽しめなくなった面があることは 否定しませんけれど、唯一義務感を持って見ているチームであるレイソルU-18から 完全に離れてしまうことは、まだまだできないでしょう。見る人も増えたから、 自分とその人たちを比較して、いろいろ摩擦を感じることもなくはないけれど、 私は私が見たいように、ずっと見ていければいいなと、2013年もそうありたいと思っています。
…はあ、かかった時間の割には、文章量は少なめでした。 そうです、時間がかかったのは、作業用BGMとしてチョイスした動画に見とれたから(自爆) Fateでは3月発売予定(本当に今度こそ?)のCCC待ちです。期待せずに(苦笑) テニプリは9月のフェスタ@武道館へ行ければいいな、と思っています。 やっぱり諏訪部さんはすごい人なんだな、と今年も感じさせられること多々でして。
こんな感じで好きなように生きている私ですが、来年も生暖かく見守って頂けましたら幸いです。 それでは、良いお年をお迎えください。アデュー!
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