Land of Riches
Index|Before|After
2012年11月09日(金) |
六角中の新入生歓迎会はロミオとジュリエット。 |
「母上、何かご用で?」 「ハムレット、父上は大変ご立腹です」 「それは母上の為では?」 「どうしてそのようなもの言いを」 「どうしてそのようなおっしゃりよう」 「お前はこの私をお忘れか?」 「とんでもない。忘れるものですか。お妃にして、夫の弟の妻、しかも あるまじき事に我が母上」
『学園祭の王子様』劇中劇として、登場人物達が演じるハムレットの一幕。 14歳前後の登場人物が6人集まって、ハムレットのあらすじのは知らない1人だけって、 テニプリってどういう世界だって改めて思いました…私が文学部卒失格なだけ? (ちなみに主人公もギリシア神話が好きだからって、中2にして自由履修科目で ギリシア語をチョイスする化け物。ギリシア語ペラペラの14歳跡部いいんちょに 使わなくなった辞書を譲ってもらうというトンデモエピソードが)
会社の隣にあるBOOK-OFFで岩波文庫版のハムレットが105円だったので、 日本語訳ですが(洋書を原語で読むのが趣味という設定の跡部いいんちょには 「詩集なんてものは、原文で読まなきゃ良さがわからねぇからな。 お前も早く読めるようになるんだな」という迷言がある…泣きたくなった) 買ってきて読んでみました。上で取り上げたシーンは第3幕第4場でした。 パッと読むと全く意味が分かりませんけど、ちゃんと順番に読んでいたならば 二人が言う「父上」が違う人を指していることが分かります。 ああ、こういうのが教養足りないってヤツなのね…。
学生時代、もっと勉強しておけば良かったです。 いや、そうやってぼやいてる暇があるなら、今からでもやれって話ですが。
だって常に、今が残りの人生で一番若いんだもの。
|