Land of Riches
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2012年06月14日(木) |
Project Itoh |
ジークレフで買った水出しローズペコーがおいしすぎます(挨拶)
しかし無印で買った冷水筒は1リットルサイズだから、 500mlでティーバッグ1つと指定されているローズペコーは、 あっという間になくなってしまいます…先日の断水騒動の際、 実家からミネラルウォーターを3箱送ってもらったので、 その有効活用として水出し紅茶始めましたが、この味を覚えてしまったら もう無印の茶葉には戻れない悪寒。いや、ホットティーでも割と コストパフォーマンスいいと思うんですけどね、無印良品。
昨夜、吉祥寺へ行ったのは、スポーツバーで山雅の試合を見るため。 飯尾さんらと後半開始前、身振り手振り交えて真剣に話し合う船山さんは、 切れのいい動き以上に格好良くて、早く松本へ行きたくなりました。 しばらくは月に一度が精一杯です。アルウィンのナイターは 雰囲気いいとは聞きますけど、帰ってこられないから、今月末も 朝6時台のスーパーあずさで新宿まで出勤してくるという贅沢…。
試合が楽しみだなんて、幸せなことです。 先日、豊田スタジアムのサブグラウンドで見た「悪夢」ときたら…。
あの前夜、刈谷に泊まったんです。ホテル代の安さに惹かれて。 ここ数年、Jユースカップの遠征で良く訪れている街ですが、 電車で降りたのは、幼少期、父親に連れて行かれて以来でしょうか。 当時、刈谷があまりにも遠くて(子どもの時間軸的に)うんざりしたのを 思い出しました。刈谷の街自体は記憶に残ってませんけれども。 …工場が多いせいか、若い男の人が夜、たくさん呑みに出てました。
刈谷駅前のバローに「本の王国」という書店がありまして、 そこのPOPがキュートかつ本への愛情あふれる、素晴らしいものでした。 おそらく女性店員さんが作ったものだったと思われるんですが、 それに惹かれて『虐殺器官』と『ニューロマンサー』を買いました。 どっちも今更感あふれるSFです。非常に面白かったです。 特にニューロマンサーは2回目の読了でようやくストーリーが分かったという。
『虐殺器官』の作者は、34歳の若さでこの世を去っています。 今、通勤電車では同じ伊藤計劃さんの『ハーモニー』を読んでます。 どちらもSFと分類されており、実際、現実世界では実現するとは まだまだ思えない技術がたくさん出てきますけど、描かれている問題は 「今現在」に深く根付いていて、ぐっと引き込まれます。 …SFもファンタジーも設定の道具であって、フィクションは、かくあるべきだと思います。
「平和的解決は…まあ、諦めて欲しい」 これは、Fate/EXTRAのチュートリアル的シーン、保健室で目覚めた主人公へ サーヴァントたるアーチャーが聖杯戦争の設定を説明する時に出てくる台詞です。
ゲームFate/stay nightの聖杯戦争が5回目、もうすぐアニメが最終回を迎える Fate/zeroの聖杯戦争が4回目に当たるのですが、第1回は「戦争」ではありませんでした。 3つの名門が集って儀式を始め…しかしながら、1人しか戦果を得られないと 分かってしまい、独占権を得るために内輪揉めに陥ってしまった、その内輪揉めに 整然たるルールを、ということで組み上げられたのが「聖杯戦争」なのです。
その形式をトレースした月面虚構世界での「聖杯戦争」でも、ゆえに、 最初から勝者は一人きり、その果実を得るために参加者全員が殺し合いを強いられます。 それを自明の理として説明するアーチャー。でも、おかしな話です。 何故、最初から諦めなければならないのか。
平和。善。その究極系の恐ろしさを描いたのが「ハーモニー」です。 生物の生存本能を超えた…ゆえに実在しない、フィクションでしかない世界。
善が悪より…生存本能の総体が虐殺に突き動かしているアーチャーの設定より ずっと酷いものが、穏やかな設定の下に描かれているのです。 なんという恐ろしい…フィクションの強さ、ペンの恐ろしさ。 どうしてこんな話が書ける人を、神はすぐに召してしまったのかと。
…久々なのでダラダラ書きすぎました。 ええ、ご想像通り、書かなきゃいけない、締め切りがあるモノから逃げてます(!)
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