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2011年12月25日(日) |
【観戦雑記】インカレ準決勝:明治大vs慶應大 |
2011年の観戦納めは、西が丘でのインカレでした。 豊嶋さんがスパイクを脱ぐのは分かっていた(インカレ企画のI play for...でも 「Last Football」と書いていた)ので、少しでも長くプレーを見たかったのです。
ずっと慶應がパスを回していたのに、先制したのは明治でした。 右サイドからの地を這う折り返しを岩渕さんが流し込んだのです。 慶應は回していると言っても、回しているだけでフィニッシュに至れないという、 ポゼッションサッカーの手段と目的を履き違えて陥る「悪い試合」の典型でした。
ゴールへ迫っても、より高い確率を欲して横へ送ってしまう慶應に対し、 明治は機を見ては強引に抜きに行ったり(成功するかは結果論で、別の問題) 少し長めでも打ってみたりと、シュートなくしてゴールなしを理解していました。
結局のところ、明治には過去数年(現在の上級生が下級生だった頃)に 勝ち進んだ経験が染み付いていて、その勝負強さが発揮されたと言えるでしょう。 慶應のアタック、ラストパス前に摘まれてしまったシーンも多かったですし。 摘み手の一人として、右SBの豊嶋さんが身体を張ってラインへ追い込んだり、 シュートをクリアしたりときっちり仕事をしていたのは嬉しかったです。 プロへ進む宮阪キャプテンや代表の丸山さんは、もっと効いていたんですが(^^;
またアタックでは、長身ストライカーの阪野さんが、時には二人へ挟まれても 強引に反転して抜けてしまうなど強さを発揮。一番前でボール保持してくれると、 後ろの人間は非常にやりやすいと思います。FWの評価は、ゴール数と言えば それは間違っていないんですけど、異なる面でも差異は確実にあります。
終盤、梅内さんが右サイドから鮮烈に決めて勝負ありと思われたところで、 アディショナルタイムに慶應のクロスをGKがはじききれず、藤田息吹さんが 根性発揮し“身体でねじ込む”反撃もありましたが、勝負はシュート意識の差で分かれました。
これを書いているのは2012年なので(…)ファイナルには肉離れしてしまった 豊嶋さんが出場しなかったのは知っているんですけど、2010年のシャツに 寄せ書きされたものをアンダーとして着用していた豊嶋さんに胸打たれました。
4年間お疲れ様でした。Iリーグ時代から一緒に走り抜けられて、嬉しかったです。
2012.1.10 wrote
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