Land of Riches


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 2010年12月31日(金)   What is this song? 

そのツギハギだらけの手で救えるものはあったか?
お前が口にする、誰もが幸福になれる結末はあったのかね?
訊くまでもなかったな。
所詮、人間は自分しか救えない狭量な生き物だ。
他人が救える事も、他人に救われる事もない。


毎年、大晦日企画の冒頭は、その年のテーマからの引用です。
1回だけマンガからですが、あとは歌詞ですね。
で、2010年は当然のように、アーチャーのセリフが来てしまう…と(自爆)
いろいろ、Fateに汚染され過ぎました。
一番ひどいのが、熊谷くんに剣、相馬くんに弓、山中くんに槍を持たせる三騎士呼ばわり!(笑)

これ以上語っても墓穴を深くするばかりなので、さっさと本題入りましょう。
最初に断っておきますが、練習見学でのエピソードは載せられないので選外となっております。
そういう意味では、「市貝」と「6月の北部グラウンド」の抜けている以下は、厳密なTOP3ではありません(え?!)
では、いってみましょうか!

第3位:12/4・宇都宮市内某所にて財布を落とす

…って、いきなりピッチ外、どころかサッカーと関係ないし! 企画の趣旨踏み外してない?!

栃木SCとサガン鳥栖の“直接対決”を最終節に持ってきた、今季の日程くん。
日程がリリースされた頃から、本当に楽しみにしていました。
この試合へ揃って出場するために二人の今季はあったと、私は勝手に思っているぐらい。

移籍&プロ入り1年目、(良くない意味で)凄まじい環境へ飛び込んだ柳澤さん&船山さん。
本当に辛かった…当人たちもでしょうが、空振りを繰り返した私も、とにかく辛かったです。
なにせ、遠くへ行ってしまうと、同じ空気を吸うのにもお金が半端なくかかる…。
特に栃木SC絡みで組んだロングアウェーツアー(5月の愛媛、6月の鳥栖)は泣けました。
いや、愛媛ではグラウンド巡りなど、多くを学びましたけれども、学校へ行くのが主目的ではなかったので。

今年のTOP3は全て10月以降の出来事なんですが、それは二人の出番が終盤に偏っていたからです。
ともかく、ピッチでのマッチアップは実現しなかったものの(それは2011年への最大の宿題!)
共に出場できるまでには達したのです。すごく嬉しい締めくくりでした。

それで気が緩んでしまったのか、帰りに石田屋のやきそば&二荒山神社へお礼参りに行ったんですけど、
この間に財布を落としてしまいまして。何がひどいって、移動だけでなく買い物でもSuica依存著しい私は、
財布がなくなったのに気づいたのが、翌日、地域決勝を見に行った市原臨海だったのです!!
(行きも帰りもタクシーへタダで乗せて下さったCさんには頭が上がりません。心から感謝)

電話で柏警察署へ届出したものの、最後に財布を見た場所(神社)から移動した距離が長すぎて、望み薄でした。
それからいろんなことがあり…再発行依頼した物のうち、最後の一つを受け取ったのは、昨日(12月30日)でした。
紛失届より再発行が大変だとか、現金の落し物は拾った方に5〜20%の謝礼を支払う義務が法律で定めされているとか
(当事者同士で交渉。今回は拾った方が固辞されたので特になし)世の中、緻密に出来ていると知りました。
というか、お金並びにその代替物は、本来「手段」のはずなのに、人を狂わせる対象と認定されているのだ…と。

これまで生きてきて最大の人生勉強でした。もう二度としないように…と言いつつ、師走の東京駅で携帯いじってたら
怪しい風貌のオジサンに「そんなんじゃ財布抜かれるよ」と警告?されもしました。私、やばいかな。

第2位:11/20・サガン鳥栖vs柏レイソル、柳澤さん古巣へ挑む!

今だから書けますけど、6月の柳澤さんは内臓疾患?でまともにトレーニングもできない状態でした。
痩せ衰えた姿を目の当たりにして、正直…諦めかけた時期もありました。ファン失格ですね。
秋が深まるにつれ出場時間を伸ばし、評価も高めていった柳澤さんは、笑顔で古巣とぶつかりました。
やっぱり、柳澤さんは、ニコニコしてないと、楽しそうじゃないと、柳澤さんじゃないと思うのです。

しかし、私は一つ、大きな勘違いをしてしまいました。
私が柳澤さんのプレーを見られたのは、4月の(SS席を当ててしまった)日立台も含めて、古巣戦ばかり。
戦う男の顔もできるのだと気づけたから…最終節の栃木SC戦は行けて良かったと思うのです。

あと、ベアスタでは比嘉さんのレイソル姿を目に焼き付ける…という悲願(!)も達成できました。
レイソルがサテライトの試合をなかなか公開してくれないので、今年はなんと2試合しか見られず。
この時点で、ロアッソの練習へ参加したと報道されていたので、覚悟は決まっていたのです。
結果としては、ロアッソへ行ったのは同期の武富さんで、比嘉さんは芳賀さんのつてを頼って秋田へ。
来年はJFLにも力を入れることになりそうです。パルセイロも(やっと)JFL昇格しましたし!

第1位:10/2・柏レイソルvs栃木SC、船山さん日立台へプロとして凱旋

私の誕生日翌日に組まれた、これも日程くんのGood Jobでした。この日は自腹切ってのSS席でした!
しかも、あれやこれやで、まさかの船山さんプロ入り初先発。緊張していたそうですが、惜しい場面もあり。
(天皇杯ガンバ戦でのプロ初ゴールを見られなかったのは、惜しいけど、地団駄踏むほどではなく。
 船山さんと柳澤さんを天秤にかける、それが私が何よりも許せない事象なのだと悟った日でした)
リンク先エントリの冒頭に登場するレイソルのクラブスタッフは、ジャーマネのMさんです。
笑顔でハグする二人をすぐ上で垣間見てしまって…試合中のどのシーンよりSSで良かったと思いました(殴)

栃木SCはオフに補強を順調に進めていて(資金源がよく分からない…そんな金があるなら練習環境を、と思ったり)
船山さんの2年目は今年以上にタイトになるのでは…と思ったりもするのですが、それでも、船山さんも柳澤さんも
無事に新天地で契約更新に至って、心から安堵しているのです。プロになると、毎年冬が来るのが怖くなってしまう…。

…結局、3つとも(?!)ご贔屓さんの中のご贔屓さん、最愛の二人絡みになってしまいました(^^;
二人にとって下積みが長かったシーズンだけに、地味だの印象が薄いだの言ってますが、
思い起こせば、RITSとか筑波とかRITSとかア式とか(大事なことなので2回言いました)
見られて嬉しかったチームもいろいろあるのです。特にRITSの篠原さんは…見られて、会えて、本当に良かった!!

あと、オフの選手大移動にも鈍感になってしまっている私にとっての基盤、ホームチームである
柏レイソルU-18は、3年生が…こんなに愛おしく感じたのは1987年組以来じゃないかと思うぐらい
愛しくて、見るのが楽しくて、うきうきしながら通えました。秋以降、仲間くんが変貌してからは一段と。
昨夏、川浪くんにワンマンプレーを「ハヤト、仲間がいるだろ!」と諭された選手と同一とは思えぬ程、成長しました。

2010年を一言でまとめると、見たいものを見る、見たいから見る…と開き直った年でした。
レイソルTOPはほぼ放棄(菅沼さんが磐田へ行ってからは余計に)してしまい、J2や大学をふらふらと。
傍から見れば一貫性のない行動だったでしょうが、そんなことはどうでもいいのです。
自分の中で確たる軸が貫けていれば―レイソルU-18と、その卒業生を見守る。それが私のしたいこと。

2009年に誓って、2010年は実践した。だから、2011年も続けていく。範囲は広がる一途だけれど、
日立台の人工芝で彼らからもらったものに報いるには、恩を返すには、これしかないのです。
変わらないこと、変わらずずっと見守り続けることだけが、唯一、私に出来ることだから。

プロデビュー戦でも着ていた本物

プロになる、それはたくさんの人に見つめられる…厳しい目で評価されるということ。
そして、私よりも近くで、熱く見守る人が増えることをも意味します。
プロとしての第一歩を踏み出した時、そばにいられたのは嬉しかったですが、
天皇杯のように、いつでもその場に立ち会う…ともいかなくなってくるでしょう。

それでも、愛していると、揺るがぬセルフコンフィデンスを持っていたいです。
流され…影響されやすいですから。我ながら。情けないことに。

ますますもって、どこのチームを応援しているのか分からない奴となってきていますが、
こんなのでもよろしければ、2011年もよろしくお願いいたします。
来年はメモリアルイヤーですよ。レイソルU-18が、ついに、プリンスリーグへ参戦するのですから!


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