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 2010年10月12日(火)   ライフスキル 

botのreplyをふぁぼるとは…(挨拶)

いつも(一方的に)お世話になっているライター鈴木さんが奮闘したサカマガに続き、
今週はサカダイが栃木SCスペシャル。私服チェックやら、レモン牛乳関連商品紹介やら、
貧乏クラブをバックアップする物的支援の紹介やら、だいぶ軟派な印象。
監督インタビューも、選手に「ライフスキル」を植えたいという切り口ですし。

最近、ちょくちょく思うのですが。
船山さんが、いくつかあった“らしい”選択肢より栃木SCを選んだのは
「直感」だと、春先の取材では答えていました。その「直感」ゆえに
私はいろいろな、他では替え難い経験を積めているなぁ、と感じるのです。

いや、約1年前、どこへ行くにしても、絶対についていくと明言してましたから、
仮に栃木じゃない道を選んだとしても、それはそれで、そこだけの時間があったでしょうけど。

頑なに自らの哲学を貫く松田監督。選手寮すらない、Jでもかなり劣悪な環境。
自分は前世紀から多くのチームをふらふらしてきたのですけれども、
今年、ご贔屓さん二人が飛び込んだ「栃木SC」「サガン鳥栖」レベルの
チームと対峙するのは初めてで…いろいろと新鮮な衝撃を味わっています。

練習場が固定されないから、見学のスケジュールを組むのも楽じゃない。
先週の市貝(ちょうど水沼さんのインタビューがあった日に行ってました)だって
会場が不明の時点で休暇を申請してますから、自動車免許を持たない私は
下手するとタクシーで大金を積まなきゃたどりつけない場所かもしれないリスクがあるのです。
#市貝の城見ヶ丘運動公園は、真岡鉄道の駅から徒歩30分以上、途中コンビニ等なし。

鳥栖は基本3択で、いずれも芝は素晴らしく整備(それだけなら日立台より上?)されるも、
たとえば北部グラウンドはトイレやシャワーが仮設で、プレハブハウスだって、
松本育夫監督が自腹を切って建てたという話を聞きます。

栃木は練習グラウンドの選択肢を常に捜索中といった感じで、先月からは
見学者のカーナビ用になのか、練習スケジュール全てに、所在地の住所が載るほど。
「時にはシャワーを浴びられない時もある」
水沼さんがインタビューでそう言っています。たとえば、色褪せた
コインロッカーもどきを使わなきゃいけないグラウンドも、見たことがある。

栃木SCへの興味関心が深まっているのは、もちろん、船山さんが試合へ出ているから。
船山さんの才能はボールコントロール技術などいっぱいありますが、
一番素晴らしいのは、努力し続けることができる根性だと、改めて強く思います。
私なんぞが思い描いている以上に、強く、そしてしなやかな人なのです。


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