Land of Riches


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 2010年06月25日(金)   歴史 

川島さんが、ボールの落とし方に細心の注意を払っているように映った。
ベンチに並んで座る川口チームキャプテンと楢崎さんが、彼が少し痛んだ時に映った。
1歳違いの二人が、3大会しのぎを削ってきたのは皆が知るところ。
98年、若い二人の間にいた小島さんが心を砕いていたのは、二人も知るところ。

曲がらないから直接FKは決まらない(特に高地では?)と言われた、ジャブラニ。
そんなボールを叩き込んでしまった本田圭佑さんは凄まじい即席FWで。
2点目を同じく叩き込んだ遠藤さんの喜びぶりは、4年の想いを重ねたもので。

チームの雰囲気は控えが作る、と言ったのは誰だか分からないけれど。
試合終了直後、輪になって喜びを表現する中心で踊っていたのは、稲本さんで。

サッカーはスポーツだから、勝つ日もあれば、負ける日もある。
それは、4年に一度の世界大会だってそうだし、そこへ至るまでの道だってそう。

勝とうが負けようが時は過ぎ去り…感じ取った「教訓」を次にどう生かすかが、
ヒストリーなんだと、歴史は人が代を変えながら紡いでいくものだと感じました。

GLを突破した試合に、出ている選手も、出ていない選手も、
そもそもエントリーさえ許されないサポートメンバーも…歴史を作っているのです。

それが、多くの人が記憶する表層に露出するタイミングは、それぞれだろうけれど。
まだまだ日本サッカー界はプロフェッショナル黎明期なんだとも、改めて思うのです。

それにしても、3点目を決めた岡崎さんは良い仕事をしたし、それを導き出した
本田さんのボールタッチは、リプレイを変なタイミングで入れる映像のせいで
驚くぐらい満喫できたし…2点目を取れないからFWになれないと分析する
本田さんの冷静さは、日本にもこんな選手がいるんだと唸らせるだけのレベルだと思います。


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