Land of Riches


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 2007年08月06日(月)   遠ざかる日々 

センターバック、といえば、すぐに出てくる名前が、鎌田さん、なわけ、で。




夕方、U-17代表本大会メンバーをメールで知り、仕事をやれなくなって退社しました。

城福監督「選ばれた選手、落ちた選手を含めて登録している30名が同じチームだと
思っていますし、韓国にいけなかった選手も含めて戦って行きたいと思います」
(J'sGoal)

1年ほど前から、ずっと見たいと切望してきた“青いユニフォームの比嘉くん”を
この目で見られたのは、先日の新潟国際が初めてでした。3位決定戦からの帰り、
ある釜飯屋さんへ行き…それを食べるのは、昨秋のサハラカップ以来だと思い出しました。

そのサハラカップの試合前、ビッグスワンのサブグラウンドで、着替えるために
背中を晒した比嘉くんの右肩には、大きな大きなテープが貼られていました。
繰り返される肩脱臼に、メスを入れる決断をした上、一度は決まった手術日を、
サハラカップが終わるまで、約半月、延期したのです。時間との戦いもあっただろうに。

昨秋のサハラカップは正直、辛い記憶しかないのですが…脳内でだけでも
全否定してしまえば、楽になれるかもしれない、だけど絶対にできない、と
一人で葛藤していました。どうでもいい、たかがファンの苦悩ですけれども。

1年生ながら、複数のマーカーを背負うのが茶飯事だった比嘉くんですが、
レイソルでのプレーを見て「こんなもの?」と言われたことが、実は何度かあります。

その感覚をようやく理解したのが、新潟国際だったのです。すごい落差でした。
黄色い比嘉くんは、青い比嘉くんの半分ぐらいの力しか使ってないかもしれない。
比嘉くんが思い描く理想形は、あまりに算出が早く、代表でさえセットプレーの
リスタートに誰もついていけないシーンが散見されましたが、散らしを多用し、
チーム全体をアンファン・テリブルへと変貌させていくセンスに圧倒されました。

あの小さな身体は高純度のサッカーセンスの結晶体で、だけど、レイソルでは
彼一人だけがアンファン・テリブルであり、ボールはその両足で前へ運ばれるのです。
敵陣を切り裂いて。比嘉くんはそれだけの選手ではない、のに…なんてもったいない。

あの身体から、より多くの美しいプレーを引き出すために、常に、高いレベルでの
刺激を浴び続けてほしい。新潟での青いユニフォームをまとっての戦いぶりを見て、
確信できたから、ずっと、ずっと…本大会へノミネートされるようにと願ってきたんです。

もちろん、これが終わりではありません。それは言うまでもないこと。
だから、今の望みは、レイソルでもっとたくさんの引き出しを開けてくれること。
それは、比嘉くんに望むこと…比嘉くんにだけ望むことではない、のでしょうけれども。

…blogにエントリ立てても良かったのかもしれませんが、恥ずかしいので、こんな感じで。
山崎くんも、チームと代表とでポジションが違って、いろいろ大変だったと
思うのですが、この出来事を糧に、もっと前へ、上へ羽ばたいてほしいです。

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私も夏祭りがグダグダになってる最中からレポは書き始めて(!)ますけど、
昨日のたつのこがどんなのだったか知りたい奇特な方は、刈谷サポさんのエントリですが
「すすめ!かりサポ遠征隊」さんにでもお邪魔されると良いのではないでしょうか?

そうですよ、GK来栖さんは桐の葉出身なのですよ(微笑)


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