Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2006年03月01日(水)   TRACE 

自分用メモ:イナバウアーとは足先の動きを指す技名であり、背中をそらすことではない。
(トリノ1秒も見てないから、世間の話題についていけない…お笑いもそうだな(自嘲))

近頃のヘビーローテーション・403 "Blaze of life"の元ネタ(18禁ノベルゲーム)を知り、
検索をかけまくって“世界構成”を知り、昨夜、寝るのも忘れて体験版やりました(爆)

普通ゲームやる上でネタバレは許されまじきことですが、これはネタバレというか
予備知識がないと(公式サイトのゲーム紹介程度では全く理解できない)分からないですね。
ものすごい世界を作りこんで、それを3つのゲームや小説で世に出している人がいて、
そのゲームetc.が面白いかとは別で、作りこまれた世界が二次創作意欲をそそるのが分かる(笑)

なぜかというと―その架空世界を構成する要素が多ければ多いほど、二次創作者が
思いついたプロットが滑りやすくなるというか。プロットという意味では、
ゲーム自体は世界の魅力ほど面白いのかって言われたら謎ですもん(笑)

アクスディアのプラリア(ってあれはリアクションがもとではないから、
プライベートリアクションって呼称はただの流用(爆)か)が書きやすくて書きにくいのは
世界を構成する要素が破綻していて、なんでもありになっているがゆえに、
アクスディア世界固有の特色を感じさせることが難しいからですよ。
(正しくは、破綻というか、Exceedという拡張をかけすぎた、無意味に増築した怪屋敷)

たとえば。
チョコレート菓子が好きなサッカー少年がいるとします(すごい唐突な例だな我ながら)
彼の日常を描くとして。

コンビニへ行きます。
彼は雑誌コーナーでもドリンクコーナーでも(今ふと思ったんだけど、自分が
コンビニの描写でこの2箇所へ行かせたがるのは、自分がまずそこへ行くからだな(苦笑))なく、
お菓子コーナーの、チョコレートの新商品を見て、手にとってキャッキャと喜びます。

「好きな食べ物」なんて設定は、プロット自体が食に関わらなければ(闇鍋やるとか)
あまり役には立たないですが、彼がチョコレートを好きだと知っていたら、
意味もなくチョコレートを登場させた方が、読む人は文中の彼を彼らしいと捉えます。

二次創作って、読者の中に登場人物や世界の情報が既にあるから、その説明を
全て省略することができて、文章の見た目がすっきりするんですよね。
オリジナルだと当該人物が誰(どんな人物)で、どんなに非日常的な、
あるいは日常的な世界に住んでいるか、全部書かなきゃいけないですもん。
それを頭の中で創り出すというプロット以前の作業に割かなきゃいけないエネルギーが
巨大すぎて、オリジナルを書いている人って本当に尊敬します。面白い面白くない以前に。

ある選手がいて、その選手らしいと感じさせる記号を抜き出す作業、日常的にやってます(笑)
足が短い。細い。ふくらはぎが太い。肌が焼けている。髪が黒い。眉が綺麗。
指が長い。半袖を着る。声が高い。ゴールを決めても喜ばない…などなど。

そんなことみんな知ってるよ、という描写を、レポートで意味もなく混ぜる。
それはレポートのリアリティを補強しはしないけれど、補強しているような錯覚を与える。
(サッカーのワンプレーワンプレーは、おそらく、歴史上でその瞬間しかありえないもの)

言葉を繰り返すのもそんな感じで。類義語をあえて並べたりとか。
本当、無駄な文章書いてますね、我ながら。

-----
世代がバレそうだけど(苦笑)今までで一番かっこいいと思った呪文はこれ。

「我は求め訴えん。精霊界の偉大なる女王ルビスの名において、汝らを召喚する。
おお、汝らジン、イフリート、サラマンドラよ。
我の下に集いて我を守る盾となり、敵を貫く剣となれ」


DQ2って今じゃ携帯でもできるけど…本編よりゲームブックENIX版でしょ。
(サマルトリアの王子がかっこいいのはここだけ。上の呪文もカインのもの。
ゲームブック最大の見せ場であるサマルトリア攻防戦辺りの、基本を無視した
感情爆発、口から出任せの叫び的詠唱もカインだから許されるという代物)

-----
【おおしまたかひろ】コールネーム:シマ
代表・選抜歴豊富なエリート。U-16千葉県トレセン?では「オオシ」とも呼ばれていた。
小学校(野田FC)時点でDF登録されているのが確認できる。初代表はU-14。
この時、今はなきS町の広報に中学校体育祭?のプライベートショットが掲載される。
性格は、基本的に沈着。自分が最年少、という立場も経歴ゆえ多々味わっており、
周囲の年齢で空気を読む傾向あり。年上に囲まれると、かぶったネコは脱がず、
試合でも黙々と相手を止めるタスクをこなす。それは同年代相手でも一見変わらないが、
たまに思考回路が熱を帯びることがあり、驚くほど積極的にボールを奪い、
怒号に近いコーチング(日本語主体)を発する日もある。発動条件は不明。
むしろいつもそうあってほしい。冬になると髪が伸びてヒモでまとめがち。
やぶが日立台以外で最もよく遭遇しているユース選手でもある。

【すどうまさし】コールネーム:スドウorマサシ(マーシー)
元日本代表にして現ナショナルコーチングスタッフを父に持つサラブレッド。
新主将を任じられる。自宅に芝生の庭がある疑惑がぬぐえない(注:ただの妄想)
いつからレイソルにいるか知らないが、多分、小学校からではないか?
元来はストッパータイプのCBだと思われるが、チーム事情でライン統率役や
両SB(!)を委ねられてもそつなくこなす。キックの精度が生きるかは意図次第。
コーチングは英語が主体。自分に言い聞かせる風味で、味方を怒鳴りつけたりは稀。
ピッチを離れても、紡ぐ言葉は優しく、気を遣ってくれているのではと思ってしまう。
先日、お遊び勝負でピッチに転がりバタバタを目撃。“それ”は先代より受け継いだらしい。

【おがわりょう】コールネーム:オガ(ワ)
都民。レイソル青梅出身。青梅の後輩には優しい…? 新チームになってから
腰痛で離脱しっぱなし、まだ試合に出てない。肉弾戦、特に高さ勝負に強い。
得点力もある。そして分かりやすい。試合中のコーチングや表情から容易に
感情が読み取れるし、それはフィールド外に出ても一切合切変わらない。
その単刀直入ぶりゆえ、ワガママ太郎集団だった卒業した3年生と近しかった模様。
昨年までの練習で、お遊び勝負系でわめきまくる人といえば、彼か当時の主将と
相場は決まっていた。かといって精神年齢が低いようには見えない…気がする。
自分のファンを認識する能力(視野など)は高いように思われる。

-----
そして、俺たちをつなぐものは、何もなくなった。

「………!」

何かを言う前に、飛びつかれて。
ぎゅっとその両腕で抱きしめられて。
細い腕の、骨が、この身に食い込んでくる。

何度も抱き合ったことがある。
歓喜の爆発として。

あいつは何も言わない。
俺も何も言わない…言えない。

このまま時間が止まってしまえばいいのに。
あいつもそう思ってくれているだろうか。

髪から漂うシャンプーの香りも、少し懐かしくて。
それが懐かしくなっている自分に腹が立って、哀しくて。

「―――」

名前を呼ばれた、気がする。
これまで、何度も何度も呼ばれた名を。

目の前の背中を見失いたくないと必死だった子どもの俺と。
瞳をキラキラ輝かせながら夢を語る子どものあいつ。

泣いた。
笑った。
怒った。
喜んだ。

幸せだった。

…だった。

俺もあいつを力いっぱい抱きしめた。
両目からあふれそうな涙をこらえながら。

「…ありがとう」


やぶ |MailWeblog