Land of Riches


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 2005年09月25日(日)   夏の花火 

レイソル系blogで名波さんが「酷評」されているのを読んで、むしろ嬉しくなるのは
(それも普段はその文章に信頼を寄せている立派なbloggerさんが「叩いている」ほど(^^;)
私が過去に積んだ時間が消せない何よりの証だと思いました(苦笑) 私は昔、あの人が
国立のレイソル戦で、神宮球場ナイター祭りのウザイ花火(笑)を倒れて全て
打ち上げ終えさせてしまった時に、本当にこの人は凄すぎる、と感動したくちですもん。

レイソルには時間の流れるリズムが一つしかなくて、歴史を、時の流れを
逆らえないものとして甘んじて受けるクラブカラーみたいなのがある、別にそれは
嫌いじゃないけど―薔薇紅と水色にはチェンジオブ“タイム”を試みるMFがいたんでしょう。

清らかである(穢れていない)こと、いにしえから日本人が重んじてきた価値観。
…才ある気まぐれな芸術家を機械〔ワンタッチマシーン〕に変えてしまった“罪”も目をつぶり。

主審すら巻き込んでいく、XYZ軸をぐにょりと曲げていくゲームメーカー。
今、野沢さんにはそんな面影はないんだけど(笑) 名波さんは時間軸というよりは
人の心を眺めているような2.5列目、そんなイメージです。私は名波ファンじゃなくて、
ナナギャル全盛期に大久保Gでナナギャルに押しつぶされそうになった悪夢(苦笑)を
いまだにしっかりと抱えて生きているおバカですが、ベネチアへ行く前の試合は
結構とりあたまの割には鮮明に覚えていたりします。猛烈な頭打ち感。

ヒトのココロはキレイな部分だけでできているわけじゃない、それって“常識”?

名波さんが自分の未来を語らなくなったのはいつだったか―中山隊長は絶対に
ジュビロで引退すると言い切れるけど、名波さんは分からないですよ。
だって、隊長の次に「引退試合があったら行く選手」と決めつけていた俊哉王子が
違う色の、朱色のユニフォームへ袖を通してしまうぐらいですから。

俊哉さんの光を陰で支えると高校で決めてしまった人、彼自身がどれだけ
闇の中に立って何をしていても、私は彼が「トシヤが」と語るたびに
判断停止してしまう、それは何があってもその一人だけは無条件で信じられる、
リスペクトできる、そんな関係に強く強く惹かれてしまうからです。と名波語りを
試みてみました(笑) プロ入り直後「俺は刺身のツマだから」と言い切った男。

遼一&熊林、成岡&菊地、気がつけば片方はジュビロにいませんし(苦笑)

でも、昨日、ヤマスタの風景写真を写メで送ってもらって、サックスブルーの
スタジアムを見た時、思い出したのは“あのチームに関する”一番消せない記憶でした。
私の中では“ジュビスタ”はあの人の家〔ホーム〕なんだと改めて思いました。

一番印象に残っているのは、97年CS(ですよね?)での清水ジローさんのゴール。
その後何も見たくなくて、聞きたくなくて、走ってバックスタンドを退場した記憶。

そうそう、2000年の出来事を完全消失させていた私が見た万博、一人で状況を打破する
化け物たちの競演、見ました。引き込まれてました…が、お陰様で、かえって逆に
文章に叩きつけられるほどゲームを消化してないので、現段階ではコメントは控えます。

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ずーっと謎解きができなくてレベル上げという停滞をしていた某BREW3.1RPGの謎が
やっと解けまして、進めた嬉しさで半日ぐらいピコピコしてました(アホバカマヌケラ(略))
今の自分には、胸躍る「冒険」が足りない気がします。しかしゲームにも金がかかる…。

そういえば某所で鹿島と磐田は早稲田と慶応みたいな感じになっちゃった、というのを
以前見かけて笑えなかった記憶が(苦笑) 基本的に好きなものをけなされることは
自分自身をけなされることの100万倍は耐えられないけれど、でも西京極の
アウェーゴール裏で紫の27番への野次が飛びまくるのを心地よく聞いていた
ある意味トリックスター(凄まじい誤用)なので、ま、それもありかなって。

全てはパッションを失ったこと、所属意識が所詮は幻だったことに気づいてしまった不幸。
デッキクエストの主人公みたいに、旅は旅、旅の目的は戦いではなく旅、と
爽やかに星を読みながら言ってみたいものです。まだそこまで悟りを開けません。

デッキクエスト(これも携帯RPG)は、なかなかバックグラウンドストーリーが深くて、
ラスボスを倒しても永遠にマップは続くので、今は伝説を書いたレアカードを
必死になって集めてます。有限の命に対する焦り、崇高な正義感のみで生きる民と
我欲のために空を飛び墜ちた民、そして真理をひたむきに欲する主人公(男)と
肉欲と命の連鎖は密接につながっていると語る女。さらに何も求めなかったから
幸福だったのだと口にする者たち。主人公は途中、何(どの民族の主張)が
正しいかについて思考放棄を口にします。多様な価値観があり、それぞれが
それぞれの正義に順じて生き、そして争う…そんな中をただ旅のために旅する主人公。

「放浪する哲学者」になりたかったんだよな、大学時代の一時期。


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