Land of Riches


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 2005年03月19日(土)   靄 

RさんとSさんから(別々に)今日の夕ご飯は「めん吉」にしたら、と言われたので
バカ正直にネギ抜き煮玉子追加で食べてきました。スープをすすりながら、
ここへ初めて来たのは永田さんが初ゴールを決めた味スタの帰りだった…と
思い出して切なくなりました。黄色い20番のシャツを脱ぐことさえ忘れて、黙々と。

…ねえ、いいでしょう?
レイソルはあんな“快勝”して、みんないい気分で―ぶっちゃけ、試合中に
FC東京を見に来たAさんからのメールにあった通り“充君outでバランスが良く”なって
勝てたんだから、私が一人で永田さんの心配をうじうじ書いてもいいでしょう?
ねえ、いいでしょう? ねえ? ねえ?

いつもいつも思う、もう怪我に苦しむ選手の姿を見るのは嫌だと、でも、
サッカーというスポーツを見続ける限り、この苦しみとは離れられないなんて!

10分も過ぎてなかった―ルーカスのスパイクが膝に入って、倒れた永田さん。
全く動けないのを見て、そんなにひどいのかと思った…思わなかったから。
心配そうに駆け寄る近藤さんを見た、そしてすぐさまバツを出す南さんを見た、
担架で動きもしない永田さんを見た…見送りました。そこから、何度スコアボードの
時計を見たことでしょう。全く進まない時計。じんとした“痛み”がひかない心。
私は、あんな展開だったのに、ほとんどの時間、指を組み合わせて祈っていた…何を?

そこで繰り広げられたサッカーは鮮やかだった、でも網膜にはどこかぼやけてしか
映らない―そんな狂った私の視覚にあって、脳が必死に焦点をあわせてくれたのは
大きな背中の5番だった、失点シーンは、最後の最後にコースへ入っていた
(ゴール内で)のが聡太さんだったから、尚更胸が痛んだ、その痛みも覚めぬうちに。

すぐに分かった、あれは聡太さんの頭から決まったのだと。けれど、沸きあがり
総立ちになるAL席にあって、私のリアクションは一歩も二歩も遅れていた…間違いなく
嬉しかった、でも本当はもっと喜びたかった、聡太さんのゴールなのに!!

気分をよくした聡太さんが、大胆なディフェンスを試みたり(大胆と危なっかしいが
紙一重なのが聡太さん(苦笑))Aさんいわく三塁コーチャーばりにぐるぐると
腕を回してラインを上げようとしたり、いつも以上に気合入れて守ってくれた、
近藤さんも対面の石川さんにガチンコのスピード勝負で頑張ってた(一度、
いい奪い方した時に聡太さんが白い歯見せて親指向けて「グッ!」と笑いかけたのが
忘れられない)、土屋さんは先発のNNK+1(実際そんな感じの4バックだった)のとは
全く違う安定感をもたらしてくれた、前はあまり見てなかった、でもイキイキとしてた、
そうやって見ていられた、私の意識を日立台のフィールドへつなぎとめてくれたのは、
またしても…聡太さんだったんです。ずっとその背中に感謝をささげてました。

あなたがいるから、あなたが闘い続けてくれてるから、私も待っていられる

今日もたくさんの方とお会いできて(結局お会いできなかった方もいて申し訳なく)
嬉しかったんですけど、こんな感じでメンタルが乱れまくっててすみませんでした。
明日は大切な日、“久々の公式戦”なんだから気持ち入れ替えて臨まないと。

早野「永田は週明けに精密検査を受けてみないと詳しい症状はわからない。左ひざを傷めている」

検査もできないぐらい腫れ上がっているのかな、膝は…とにかく軽症でありますように。
膝と聞くだけで、半月板だの側副靭帯だの前十字だのといろいろよぎって…。

聡太さんのヒーローインタビュー、良かったです、軽くて。お立ち台で軽口を
叩けるぐらいになるなんて、あの悪夢のトークショーが忘れられない身としては
夢のようです。ゴール裏へ挨拶した後、個人コールに両腕ガッツポーズで応えてた
聡太さんですが、お立ち台を下りた後にはCIRCUSが流れて…ビックリしましたよ。

ワタナベタケシは7文字だから、引き継ぐのはナカザワソータかコンドーナオヤか
どちらか、でも甲乙つけがたいと思っていたのに。聡太さんが、毅さんのを…。

レイソルは永田さんがいなくても大丈夫。それは昔と違うこと…きっと。
だから、どうであれ私は永田さんの帰りを待ちたいと思います。そう、それだけです。


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