Land of Riches
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2004年12月31日(金) |
陰が光をまぶしくするのか、光が陰を濃くするのか |
「ふくみみ」に“初詣は柏神社”へというエントリがあります。私は今年の元旦、 くだらないきっかけで柏神社を初詣先に選んだのですが、努力が足りなかったのか、 その時の願い事はいまだ叶ってはいません。おみくじも2004年レイソルカレンダーへ 結びつけたままだったりします。来年の1月は下平さんなんですよね…(遠い目)
さて、大晦日お約束の本年度インパクトMAX3です。日付が変わった直後から こうやってぽちぽちと打ち始めてしまうぐらい、自分の中では定着した習慣なのに びっくりさせられます。仮にチョイスしたのが入れ替え戦終了前の12/9だったんですが、 その後、この3つを越えるような出来事があるかなと(主にレイソルユースU-18へ) 期待していたのですが、残念ながらというべきなのか分かりませんが、ありませんでした。
というわけで、まずは毎年恒例の、過去選出分の復習からです。
▼2000年 第3位:9人合同運営によるユース代表応援サイト「SeeTheSky」開設 第2位:1週間サッカー漬けの“ソツキ” 第1位:アントラーズと順天堂大学の練習試合…後
▼2001年 第3位:1stステージ・名古屋グランパス vs 鹿島アントラーズ 第2位:チャンピオンシップ・ジュビロ磐田 vs 鹿島アントラーズ 第1位:羽田憲司選手、ワールドユース直前に骨折!!
▼2002年 第3位:ワールドカップ、日本代表予選リーグ突破 第2位:高校選手権3回戦、東福岡/静学 第1位:新横浜駅新幹線改札での遭遇
▼2003年 第3位:サテライトリーグ・ジュビロ磐田 vs 柏レイソル 第2位:永田充選手、超飛び級でフル代表に抜擢! 第1位:ホームタウンへの引っ越し
明らかに2002年よりがらっと方向性が変わってるんですけど、その後は大体 同じでしょうか。私はたいてい3年しか同じものを見れない人なんですよね(苦笑) 飽き易くて。2003年の3位は菅沼さんに一目惚れですね。2位は…あの時でさえ 微妙な選出だったけれど、今年に入ってからは全く喜べない出来事に変わりつつあります(泣) さて、今年の3つは全て、昨年の1位である引っ越し―関東在住が与えてくれたものです。
―この引っ越しがなんだったか分かるのは、来期になってからでしょう。(03/12/21のLRより)
第3位:3/18・アテネ五輪予選での那須大亮選手のヘッド 正直これが3本の指へ入ることにも驚きはあるんですけど、今年を振り返って、 あの戦い…フラット5/9(でしたよね?)と共に過ごした時間は、外せないと思いまして。
しかも、近藤さんのミスを帳消しにしてくれた嘉人さんのゴールでもないんですよ。 あれも嬉しかったですけど。要は、最終予選が印象深い理由を最も端的に感じられたのが あの号外にもなったヘッドというわけです。特に、あの時、感極まって席へ 崩れ落ちてしまった那須ファンのAさんの背中や肩をみんなで叩いたことなどが。
那須さん、といえば…「決して本戦を忘れたわけじゃないが」と仮チョイス時点での メモにも記してあるんですが、本大会だって、個々のプレー(那須さんの あのミスも含めて)がどうこうという以上に、深い深い悲しみを受けました。
長い長い戦いの末に残ったものが、ファンの私にとっても美しい想い出ではないのは 非常に悲しいことです。もうあの世代として記憶を上書きすることはできませんから。 あとは…ドイツへのwinding roadを、やっぱり誰かは通り抜けてほしいと願います。
第2位:9/18・仙台カップでのU-18日本代表柳澤隼選手のミドルシュート メモにはさらっと「柳澤くんin仙台」と当時BBSへの書き込みに用いていた 言葉が書いてありました。柳澤くんは今年、深いインプレッションを与えてくれた 選手というくくりでは1・2を争う存在です。まだ17歳(森本くんが大ブレイクした 今年のサッカー界では不適当な言い方かも)。新潟国際も楽しかったですが、 仙台ではそれを上回るサイド突破を見せ、年末にはU-19候補合宿にも呼ばれましたし、 何より、仙スタで「レイソルの柳沢」という言葉が飛んでいたのを聞けたのが嬉しくて。
そんな柳澤くんの、レイソルでの二つの日常「ユース(U-18)」と「トップ」も、 代表での煌きと対比させる上では欠かせない像です。特に終盤は、その輝きを よく知るがゆえのもどかしさが胸の多くを占めたことも目をつぶってはいけません。
来年は二種登録されるのでしょうか…個人的には、来季こそU-18が何かタイトルを 勝ち取ってくれることを信じて応援したいと思います。船山くんも♪
第1位:9/19・柏レイソル vs FC東京@柏の葉、ホーム側に掲げられた横断幕 えー、1位はこれです。これ以外にないでしょ…これよりも脳裏に深く濃く強く 刻まれた“感情”などありませんもの。入れ替え戦の2戦連続完封@NNの安堵など、 これと天秤かけたら全く釣り合いません。今年サッカーで泣いたのはこれだけです。 Jユース敗退後もかなり涙腺熱くなりましたが、泣きはしませんでしたし。
ずーっと泣いてましたよ。ゴール裏の端で壁にもたれて。上でリンクをはった blogに書いてありますが、直前の練習で永田さんに対し怒りさえ覚えた私ですから、 その幕(で永田さんも非難されていたこと)自体を否定はできないのです。
でも…なんて言えばいいのか、すごい葛藤の末にやってきたスタジアムで、 さらに、自分は何を信じるのか、何故にサッカーを(お金と時間を費やして)見るのか、 本当、自分のサッカー観を―サッカーを生活の中心へ据えるために住まいまで 移してしまった身でありながら、すごく根本的な部分を考えさせられました。
その後、永田さんがゴールを決めたホーム新潟戦後はメンタルコンディションが 他のいつよりも良かったなど、自分のあり方を考えさせられることはいくつかありました。 ぶっちゃけてしまえば、応援しているというよりは、依存しているのだと…。
今後、何があるにしても、この出来事を経験したことが、物差し…というと 変な言い方ですが、おそらく「これと比べたら」と思うことは多々あるでしょう。 現実的に、私が、自分の檻を死守するために。私が守りたいものは、所詮、 自分自身の五感と、それを通して紡ぎあげられた「像」なんだな、と思います。
2004年は良い年でしたか―というアンケートがいくつかの媒体であって、 私は迷わず「良い年ではありませんでした」という選択肢を選んでました。 怒り、悲しみ、絶望…無力感。一時は死すら望んだ時期もありますから。 どっぷりと悲しみの海につかりながらも、そんな中だからこそ…感傷的に、 かつ過敏(ナーバス)になっている私が、今年出会った大切な人たちは、 余計に忘れることはできないでしょう。ありがとうございました(ぺこり)
来年は、サッカーでも、それ以外でも、もっと笑いたいです。楽しい気分になりたいです。
----- このままだと某架空世界で打ち上げられる花火を見ながら年越しかも(汗) 初日の出もばっちり見られるらしいし(遠い目) 今日既に何回バグで落としたか…鬱。
とりあえず来年の大河ドラマは見ない方向で決定(苦笑)どうせ毎週なんて見れませんが。
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