Land of Riches


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 2004年08月08日(日)   NO WORD 

試合の直前、モスへナンタコス(お気に入りです)を買いに行ったら、
渡された番号札が20番でした。それで玉田さんが何かやってくれるんじゃないかと
思いました…今思えば、そうやって20という数字を処理する自分が4年間の変化なのです。

微妙にデザインチェンジをした青いユニを着て、4年に一度、あのカップを
獲ろうともがき戦う、今回は満身創痍のサッカー部が選手権を勝ち上がるような
不安・心配が真っ先に視界を制御して、いろいろごちゃごちゃしてくると、
私の中でサッカー観をリセットしてくれる人がたまに現れるんだなって思いました。

疲れ、意地、本能、長すぎる髪(帰ってきたら切れよ!)、裏を取る取らない、
左足でのミドル―最後のヒーローインタビュー、贈る言葉なんてないと答えた
あの有り様まで、人は、なんておのれに忠実に、難しくなくも生きられるんだろうって。

玉田圭司―この人は、感情、感性の赴くままに、その声を聞けと私に叫ぶ。
日立台へ帰ってきても、周りは変われど、彼は変わらない…ちょっと機嫌が悪いのは
また取材が待ち受けているからだ、きっとそうだ。忘却しかけていた過去への
リンクと、現在の新しい発見と、未来へ顔を向ける覚悟、4年に一度の定期的儀式、
それを繰り返して、繰り返しながら生きている自分をはっきりと自覚して、
今の幸福は今、価値があるものであって、4年前や4年後にそれを考えても
仕方ないことだって…その日を生きろ、Seize the Day ってなるわけだ。

まだ始まったばかりだけど、長く続くだろう日本サッカー史の一切片でしかない、
私はその輪の中を、左へ傾いたり右へ寄ったりしながら、ふらふら歩き続けてるんだ。

…試合を見るのが精神的負荷だから、優勝して飲むものがお酒ではなくて
マイスリーなのが私の現状です。それで、こんな文しか打てない…とにかく。

玉田さんにはこれからもずっと玉田さんらしく生きて欲しい、今はただそれだけを願います。

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何度もアジアカップ優勝―玉田さんについてかかれたネット上のページを
回る「夢」を見ましたから、今こうして書いている“世界”こそが現実なのか
全く確証がありません。気がついたら再起動したてのPCと、つけっぱなしの
エアコンと…開けられたままの窓(!)なんて世界は、夢であってほしいのですが。

ねえ、どこ? 玉田さんがゴールを決めた本当の世界はどこ? ここ?
(夢の世界でも玉田さんはゴールを決めているから、それは判断基準にはならないよ自分)


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