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レイソル公式のメーリングサービスがこないと思ったら…水曜に登録した人は 消えてしまった主役スターが 僕に自由を押し付ける 私は違う場所へ行くというfreedomをチョイスしました。自らの意思―希望で。 昨夜も遅かったので眠いながらも、起床後しっかり日光を浴びることが 快適な睡眠につながる―という一節を思い出し、起き上がってみる朝8時半。 でも眠い…。15時キックオフなら30分前に出ればいいやと条件反射的に 処理する自分の脳を本当どうにかしたいです。あのなあ、今日は自由席で しかもチケ現地受け取りだろうがと。お金を払ってまで試合を見るのが バカらしい―この感情の是非は別問題だけど。既に明日を見据えている…。 ここの3/11付を見て、PCとPLは違うという、別ジャンルの話を思い出した私は どのくらい“あの世界”へこの心を残しているのだろうとぼんやり考えたり。 (性格的に)自分と限りなく近いPCを作り、それが動かしづらいとぼやき続ける 今回の自分のやり方はどうなのかと。いつもM嬢へ、君はずっと同じことを愚痴ってて 地面に書いた輪の上をぐるぐる回ってるだけと言うのですが、それは私もでしょう。 …PCとしてもはっちゃけれない私は、totoCMの棒読みズを批判する資格などないんです。 一番書きたいことを忘れてました(苦笑)今の私は、自称はどうであれ、 他人から見てどこのチームファンなんでしょうか、と(笑)2002年の秋以降、 レイソルサポには他サポ(鹿島ファン)扱いされ、他サポ(特に鹿島好き)には レイソルへ浮気したと言われ、自分の有り様についてずっと考えてきたから。 誰が言っていたのか―性格は他人から見て、他人との差異が存在することによって 初めて発生する概念だと。自我などと違って、もっと遅れて、派生的に。 …開幕でテンションをあげるのはいいけど、そのBGMがFF戦闘曲→音ゲー曲 (e.g. Ride on the Light、starmine)→「始まるJ!」→日本ブレイク工業の順で 変わってきてる私ってどうなんですか(笑)人間って破壊衝動あるんですね。 帰宅早々、またDMが来てるよ…と思いながら、風呂で濡れた手でなおざりに 掴み取った薄いハガキへ「そごう柏店 柏レイソル・バレンタイン企画係」と 印刷されているのには自分を殴りたくなりました。でも、すっごいぞんざいな紙で!! (要するにホワイトデーの存在を綺麗さっぱり忘れていたのです) 濡れたのが宛先面だったことだけが救いです。サインの横に「点取ります!!」の文字。 失礼だけど、菅沼さんの字ってやっぱりき…もごもご!(何者かに口ふさがれたらしい) 私は明日の試合でゴールを返してもらった方が嬉しいですよ、菅沼さん!(にっこり) 増嶋さんがほんの少し出たのを、帰ってきてメールをいただくまで知りませんでした。 ナガタミツルガスキダカラ! 某さんへ言い切った3秒後には、つい2日前、あるBBSで「引っ越した“理由”を 明記しない…できない私」と自分で言っていたのを思い出したのでした。 試合後で、興奮していたんだと思います。だから…少しの迷いもなく口をついた これは本音なのでしょう。理性やらメンツやらに覆われない、本当の気持ち。 …たとえ、その名を呼んだ選手を試合ではメインで見ていたのではないにしろ。 なんで引っ越してきたの?―ナガタミツルガスキダカラ! まず私を待っていたのは、発券システムのトラブルでした。webでの発注記録が 残っていないというのです。ふいに、記憶から完全に消去していた「HITACHIの システムはダメ」という、名古屋でSEをやっていた頃に聞かされた言葉を 思い出してしまいました。システムトラブルで発券されてない人は結構いたようで、 日立柏レイソルのガタイのいいお兄さん(体育会系出身)が懸命に謝ってました。 予定外の現金支払いを強いられ、ムカッとはしましたが、後援会価格で買えたから (私が発注したのは直前の水曜なので本来は普通の前売り価格)我慢です。 しかし、初回から止まるなんて、組んだSEの人は恥ずかしくないのかな…。 MDPに主将・副将対談が載っていると分かっていたので購入。開幕戦なので クラブからファンバナなど(すっかり忘れてたけどFLETSのインタビューで 永田さんは何を喋っているんだろう!!)そしてリーグからは毎年恒例のノートなどが 配布されました。リーグからの袋へU-19日韓戦の告知(青単色刷り)が 入ってて嬉しかったです。写真がすごいんですよ。TERADA 8 CULLEN 11 KAJIYAMA 7 MASUSHIMA 5 NAKAYAMA 10 YOSHIHIRO…と並んでる背中で、 カレンが梶山さんの背を叩きながら何か声をかけていて、増嶋さんも そちらへ横顔を向けている一品。皆さんお願いですから国立へ来てください!! 別に好んで遠くまで行く必要はないのに、天皇杯3回戦・ちばぎんと同じ場所で 見ているので、なんとなくその辺の柵へまたがり、作りすぎ・配りすぎだろと 思いつつも紙吹雪を撒き(撒いた試合の後は拾わないと気がすまないあたり、 えんじのユニ着て芯抜きトイレットペーパーを投げていた感覚を、理性でなく 腕が…皮膚がきっちり覚えているんだと感じました)いつになく応援しました。 レイソルがどうこうじゃない、それは関係ない…それを考えたら声出せなくなる、 ただ、私は、こうして出すことが少しでも聡太さんの力になるなら、それで十分で。 紅白戦も練習試合もアップのやり方は全く同じ。揃いの赤ビブスを着てアップする NNCBも見慣れてきてはいるけれど、MDPの予想スタメンには近藤さんの名が 記載されているというのが、紛れもない現実なのです。ただ…何がどうであれ 今そこに存在する、ピッチに立っているのは二人、先はともかく今日は二人が 渡辺さんと協力して守らねばならないのです。そのために二人は紅白戦の ハーフタイムで身振りを交えて話し合い、それを渡辺さんが見守っていたのです。 大分は引いてきて、CBのみを見るのは辛い(しかも前半ホーム側ゴール裏へ 向かってレイソルが攻める方向に)展開となりましたが、だからこそ、守備でなく CBのもう一つの務めである起点の仕事をじっくりと見ることができました。 ボールを出す先がなくて、三人ともかなり困ってましたが…フィードといえば 永田さんの得意技ですが、今日は本数だけなら聡太さんの方が蹴ってました。 軌跡は永田さんの方が綺麗なわけですけど、昨夜Sさんとメッセで「中澤聡太は フィードがヘタか」というやり取りをしたあてつけかと思うぐらいの場所へ 聡太さんのロングキックは飛んでました(分かりづらい表現だ)アルゼンチン組の 3バックはヘタというのは私の錯覚なのか、それとも羽田さんがヘタだったのか、 よく分かりません。ただ、前を狙う、リスクを恐れない(永田さんは成功確率を 計算して蹴っているようなイメージあり)姿勢は聡太さんらしいな、と感じました。 ちばぎんからプレー時間を重ね、連携は…互いのミスのカバーを、さして 特記して書く必要もないくらいスムーズにできるようになってきた三人。 永田さんは以前より大きなクリア、深めの位置取りという印象を受けるのですが、 (聡太さんが前寄りを好むので、自然と永田さんのカバー回数が増える…しかし 永田さんのミスを聡太さんが埋める場面もあり)三人で一番安心して見られるのは 確かです。次が渡辺さん、聡太さんはヘッドはさすがに強いけどスピードはないし、 それ以上に長い足が絡まって上手くボールを扱えない感じ。かつての中尾兄弟を 思い出してしまったのですが、でも、それを言ったらDUDUはとても足が長いのに それを巧みに使えて(だからDUDUの間合いはめちゃくちゃ広く、本来なら 後ろの永田さんへ流れそうな浮き球なども支配下へ収めてしまう)いるので、 やっぱり聡太さんの技術が足りないってことになるのかな、となってしまうのです。 膠着した試合にアクセントをつけていたのは、玉田さんが背負ったDFを抜いていく 個人技で、私は前半途中からひたすら谷澤さんの登場を待ちわびていました。 あとはCKを取ること―3バックが全員上がってくるのです。ワクワクしました。 聡太さんは身を投げ出したり、空振ったり、大立ち回りといった感じでした。 日立台はピッチとスタンドが近い―コーナーに片腕を、ロテイロに片足を預け 揺らしながら副審へ何事か言う玉田さんがすぐそこにいたり、嫌でも熱気が 伝わってくる、自分からもたちのぼる、素敵なスタジアムだと改めて思いました。 今年からホームとアウェーのゴール裏が別カテゴリになったので、ホーム側の 人口密度は上がってしまっているのですが…入場者数は思ったより少なかったから。 もどかしいまま前半終了、ハーフタイム真っ先に確認したのはカシマの経過でした。 アントラーズの携帯メールは鹿島が得点しないと配信されない…金古さんの 出来が気になって仕方なかったのです。本当に行きたいのはそちらだったから。 後半、やっと谷澤さんが出てきました。でも右サイドで守備に奔走する姿など 見たくはないのです。違う、前へ、前へ―玉田さんのような奔放さは、 ある意味タスクを、義務を突き放してしまったような開き直りは彼になく、 ただ忠実に務めをこなす、前へ進むドリブルすらも。でも、明神さんの らしからぬ(?)ファインゴールはその突破が生んだものでした。実は逆側で よく見えなかったんですけど(苦笑)5得点の20%を早くもクリアしたわけです。 追いつかれたのは―本当に一瞬でした。しかし、ラストの木島さんのあわやという 鋭いシュートといい、そこへいたる穴が開いたのは事実。一瞬のミス、でもDFには 本来そのたった一つのミスすら許されないのです。だから、試合全体の後味としては 良くないです。DFは完封しても当たり前として評価もされず、失点すれば批判ですから。 でも…玉田さんが、やっぱり最後に頼りになるのはあなたしかいない(DUDUは 確かにずば抜けて上手かったけれどフィットしてないし、レベルの違う周囲へ 苛立っているようにすら見えました。自己中心的なゼ・ホベルトといい、 池谷監督がコントロールできるのか心配)というゴールを決めてくれて、 ものすごく喜んで玉田コールをしたりした果てに、ようやく迎えたタイムアップ。 …DFが好きだと、いつも最後は終わることばかり願ってしまう、本当は嫌なんです。 全く逆の気持ちを抱くこともあります。いつまでもこのサッカーを見ていたい、と。 唐突な終わり、両膝へ手をつく聡太さん、そこへ歩み寄り、すっと右手を 差し出す永田さん―二人の右手が握られた瞬間、胸が熱くなりました。 私は…明神さんや玉田さんのゴールより、これが見たくて足を運んだんだ、と。 CBは好きですが、バックラインに好きなDFが並ぶ例は稀で、バックラインだけを 見て愉しめたのなんて昨年のサンガぐらいなものです。そのサンガとて、 手島さんは認めはしても思い入れの対象ではなかったから…NNCBとの半月は、 噛み合わない、思い思いに指示を出していた二人が、連携を深めていき、 組織へと近づいていくその過程を体験(観察)するという、貴重な時間でした。 ゴール裏へ挨拶に来る時には、永田さんにはいつもの通り谷澤さんが笑顔で じゃれついて、聡太さんは(この人はサポーターへ伝えたい想いがあるんだろうな、と バック+ゴール裏へ手を上げたときの顔を見て直感しました―それは見事に 当たったのですが、このことはまた後程)玉田さんの横にいたし、期待していた 千葉テレビの中継にも二人の握手はなかったから…ちょうどそこに審判団が来て、 二人は主審らとも握手を交わしたのですが、なんだろう、その地味な…私のような 物好きぐらいしか見てなさそうな光景は、ものすごく私の琴線へ触れて、 味方を信じ続けるしかないDFの、仕事をやり遂げたという達成感が…すなわち それがDF好きの満足につながるのかというのが、とてもとてもよく分かって。 聡太さん本人が感じているほど(苦笑)私は現状に…この3バックに安定感が、 いろんな意味での安定が、継続性があるとは思えないのですが、それでも、 何度も言ってますが、高校時代を髣髴とさせるような軽口(それも、他選手に 関することで。とはいえ、言葉を選ぶべきところでは選ぶこともできるのが 今の聡太さんだと思います)は、貴章さん初ゴールの余韻を全てぶっ飛ばした 雨の、涙の、悪夢のトークショーでの弱気な言葉とは桁違いの変わりぶりで、 いつまでも彼の余裕が続けばいいのにと願わずにいられません。そして、 NNCBが儚い夢でなくなったのならば、私が本当に抱いている夢の組み合わせ……。 ああ、なんかもう言葉にならない。 …そして、最後に待っていたのは聡太さんが試合後に残した本音なのでした。 日立台で公式戦をやるのは久々で、思いきりやろうと思っていた。 楽しかった。ここまで来るのは長かった。 自信はあったけど、(ケガで)やる場がなくて。 辛い時もあったけど、トレーナー、スタッフ、フロントが声をかけてくれた。 ファンのみんなにも長いこと待たせたと思う。 これから、チームメイト、ファンにひとつひとつ恩を返していきたい。 他の選手たちからの信頼を得て 「あいつがいれば」と言われるような選手に早くなりたい。 楽しかった―聡太さんを良くない出来だったと評する眼さえ溶けてしまう、 久々に彼が突きつけてきた本音の刃。「Jリーグ28」で千羽鶴をロッカーへ飾り、 トレーナーさんにも感謝の言葉を告げていた聡太さん。彼を待ち続けた人がいるのは 知ってます。近くにもいるから―Mさんが今日の試合へ来ていらっしゃって 本当に良かったな、と思いますもの。私なんぞにも口にする資格があるなら、 しみじみ「良かったですね、本当に良かったですね」と言ってあげたいです。 ゼロからのスタート、本当に歩み始めたばかり。勝負はこれから。 でも、勝負の舞台に立てること自体が、途方もない幸福。 …しっかし、思った以上に紙袋サイトって知られてるんですねぇ(ため息) まさか全く面識のない人にまで反応されるとは思わなかったです。はい。
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