Land of Riches


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 2004年02月02日(月)   市船の王子 

というコールが、キャプテンになる前はあったと読んだことがあります。

私が寝坊して、一般人は自分とKさんしかいないような気がしたクラブユースの
新人戦を見ていた頃、小平では増嶋さんが動くたびにギャルも動くという
壮絶な光景が展開されていたそうです(苦笑)青赤のウェアを着た写真も、
スポ新以外でも見たんですが…あまり違和感ないですね、青しか見たことないから。

東京の始動は31日だったので、以下は昨日付のスポ新記事になります。

【イケメンルーキー増嶋にファン殺到(スポニチ) 】
>FC東京が始動。A代表とU-23代表6人が不在とはいえ、ファン500人が
>駆けつける大盛況だった。中でも市立船橋から入った美男子DF増嶋は一番人気。
>練習後は約45分間もサインに応じ、クラブハウスを後にする際はチーム関係者が
>ボディーガード。空中戦で強さを発揮する期待のルーキーの背番号は、
>高卒新人として初の1ケタとなる「5」に決定。「プレッシャーはありますけど、
>恥じないプレーをしてレギュラーを意識したい」とA代表のDF茂庭ら先輩に宣戦布告した。

【増嶋「5」東京初の背番1ケタ高卒新人(日刊)】
>市船橋から東京に入団した大物ルーキーDF増嶋竜也(18)の背番号が31日、
>「5」に決まった。同クラブの高卒新人が1ケタのレギュラーナンバーを
>背負うのは初めてで、期待の高さをうかがわせた。チームはこの日、
>東京・小平グラウンドで始動。DF加地らA代表候補、五輪代表候補6人が
>不在にもかかわらず、期待の新人を見ようと、500人ものファンが詰め掛けた。
>
>練習後に45分間もサイン攻めにあった増嶋は、上気した顔を引き締めた。
>「プレッシャーがあります。5番に恥じないプレーをしたいですね」。
>市船橋で主将を務めた最後1年間、背負っていた愛着ある番号だ。
>尊敬する日本代表DF宮本の背番号でもある。背番号が固定制になった
>95年以降、高校のクラブ出身で1ケタを背負ったのは、市船橋の先輩である
>柏DF中沢以外いない。重みを感じないわけがない。今季、空き番になった
>5番の希望者がいなかったという事情もあるが、原監督は「いくら空いたって、
>普通の高校生だったら5番はあげないんじゃないの」と話した。
>
>まずは、7日からの沖縄・石垣島合宿で「背番5」にふさわしいフィジカル
>向上を図る。原監督も「いいものを持っている。あとはキャンプでどれだけの
>プレーを見せられるかだね」。同位置の茂庭が現在、A、五輪代表ともに
>招集されているだけに、仕上がり次第では増嶋の早期デビューもありそうだ。
>敷地外で待ち受けるファン対策として、帰途に広報のガードがつくほどの
>人気に、プロとしての実力が備われば、怖いものはない。

聡太さんが5番をつけた時も、ちょうど(下平さん移籍で)空いたとはいえ、
ビックリした覚えがあります。きょ、今日はファン少ないよね…ブルブルブル。

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どうやら小平で風邪を拾ってきてしまったようです。またおなかが痛いです。
明日は大事なインタビュー(外資系だからこんな言い方だけど、要は面接)が
あるのに。前回残った薬を飲んでみましたが…大丈夫かな…(汗)

雨にもかかわらず、50人ほどの見学者がいました。少なくとも半分は増嶋ファン。
まあ私もそうなんですが。雨の日は屋内でアップをするらしく、予定時刻より
待つこと1時間以上…これが体を冷やしてしまったようです。こなしたメニューは
ランニング、1対1の少し移動しながらのパス、軽めのジグザグ走、ハーフコートの
ミニゲームで、全部で1時間強でした。なにせ17時から新入団会見があって、
この日はこの予定に全てを左右されてしまったのですが―それは後程。

増嶋さんと松本さんを見に行ったのですが、この二人がランニングで隣同士の上、
松本さんが何やら手でツッコミを入れていたのにちょっと興奮してしまいました。
ボールを使ったメニューは見学席から遠くていまいち分かり辛かったのですが、
他の選手は流しているように見えるフィジカル強化のジグザグ走を唯一、
とても真剣にやっていて、それでいて誰よりも疲れた顔をしている(伝え聞く話で、
選手権以来、ずっと疲れた顔だとは知っていたのですが)ので、切なくなりました。

市船でも最下層レベルのフィジカルしか持たない増嶋さん、体作りが課題と
分かっているのはいいんですが、とにかく普通のメニューをこなすのも
辛そうなのには、なんて言ったらいいのか…そして、どこか浮いているのです。
人間関係的にも、体力でも、技術でも。ミニゲームでは中へ入りきれず、
ボールに触れない、チェックをかけても取れない(最も、このモーション自体が
彼らしからぬ重いもので、本当に疲れているんだと感じました)といいところなし。

16:20頃に終わったのですが、ファンサしてたら間に合わないということで、
スタッフがマンマークしてサインとツーショット撮影を拒否し、できたのは
ワンショットのまとめ撮り(立ち止まっているところをとにかく撮る)と
プレゼント手渡しのみ。それでも結構な数をちょうだいしてましたけど…。
私にツーショット撮影を頼んだ子はすごく落ち込んでましたし、別の二人組は
ブツブツと文句を言ってました。彼は特別な人気の持ち主なんですから、
事情をもっともっとアナウンスすべきだと思った私は甘いのでしょうか…。

彼はプロフットボーラーとしてはクラブの一番下ですが、人気はNo.1です。
高2の選手権からギャルを抱える彼が入ったチームの練習場がどうなるかなんて、
誰でも予想がつくことで、FC東京のサポも分かっていたようですが、それにしても
自称古参の老若男女と、いわゆる増嶋ギャルとの不調和というか、前者の
拒絶反応に凄まじさには、うんざりしてしまいました。なにせ雨ですから、
狂騒はそんなに凄くなかったんですよ。私は大久保Gで名波ギャルに押しつぶされて
死にかけたり、ギャルの攻勢に屈しない中田浩二さんを見てきたりしているので、
格段に凄いとも思わなかったのです。でも、ギャルを厭う空気が強烈でした。

いや…ギャルに反発するならまだいいんです。そういうのが今まで小平には
あまり(石川さんや加地さんのお陰で増えつつあったとしても)いなかったから。
一番嫌だったのは、増嶋さん本人(が否応なくしょっている雰囲気)に対する
反発を感じてしまったこと。クラブに迎えられたフットボーラーとしてでなく、
選手権etc.が作り上げたアイドルとして目され、純粋に期待されてないこと。
今の増嶋さんには心休まる時や、頼れる味方はいるのだろうか、と余計な心配を
私なんぞがしてしまうぐらい。あそこのサポはジョークがきついから、これもまた
本気ではないと思うのですが…なんだろう、でもやるせなかったのです。

鹿島へ入ってほしかった、でも、それはもう言っても仕方のないこと。
頑張ってガードしたけど、やはり上部が多少濡れてしまったサカマガ
(結局、サインはもらえなかったから無駄だったのですが)でもF東を
選んだ理由を語ってました。それが増嶋さんの選択なら、尊重するのみ。

自クラブのサポーターに愛されないなんて、プレーヤーとして一番哀しいから。


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