Land of Riches


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 2003年12月10日(水)   決断 

私はあの日、ヤマスタで市長が俊哉さんの移籍をフライング発表するのを聞いた。
俊哉さんの挨拶も聞いた。嬉しそうだった。清商以来の俊哉ファンの友人は泣いていた。
あれからどれだけがすぎただろう。私は思いもよらなかった地に住んでいる。
環境を変える、それが人生においていかに鮮やかな意味を持つかを噛みしめながら。

やるせない。


ようやく、日常と近接した非日常に足を踏み入れる機会を得ました。
非日常自体は、これまで何度となく触れた光景と何ら変わりないのですが、
(たとえば、いつ見ても菅沼くんは薄着です)
それと日常―その象徴たる自宅との距離、具体的には移動に要する時間が、未体験の領域なのです。

ついさっきまでグラウンドへいたのに、もう家にいる。
長良川でさえ30分以上の"distance"を必要としたのに。

現時点では、どちらに関しても「微妙」としか答えようがないようです。
当たり前ですよね。まだ水曜日ですし。試合は日曜日。
気持ちとしては両方出たいようですが…そう尋ねる人も多そうで、申し訳なさでいっぱいです。

顔をまじまじと見られるのは、照れる、なんて可愛い感情でもないものがあります。

自転車置き場へ同じような色のばかり4台も並んでて、
紛らわしいなぁ、とそれぞれに記された名前を確認したら、
それが「輪湖」「浜屋」「石田」だったのには、正直複雑な気分になりました。
来た時は別の自転車が並んでたから置き場かと思って置いたのに、そこは厳密には違ったんですけど。

夕食の食材をどこで買おうか悩んだ末に(自転車ならいろいろ行ける)家から一番近いスーパーへ行ったのですが、
安さで近隣には知られてる店らしいとはいえ、陳列という概念を無視した店内に
前職でレイアウトマニュアルの印刷などもしていた身としては、イライラしました。
やはり商品は見やすく整然と並んでいるべきではないでしょうか?
レジ袋を広げるために湿らせた布が雑巾のようだったり、最初の日に手伝ってくれた母いわく
腐ったミカンが売っていたり、でも近さと安さには代えられないかな、と妥協しているのが現状なのです。

今日も卵10個入りパックを落として、やむなく5個分のスクランブルエッグを
食すことを強要されたりしてますが、私は元気です。
こんなボケを書く気になるだけ、まだまだテンション高いのかな、と。

あ、打ち込んでいる間に嘉人さんが退場……


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