Land of Riches


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 2003年11月21日(金)   Tempora mutantur, et nos mutamur in illis.  

時は移ろい、我々も時の移ろいの中で変わってしまう―新しい住処に何を持っていくか
考え出すと、部屋にあるのは、実はいらない物ばかりなのに気づかされます。
その当時の私にとっては宝物だったはずの手紙、贈り物、スクラップ、パンフレット…。
捨てるのは惜しいと思うけれど、事実、私はもう何年もそれを手に取ってなかったり。

サッカー観戦歴が、どんな時でも必ず終わりのある代表チーム(ユース代表や
五輪代表は無論、フル代表だってワールドカップごとに変わる)が基本の私には
これまでいくつかのステップがあって、フランス大会時代やナイジェリア大会時代は
ほとんど振り返ることのない過去となり、アルゼンチン大会もだんだんと自分の中で
触れてはならないものだという認知が強くなってきました。西洋人は東洋人に比べ
時間の破壊力を悲嘆的に謳うと昨日何かで読みましたが、まさにそうだと思います。

時はあらゆる物とあらゆる記憶を乗り越えてしまう―もちろん、それらの過去がなければ
今の私がないのは確かなのですが。今の私は昔に比べると、基盤が弱いんですよ。
信念というか。若気の至りもたくさんあったと思うけど、やっぱり今とは比較にならぬ程
純粋に応援できた頃が、懐かしいです。今の私はアルゼンチンの頃の思いを燻らせつつ、
捻じ曲がって残された悔恨というか、消化不良、不完全燃焼だった日々を焚き付けて
生きているのです。現在は過去とつながっているけれど、過去そのものじゃない。

サッカーを応援する、という行為で、100%完璧に、欠落なく満たされることなんて
ないような気がしますし、実際最も勝敗の予測がしにくいスポーツである以上、
ありえないんでしょうけど、だからこそ、見るのをやめられないのかもしれません。

今日のトピックス:
▽角田、FIFA公認代理人田辺氏と契約。既にJ1の複数クラブが興味示す(サンスポ)
▽U-20代表、昨夜関空よりUAEへ出発。午後3時より1時間20分、空港近くの
大体大グラウンドで練習(スポニチ、日刊)
▽柏、アウレリオ監督退任、後任は池谷スクールマスターか(日刊、報知、20日付日経)

上は…コメントし辛いんですけど(苦笑)オーストラリア戦の時、近くにいましたね。
私はあいにく(?)角田さんのことを口走った記憶がないんですけど(笑)

中央は、知っていたら行っていたのに、とは思いました。関空出発は、なんといっても
前回大会で成田へ行くという史上最高の空振りをやってしまったので、予想はしてました。
ドバイへの直行便もありますし。地上波の放送が一局独占ではないので、今後の情報を
どこが(スポーツニュースで)フォローしてくれるのかというのが気がかりです。

下は…これもまだ決定事項ではないのでコメントし辛いですが、あのチームには
出る杭を許さない日本人的な気質が、どこよりも色濃く流れているとは常々感じます。

…「ちゃんと謝れよ!」って、簡単な言葉のようで、なかなか言えませんよね、某くん♪
善悪は理屈を伴うけれど、美醜は全く伴わない、だから、真実に近い存在。


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