Land of Riches


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 2003年04月27日(日)   笠間 de お散歩 

今年も躑躅が美しい季節になりました。

羽田さんの帰りを待っているのは自分だけ―なんて、自意識過剰もいいところです。
14番のユニフォームやシャツも持っていないくせに。私は、醜いです、本当に。

選挙へ行ってこい、と親(父親の誕生日は覚えていたのに、母親のは忘れてしまいました…。
父の日・母の日は嫌でも意識させられますが、人間にとって一番大切な日は誕生日だと
常々思ってますので)に半ば脅迫されて投票してきましたが、誰が立候補しているか
投票所へ行くまで知らず、昨夜、夕食後に母と交わした地元の裏話だけで記入する
名前を決めるぐらいなら、こんな権利行使しない方がマシ、ある種の濫用だと思いました。

いい加減な、無責任な自己表示が許されたら、真剣に一票を投じた人に失礼ではないですか?

TVを全くといっていいほど見ず(スポーツニュースすら見逃す場合多々)新聞も読まない、
そんな自分は、世間から完全に取り残されています。そもそも、J1リーグ全体の動向、
たとえば順位なんかも分かってませんから。毎日8時間、古臭い機械の子守りを繰り返す、
外との接触が皆無(チェーンの店からかかってくる電話は、外とは言い辛い…) な
時間を過ごしている自分が嫌になります。収入額上、いつまでも今の仕事を続けては
絶対にいられないのは分かっていて、次へのアクションも起こさねばと思いつつ、
観戦費用捻出のための自転車操業として、単純作業へ従事しているのです。

選挙権を持たなかった頃の方が、選挙公報もしっかり読んで、入れたい候補者を
きちんと持ってました。まさに、あの頃嫌っていた、ダメな大人になってしまったのです。
大人になることは感受性を失うこと、全くもって同意です。悲しすぎますけど。
幼い頃は、大人になったら、なんでも自分でできる、すごい人になると思っていたのに。

せめて、1日30分以上かけて毎朝、朝刊を読んでいた子供時代ほどとは言わないまでも、
ちゃんと読んだと自分で納得できるだけの時間をかけて、新聞を読むゆとり(時間は無論、
精神的余裕も)が欲しいです。このままでは、もっとダメなオバサンになってしまいます。

2週間前に借りてきた5冊のうち2冊しか読破できなくて、また借りてきたんですが、
帰りに本屋へ寄ったら、徳間デュアルへ“引っ越した”真・イズミの1巻を見つけました。
2月のU-20磐田合宿で、私と同年齢のKさんと、止まってしまった日々を振り返っていたのが
つい昨日のような、でも懐かしくあるのですが、確かに私があの手の文庫を年相応に
愛読していた頃に出ていたシリーズはほとんど完結してなくて(e.g.藤本ひとみの銀バラ。
例外はスニーカー文庫のヴァルガーぐらいかな…あれもネオの方は自分から手を出すのを
やめてしまったのですが)続刊を待っているうちに、不釣り合いな大人になってしまったのです。
作中人物はほとんど年をとってないのに。ショーゴはまだ19歳ですよ。

「普通の人」とは違うものに接して育ってきたとはいえ、ある程度は年齢相応の
“カルチャー”にも触れてきたわけで、モラトリアムが終わり、多種多様の年齢の
人々と交際する現在は、そんな話題で自分の生まれた年代を実感するのです。
自分の知らないことを知っている人、ものの見方が違う人と話すのは楽しいですが、
(それでも、ある程度の共感がないと話は合わないのですけれど)ズレはズレです。

…でも、私は、スクールウォーズがラグビーの話とは知ってますが、見たことないですよ?(苦笑)

いい加減に昨日の話もしないといけません。レイソル。まさかアンブロのキャリーバッグを
引きずって(このバッグは今年から支給だそうで、道理で小綺麗だったわけだ)
スーツで遠征へ来ているとは思いませんでした。髪の色が変でなかったら(笑)
一介のビジネスマンですよ。ちょっとたたえている雰囲気が違うとはいえ。

アウレリオ監督の考えは理解できません。個人の才能を最大限に発揮することイコール
約束事なしのサッカー…次に何が起こるか全く読めない、それは本来なら見ていて
楽しいサッカーのはずなのですが、感じるのは選手の戸惑いだけで、スペクタクルとは
程遠かったです。永田さんがマイボールにする、それを一番前へ蹴り出す、
受けた前線のドリブラーたちが個人能力でDFをかわした時のみチャンスとなる、
(今の玉田さんは好調なので、ゴールとして結実したわけです)
ばかばかしいですよ。平山さんや光輝さんに守備で尽力させるのも。
平山さん、あんなにすごい左足を持っているのに。永田さんはゴールの起点と
なったとはいえ、凡ミスを繰り返し、見ていて頭が痛くなりました。
このままでは、彼はダメになってしまう…永田さんがレギュラーだからこその
贅沢な心配なのは分かっているのですが。そして、貴章さんはまだ使えるレベルにないと
主張しているのに、貴章さんを出せと願ってしまう、マルシオのダメっぷり。

選手交代の仕方といい、監督からは責任転嫁のにおいをひしひしと感じました。
明神さんと下平さんが守備でそれなりの力を持っているから、攻守のバランスが
崩れた今のフォーメーションでもどうにかなっているという印象です。
永田さんは負担かかっているのは分かるんですけど、奪った後につなぐことが
デフォルトになり過ぎていて、クリアが小さくて、敵にさらわれてまたピンチ、なんて
場面が何度もありました。今のレイソルのサッカーは、彼が好きなものとは全く違うのです。

そして、終了の笛が鳴る前にロッカーへ消えようとした大野さんには、なんとも言えない
気分になりました。ゴール裏には少女からおばさまに至るまで幅広い年代の平山ファンがいて
びっくりしたのですが、でも、やっぱり柏のサポーターは大野さんが好きなんだと
スタメン発表の時に感じましたから。レイソルはどこへ行くんでしょう。
少なくとも、私には、見ていておもしろいものではないです、あれ。

29日は立て直してきたらしいエスパルスにむしろ注目です。昇平さん♪


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