Land of Riches


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 2003年02月07日(金)   いいな いいな にんげんっていいな 

おいしいおやつに ほかほかごはん こどものかえりをまってるだろな
ぼくもかえろ おうちへかえろ でんでん でんぐりがえって ばいばいばい

…というわけで(意味不明)U-20合宿@ゆめりあから帰還しました!
一部筋に需要があるようなので、この前よりはまともな報告(レポってほどじゃないですが)を
書こうと思います。ただし、あいも変わらず選手の顔や特色を理解してない上に、
一切メモの類を取ってないので、正確性には欠けると思いますがご容赦のほどを。
まあ、一言で言えば、おなかいっぱいです。お前ら、楽しすぎだって(笑)

そもそも今日も予定の時刻に練習は始まらず(午前も午後も)先に到着している
大熊監督以下スタッフがボールとじゃれながら選手を延々と待つという「クマ時間」が
すっかり定着。勝手に“練習は予定の30分後に始まる”と決め付けてこちらも行動するに
至りました。早起きして駆けつけた意味がないですよぉ…(涙)
ちなみに、いつも一番最初にグランドへ入ってくるのは川島さんです。

午前は(別メニューの菊地・成岡・前田をのぞく)全員でボール回しからスタート。
パスした相手の名前を呼んで、おまけにその位置へ移動、と。この後、1対1のパス練習も
したんですけど、とにかく大熊監督がパスについての当たり前のこと(いちいち覚えて
いられないと思ったぐらい、当然の内容)をくどく言っていたのが気になりました。
つまり、それは理念としては当然であっても、当たり前ではないから言われているのです。

次は3組に別れ、四角形の頂点に散る形で浮き球を交換しながら移動する練習。
ごめんなさい、うまく選手の動きが表現できません(泣)でも、目的は大熊監督が
ビシッと言ってくれたお陰で分かりました。「ロングキックの練習」。結構距離は
長めで、「中盤を超えるイメージで」やるのです。選手個々の移動はゆっくりでいいから、
正確に蹴るべし、と。大熊監督は終始やたら選手を褒めていた(アジアユースでの名言
「サンキュー坂田!」を想像していただければ)のですが、ここでは永田さんが何度も
「いいキックだ!」と言ってもらえて幸せでした。トーゼンでしょ(^^)もっとも、
永田さん(と宇野沢さん)の組が目の前だったから、そこしか見てなかったというのが
真相なんですけど。あとしっかり聞き取れなかったのですが、蹴り位置を交換するに際して
ボランチとウイングバックをイメージしろと言ってました。前回の見学の時から
思っていたのですが、今ではポジションにとらわれない万能選手が是とされているのでしょうか。
移動を反時計周りから時計周りとこなして、次は立ち位置(選手の配置)を変えての
グラウンダーパスの練習。これはもっと説明できません。つくづく自分の戦術理解度の
低さが嘆かわしいのですが。大熊監督いわく「集中している時のミスはまだいい、。
集中していないミスは絶対駄目」。世界と勝負するには、低く速いボールを自在に
操ることが(試合で互角に張り合うための)前提条件なのです。

続きまして、みんなでゴールを運び、フットサルコートほどのエリアを作成し、
両方にGKを配置、中に3対3で入って、両端から2人がセンタリングを入れるという、
ゴール前での攻防の練習。セットプレーを意識したのかな? この時、インターバルで
角田さんが岡本さんへダイレクトでボールを蹴り込むシーンがあったんですけど、
「グッピー!」と呼んでてビックリしてみたり(苦笑)もうばっちり覚えましたって(謎)

午前はこれで全部でしょうか。あ、一つ抜けてました…ミニゲーム。ロングボールの前かな?
(やぶさん使えなさすぎ)何より分からなかったのが、山口慶さんだけどちらの
チームでもない、違う色のビブスを着せられていたこと。ビブスの枚数が足りないわけでもなし、
あれは何だったのだかいまだに分かりません。実は午後も同じメニューがあって、
やっぱり慶さんだけ違う色で、個人的に何かの嫌がらせかと思ってしまいました。
どちらのチームでもないフリーマン、だったのかな…うーん。

別メニューの皆さんはランニングしたりだったんですけど、菊地さんは見学スタンドの
知り合いとおぼしき方に一周目(多分)で会釈してましたよ…チェックが厳しい…。

ぽかぽか陽気で、選手も捕まえ放題だったんですが、用もないので全員見送ってしまいました。
それで陰に隠れてたんですが、宇野沢・近藤の二人が迂回しておそらく柏ユースの
関係者と思われる方に挨拶へ行く時に目の前を通ったので、ドキドキしてしまいました。
今合宿で発覚した事実として“やぶさんはレイソルを「うち」と呼ぶ”という、
非常に悲しい事態(磐田でさえ、そう呼ばなかったのが自慢だったのに)があります。
真剣にワールドユースで抜ける穴を心配してみたり。ダメすぎです…。

Sさんが広報へ今後の予定を聞こうと近づいたのですが、その瞬間に*向こうから*
「明日は非公開です!」というお言葉が。それが知りたかったんですけど、何か妙な気分。
(お答えになった瞬間、破顔一笑でしたからね…(大汗))
しかも、「知り合いの人にもそう伝えて下さい!」と去り行くファンに叫んでいるので、
「webに(その旨を)載せてもいいですか?」と確認したところ、「是非!」
懇願(笑)されてしまいましたので、速攻で協力させていただきましたよ…。

やっぱり遅れて始まった午後練は、同じく別メニュー組をのぞいて、椅子なしの
椅子取りゲーム…これもどう説明したらいいのか、みんながぐちゃぐちゃと走っていて、
合図と共に、指定された人数で集まって固まって、仲間はずれが負けというゲーム。
Sさんいわく、田嶋JAPANでもやっていたメニューです。一応アップの一端なので、
70%、90%、と指定されたスピードで走らなきゃいけないはずなんですが、みんな頭は
合図の時に誰と組むかでいっぱい(笑)だから、なんか誰かを追いかけるような、
妙なペースでのダッシュになるんですねぇ。3人1組で、しかも誰か一人を抱えあげなきゃ
ならない時は、たとえば永田・宇野沢・加藤組なら軽い大志さんを抱える(もちろん
その方が早くできるから)など、みんな知恵を絞ってます。まったく(笑)
個人的には罰ゲームをやってほしかったです…(ニヤリ)

ちなみに午後練習には、U-22の山本昌邦監督がいらっしゃってました。
五輪代表を意識する選手も少なくないだけに、その存在は大きかったでしょう。
練習後もどうやらユース代表の宿舎を訪れて、何か話をするような感じでしたよ。

慶さんイジメ(違うって)のミニゲームが前だったか後だったか定かではないんですけど
(本当にやぶさんって使えない)この後はピッチ中央の3分の1だか4分の1だかの
非常に狭いエリアで11対11をやりました。ゴールはピッチの四隅にも近い位置に
置かれた狭いコーンの間(つまり、4ヶ所ゴールがあります)だけ、この、通常の試合なら
考えられない密度で敵も味方も多数いるという状況で、選手の判断力を見たようです。
それはありえないシチュエーションなので、惰性(という表記が適切なのか疑問)では
さばけないのです。そしてプレスを激しくかけることを奨励していました。私なりに
考えてみた結果、これは世界大会で待ち受けていると思われる、強烈なプレッシャー下を
“創る”ための方法だと思われます。大熊監督いわく、システムやポジションにとらわれないで
(これは○○の仕事だというイメージに支配されない、と解釈。実際、守備に関して
人に任せるな、と言ってましたし)、と。ワールドユースは非日常な試合でしょう。
味方がそんなにたくさんいる状況はありえなくても、敵は、ありえますから。

ここでも大熊さんは褒める時はやたら褒め、同時に良くないプレーはビシビシと
指摘していました。飴と鞭を巧みに使い分けてます。また永田さんの例で申し訳ないんですが、
声が出ているのはいい(注:永田さんはもともとそんなに声出す人じゃないです)
でもただ出しているだけでは駄目、前へ行けと言う時でも、具体的に味方が動けるように
言えば(結果として派生するシチュエーションは)違う、と。「いい声!」という
褒め言葉を多用していたように、パスの質ならぬ声の質を求めてました。全体に。
パスにはメッセージを込める、とよく言うのは菊地さんですが、本来メッセージである
声を有効に使えというのは、四六時中声の出ている大熊さんらしいというか。
他にも、たとえば馬場さんが出す一本のパスにおいても、こう出せばこれだけ違う、と
ワンランク上の結果を(しつこいですが通常の試合とは異なる状況で)追求させてました。
でも、回数としては絶対褒めてる回数の方が多いです。これでいいんだ、と選手に
自信を持たせられるんじゃないでしょうか。絶対に全員分ではないので、不公平に
なってしまいますが、覚えている範囲だと、尾亦さんの守備、大井さんの守備、
角田さんの攻め上がり、貴章さんのシュート、徳永さんのドリブル(縦を切られた時は
それを使えと大熊さん御満悦)かな。「いいよ!」とか「ナイス!」とか「OK!」がお約束。

あ、そうそう、話が絶対前後してますが、ミニゲームの時、一度大熊さんがCKを
指定した場面があったんですけど、あいにくゲットした側のチームにプレースキッカーが
いない(本当にいなかったようです。Sさんによると)ため、だーれもコーナーに
行かないまま時間が流れるという、とんでもないことになりました。あの時間は
かなり気まずかったです。結局、長谷部さんが行きかけたのにやめて、ノリオさんでしたが。

午後練習のゴール前攻防戦は、ペナルティエリアの両端にゴールを置き、今度は5対5という
更にハードなものに。クリアボールが時にアシストと(場合によってはシュートにすらなる)
化す目まぐるしい攻守の交代で、選手の判断力(それは理性だったり、条件反射だったり)も
MAXの稼動が求められます。ゴールをとること/とらせないこと、サッカーの全ては
それなのですが。ここであまりに熱いため、宇野沢さんと祐大朗さんが激突して
二人とものた打ち回って冷や汗かきました。宇野沢さんはすぐ復帰、祐大朗さんも
練習はそこで取りやめましたが、左足首を冷やすぐらいで済んだようで(こんな日でも
取材多数にファンサまで殊勝にこなす姿には泣きたく)良かったですけど。

ガチガチとぶつかり合うペナルティエリアから離れた場所では、キャッキャと嬌声が。
(嬌声、って女の人に使う単語ですけど、あえて…)終日完全別メニュートリオの
菊地・成岡・前田と、どうも激しい当たりが予想される練習(e.g.ゴール前攻防戦)のみ
大熊さんに排除される大志・慶の5人が、追いかけっこしたり(誰とは書きませんが、
カタールでの古傷がうずいているとされている人、結構全力でダッシュしていた気が…)
やがて、5人で手をつないだままリフティング(むしろ蹴鞠)しつつ、ピッチを右から
左へと移動するゲームに挑戦していたのです。落とすと罰として腕立て伏せ30回。
通常メニューのメンバーがクールダウンをしている横で、ようやく端までたどり着いた
5人でしたが、あと30cm(これは目測ではなく彼らが言っていた数字)で菊地さんがミス。
失意のあまり倒れ込む4人、腕立て伏せを命じるスタッフに最後まで反発する菊地さん…。
(5人的にはゴールに達していたのですが、判定は全員はゴールしてないということに)
腕立て伏せに際して成岡さんいわく世界では隙を見せてはいけないそうです。

そもそも風邪っぴきのため、選手との接触を控えようとした私ですが、Sさんが
某スタッフさんにチョコをあげるというので、私もサンテラスで調達したチョコを
永田さんと宇野沢さんにプレゼントしました。この人選がもうダメっぽい…(汗)
でも永田さんはやっぱり好きですし、宇野沢さんは(前回の見学を含め)ずっと
トップ下だったんですけど、常にキュンキュンキラキラしていて、非常に好印象だったのです。
(宇野沢さんのプレースタイルは気迫を前面に押し出すものだけに、見てて気持ちいい)
宇野沢さん、荷物運びの最中だったのに手荷物増やしてごめんなさい。あと永田さん、
渡す以外に用件がなくてすみません…あの目の前に立たれていた数秒を思い出すだけで
泣きたくなります(小心者)今回は話すネタがなかったんですよぉ(号泣)前回は
ふれフェスでのトークショーネタ(レイソルで一番かっこいいのは俺、という質問に
YESと答えなかった…ちなみに永田的にそれは当然の回答らしい。じゃあ、誰が?
「平山さんとか、かっこいいっすよ」)を提供していただいてつっこんだんですけど。
ちなみに、この出待ちで、ファンがバス内を観察しているように、選手が外を非常によく
見ていることが判明して(詳しくは書きません…)なんとも言えない気分になりました。

ちなみに、バス席について少し書いてみると、最後列は昨年8月末から全く変化なく
「左・永田、中央・馬場、右・坂田」です。永田さんはもらった物をすぐに開けて
(ある意味欧州的)馬場さんと言い合い、坂田さんはすぐ前列の超仲良し大悟さんと
いちゃついてます。そう、前回の午後練の後には、坂田さんバス内なのに踊ってました(汗)
今野キャプテンは左の窓際後ろから4番目、宇野沢さんは一番前(スタッフより前!)ですぅ。

…これで全部かな?(苦笑)もはや読み返す気さえ起きませんが。明日の報道を見て
何か補足があったら書き足します。疲れ果てました。おやすみなさい。

※追記
やはり大事なことを忘れてました! 午後練の途中に、高木さんがスーツ姿で現れたんですよ。
あっという間にいなくなりましたが。彼の到来を見るやいなや、菊地さんが、あの、
点を取っても試合に勝っても笑わないことのある菊地さんが(誤解を招きそうな…)
ジャンプしてガッツポーズまでつけて喜んでいたのは特記事項ですね。


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