Land of Riches


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 2002年11月01日(金)   君影草 

若田部さんは10年前ホークスへ入る時にスワローズやベイスターズを諦めたことを
忘れてなかったんですね…たとえ涙で引き止められても。

あまりの眠気に何度も意識が飛びそうになりましたが、日韓戦最後まで見ました。
当たり前ですね。韓国は長身選手が多く、空中戦になったら…と(特に5番の人を)
心配してましたが、みんな目いっぱい身体を張って守ってくれました。よくやったと
思います。ぶつかり合いにも負けてなかったですし(微笑)好セーブ連発の川島さんを
筆頭にバックスは前代よりも安心して見ていられる(特にマイボールにした後の
処理。前代はキックがダメな人が(以下略))気がしたんですけれど、CBを5枚あるいは
感覚的には6枚並べたような(←今野さんに失礼)布陣のせいなのかは断言できませんが、
点を取れる気がしませんでした。今大会結果の出ていない茂木さんの先発も、フォア
チェックのためかと思いましたもの。阿部くんも守ってましたよね、下がって…。
坂田さんや矢野くんが入っても、点を取られそうな場面はあっても点を取れる気は
しなかった、それが全てだったような。持久戦は韓国に分がありますし。

いずれにしろ、最後のVゴールは切なかったです。2年前が重なって(4年前はヴィジョンが
湧きません。あの代表本山さんオンリーしか興味がなかったんですよね。チームを
応援するようになったのは年が明けてから)立ち尽くす選手が多かった中で、一人
座り込んで悔しがっていた…ひどく悔しがっていた角田さんの姿が忘れられません。

ありきたりだけれど、この悔しさは、来年、また、同じ砂漠の只中で。

3バックは当初「角田・永田・大久保」でしたが「角田・永田・菊地」へシフト。
菊地くんをバックスに入れるのはもったいないですね。本大会までにはまた違った
ムーブメントが起こることを…それは安住を約束されないという過酷な現実でも
あるのですが。でも、8月に見た永田さんと今の永田さんはまるで別人です。場数を
重ね、おのれのやることに自信をつけたというか。たたえる空気が、戦況を見る
眼差しが違うのですよ。かっこよくなったと思います。贔屓目抜きに。

君は、荒野に咲いた一株のすずらん。すずらんの花言葉は「幸福の再来」。


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