Land of Riches


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 2002年05月15日(水)   「でも今はそんなこと全然考えられない」 

.....I think so.
いろんな意味で。巡る年月の行方―行き着く先など知るよしもないけれど、
少なくとも今現在は。この瞬間は。ただ同じ空の下にいるということだけが望みの糸。

♪叶いもしない夢を見るのは
♪もう止めにすることにしたんだから
♪今度はこのさえない現実を
♪夢みたいに塗り替えればいいさ
♪そう思ってんだ
♪変えていくんだ
♪きっと出来るんだ
(from Mr.Children「蘇生」)

ノルウェー戦は催促される格好で(半ば冗談半ば真実)見ましたけど、
体が重いと自らも言い、また周囲からも評されていたヨーロッパの3人(notGK)が
目に付いたのは、カメラの抜き方のためか、私の目が腐っているのか…。
感想としては「イナのレプリカント(註:RX-9世界における“アンドロイドの
クローン”の意)を作れ!」でした。いやRX-9を作れる研究者亡くなってますが…(苦笑)
ジョークではなく、守備に疲れたというコメントからして、特にパートナーが
戸田さんに変わる前(前半)は辛そうでした、いろいろと(福西さんゴメン…)
ま、イナ(級)が二人いたらいいのに…という、失礼な感想です。すみません。
あと22歳の誕生日に本意のパフォーマンスの出来なかった市川さんに少し「頑張ってね」と。
あくまで17日―会見に監督がいるかいないかなんかもうどうでもいいよ―に選ばれたら、ですが。

試合開始まで、珍しく自分のサイトの駄文を読み返してました。えんじの部屋。
本山さんとの会話記録を見て「牧歌時代だな〜」と感じた私の感性はどうでしょう?
今、もし鹿嶋へ足を運んだら、私を待ち受けているのは何でしょう?
落胆?…過ぎ去りし日々への追憶? 現状への失望?

なんか、あの頃(苦笑)とはサッカーの見方が違う気がしますよ。それは成長?
でも…好きな選手が楽しそうにボールを蹴る姿とか、大事な試合に臨む姿とか、
そういうのを見たいだけなんだ、って気持ちは何も変わってないつもりなんですけど。
所属チームがどうとか、戦術がどうとか、ゴール裏の雰囲気がどうとか、
そんなことは全部、そう全部“付随物”でしかなくて、はっきり言ってしまえばどうでも良くて、
(実際は大好きな選手にとってそれは結構重要なファクターだったりするから無視できないけど)
同じ志を持つ友が欲しいとも思わないし、物の見方なんか十人十色なんだから
好き勝手にやればいいじゃん、ましてや仮想空間の“自分の城”でなんて、と思いますが。

一人の人間を、サッカー選手という側面から愛していく、ただ、それだけ。
インクで書いた手紙のように、時と共に色褪せても…綴った気持ちは確実に存在したもの。

1年前の日々を懐かしむことも出来るし、忌むことも出来ます。
だけど、そういう時を過ごした、過ごしてしまった(苦笑)過去は揺るがないから。

最後に虹を見たのは…選手権福岡大会決勝の帰りの飛行機…。
さあ、“僕”の心に未来へとかかる虹はあるか? それは確かに美しい色をしているか…?


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