Land of Riches
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2001年02月10日(土) |
ジタン(notジダン)の世界 |
夜明けが日に日に早くなってます。季節はめぐります―いつまでも、きっと、いつまでも。 太陽にすら寿命はありますけど、それは人間にとって気の遠くなるようなスパン。 セミがヒトの一生を思い描くようなもの?
ただいま(今更ともいう)『ソフィーの世界』にトライしてます。 上下に分かれた普及版(私は1995年6月に出たあの分厚いハードカバーしか知らなかったので、 これがあるだけでも驚いたんですけど、普及版は1997年10月―ちょうどZEPHYRができた頃―に出て 私が買ったのが2000年11月の第22刷。今月23日にはビデオ&DVDが出るそうです<帯より)の 下巻に突入したところ―ヒルデが出てくるあたり―なんですが、キャッチコピーの “世界で一番やさしい哲学の本”は嘘だろ、というぐらい難しいです。 大学で西洋哲学概論は履修してるんですけど、私の知識は高校倫理のレベルらしくて。 つまり、哲学者の名前や代表作は知っていても、内容はまるで分かってない、と。 (大学合格後も倫理の教科書と地理の地図帳は処分しなかったぐらい愛してたんですが)
ソフィーは14歳の普通の少女、という設定ですけど、少なくとも私より知識が豊富で、頭は切れます。 まあ、ソフィーが“誰”なのかを考えると、ちょっと分かる気もしますが…でもヒルデもそうなのでは???
あと、私の描く「羽田憲司」は、羽田さん本人ではなくて、私自身が見聞きしたり メディアを通して得たイメージを複合させた“幻影”なんだと再確認しました。
『ソフィーの世界』流に表現すれば、私はウサギの毛の根元から時々はい上がってしまい、 哲学者チックに世界を眺めてしまう気分屋のノミです。しかも、それで行方不明になりかけの。 だけど、哲学者風の見方ができることは、人生を深く豊かにするかもしれないけど、 楽しくはしないでしょう…驚きはプラスの感情とは言えないから。現に、私はこんなにやつれてますし。
8日が休みだったんですけど、医者が休みなのを忘れていて、長い一日を過ごしました。 昼は良かったんですが、夜が…眠れないからとチャットへ行ったのが運の尽き。 あのチャットの皆様には感謝してますけど、結局出勤予定時刻までトータル30分弱しか眠れなくて、ダウン。 いや、コンディション自体はもうずーっと“かろうじて働けるレベル(とろとろと)”で低位安定してますが。
壊れかけて―実際意味もなく部屋をウロウロしたりしてた―すがるように24番シャツを着込んで行った医者で、 思考を破壊され何一つ現状を伝達できない(これでは症状が分からないから手のうちようもない。 だけど黙って向き合っていても医療費はかかる(苦笑))私へ先生が下したのは、ほぼ最終宣告でした。
あなたは普通の人が目を背けているものを見てしまって混乱している。 落ち着ける場所がないというが、それは決して遠くかなたにあるものでも、待っていてくるものでもない。 欲しいのなら、自分で探しなさい。電話やパソコンを通してでもいいから。
親から今月の電話代の請求が来ました。3万円。先月立て替えてもらった分を足すとトータル5万円になります。 電話代を必要経費と考えてしまうのは独り暮らし時代からの“悪癖”ですけど、 実際、医療費の一部のようなものですからね、私にとっては…。
今日の一言:「拓也も巨人のキャンプ見に行かない?」
2001.1.12 wrote.
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