「ガムを食べた。」 DiaryINDEXpastwill
2007年01月21日(日) 親離れ

年が明けてもうすぐ1ヶ月。
仕事は忙しい。
新入社員も入って来て、去年より仕事を覚えた自分に気がつく。
それでも、満足は出来ない。

10代始めに自分が無いって悩んだ。
自分探しを自分独りでし続けた到達点は引き篭りだった。
20代終わりに差し掛かって
今度は最後まで傍に居て待っててくれた
両親のために親孝行しようと思い社会復帰した。
そして周りに居る人たちから求められる役割を果たそうと思った。

今、去年の終わり頃から
次の段階に進まなければならない自分に気がついた。
受身な自分
自分では判断できない自分
事なかれ主義な自分
そういう自分を乗り越える段階。
積極的に生き、自分で判断して、人と積極的に交流する。

昨年暮れに自分の能力に限界を感じて親に相談した。
親は、仕事を辞めればいいと言った。
それに甘えそうになりながら、何かおかしいと感じた。
後戻りしてしまうと思った。
親は俺を子として甘く見ていると思った。

いつか両親は居なくなる。
そのとき俺は自分で判断しなければならない。
自分のこと、家のこと。
両親の意思を受け継ぎながらも
自分で判断しなければならない。

会社を辞める判断をしたなら、
いつか両親が居なくなったときに
俺は両親の代わりに物事を判断してくれる人を探すようになる。
そして誰かに騙されてしまう。


20代半ばで大学を辞め、
正味5年ほどを無職や引き篭りやアルバイトで過ごしたことで
俺は人より10年遅れた人生を歩んでいると思う。
大学を辞めた時点で自分がどこか生まれ変わり
立ち直るには人が生まれて物心つくようになる位の
時間がかかるだろうと感じた。

実際に人が生まれてから成人する時間よりは早く、
徐々に、加速度的に立ち直って来てはいるかも知れない。
それでも10年遅れだ。

で、やっと親離れを試みようとしてる。

尻尾だけ |MAIL