「ガムを食べた。」 DiaryINDEXpastwill
2006年10月30日(月) ボーナス

今の会社に勤め始めて1年余り。
ボーナスを貰って社長と話した。

俺は人格の変革を求められている。
それは、俺にとっては人格の解放。
引き篭りから立ち直るには、自分を縛りつける必要があった。

かつては、パソコンに向かっている時間だけが「俺」だった。
かつては、自分の部屋や車という枠の中だけが「俺が生きる空間」だった。
やがて、夜中のコンビニで機械的に単純作業をする時間も「俺」になった。
やがて、30坪弱の箱も「俺が生きる空間」になった。
それから、昼間似合わない営業をぎこちなくやる時間も「俺」になった。
それから、職場と、街のあちこちにある箱も「俺が生きる空間」になった。

今、自分の部屋から出た時間が生活の大部分を占めるようになって、
それでも「俺」は部屋の中に置き去りになってしまっている。
周りに居る人たちが、部屋の中に置き去りの俺を解放するように言う。

だけど部屋の中が散らかりっ放しなんだ。
放ったらかしには出来ないから少しずつ整理して出かけよう。
整理した荷物をまとめて外に出よう。
次の1年はそんな風に生きたい。

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