「ガムを食べた。」 DiaryINDEXpastwill
2006年08月20日(日) クレームビジネス

契約書上はAであっても、お客さんがごり押しするなら
事実上Bを認めることもある。
お客さんが契約書にAと記載されていることを
知らなかったと明らかに嘘をついていたとしても
敢えて突っ込まないこともある。

警察が10kmくらいの速度オーバーでは捕まえないこともあるのと同じ。
生活の幅、ゆとりってものが少しはないと世の中息苦しい。
正に生活の場を提供する賃貸不動産の世界で生きるには柔軟性が必要。

色んな人間が居る。

色んな人間が居る世界で前進するためにゆとりがある。
型に嵌め込んで考えて凝り固まっても腐るだけだ。
エネルギーを、何も生み出さず腐るためだけに消費してしまう。

凝り固まった人間をそっとしておくためにゆとりがあるのではない。
俺たちが前進するためにゆとりがある。
いずれ腐っていく身であっても前進する。

真夏の昼間。古いアパートの空室。
閉め切られたまんまの空気が恐ろしく暖められ、
暖められた空気が排水管から臭気を呼び込む。
臭気でいっぱいの空気がさらに暖められ、
隙間という隙間へ入り込み、
部屋中の全てのモノに臭気を染み込ませる。
久しぶりに訪れた人が扉を開けると、
物凄い勢いで出てくる臭気に追い返される。
この部屋にやってくるのは、受け取る人のない広告チラシだけ。

そういう部屋を生んじゃいけないんだ。




凝り固まって腐って、臭気を包み込むゆとりに囲まれていた。
この日記はそういう風に過ごしていた自分とも繋がっているんだけどね・・・。

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