| 2003年04月11日(金) | おめでとう1ヶ月 |
姪が生まれて1ヶ月が経った。
お母さん共々、退院してからずっと外に出ていない。
赤ちゃんは1ヶ月は外に出しちゃいけないみたいで。
一昨日書いた、よく喋るおじいちゃんの話。
実はもう1人居るんですよ。
あの日、もう1人会った人が居るんです。
シーズンオフに入ったからお客さんは少なくなった。
その代わり、商品の仕入れをしなきゃいけない。
つまり空いてる物件を回って、
「この空き部屋うちで紹介させて頂けませんか?」って言うの。
初めて回った先は10年くらい前に行った喫茶店だった。
そこのビルの部屋が1つ貸し店舗になっていて、家主は喫茶店のマスター。
入っていくと、俺しか客いねー・・・。
ぎこちないさりげなさで世間話から部屋の話をする。
しかし80歳になる爺さんは曲者でした。
独立心が強くて、不動産屋に空き部屋を任せないどころか、
部屋の改装まで自分でやろうと計画している。
店内の壁を飾る木製のレリーフは全部自作。
不動産屋に任せていたことはあるけど、
管理費を取るだけで何もしてくれなかったってさ。
どこの会社だ馬鹿。
しばらくすると、話しがとんでもない方向へ進んだ。
この歳でイラク戦争について本気で自論をぶつってどうよ?
「"人生は英知ではなく運だ"これはキケロの言葉だけどその通りだ。」
なんて哲学を語るってどうよ?
「人間は根本的な問題、神が居るかどうかという問題と戦わなきゃ生きてるとは言えない」なんて言うお爺さんってどうよ?
神?そんなの必要か?
そんなの探求したらね・・・。
俺は、自分なりに悩んで辿り着いた考えを話してみた。
全然ダメ。爺さん強いw
「悩まない人間はダメだ(その点キミはいい)。だけど悩んだあとに弱くなるんじゃなく強くならないと。人に頼っちゃダメだよ。」
俺は自分だけで考えようとしたら引き篭もりになっちゃったんですが・・・
・・・俺は人生相談に行ったのか?
爺さんカッコイイ。
けど、人間不信の寂しがりやって感じもした。
この喫茶店、知る人ぞ知る店です。
五木寛之が、この喫茶店の電話でナントカ賞の受賞の知らせを聞いたとか。
400円のコーヒー美味しかったです。
名刺置いてくるの忘れたのでまた行きます。
てか、面白いから行こう。
仕事サボる理由にもなるw
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で、
今日もお爺ちゃんの喫茶店、行ってきました。
「美術大学行ってた人にはトースト出すんですよ。」
「そうなんですか?ありがとうございますー!」
コーヒー頼んだだけなのに・・・ウレシイ
「妻は夕方にならないと来ないんですけどね。」
それってどういうことだろう?
妻にも話してみる?ってことかなぁ。
また行こう。
つか、仕事の合間の秘密の休憩所にしようと思ってるだけ。
今日はその他に4人と話して飛び込みで交渉。
なかなか上手くいかないもんだね。
若干傷つくくらい、びびりまくり。
でも、無知で失うものがない俺は何も考えずに飛び込む。
初心者の頃は先輩方に教わるまんまの先入観を持っちゃだめ。
習うより慣れろ。
という訳で、雨も降ってきて、手持ちの名刺が切れかけた5人目。
なんと、初めて物件を獲得。
運だろうけどね・・・。
6階建てビルの4階、5階にある事務所をうちで扱えるようになりました。
地域的に事務所や店舗が人気なくなり気味の場所ではある。
ただ、看板や垂れ幕の1つでも付けさせて頂ければ、
凄い目に付く場所に広告を出せることになる。
詳しい話は明日にでも再訪してします。