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2008年05月19日(月) 休養×読書×ナルニア。

明日からまた忙しくなるので、
今日は一日風邪薬を飲みながら、
寝たり読書したりと休養にあてました。
が、
なんか昨日の仕事、
良いようにダシにされた気がしないでもないメールが来て…
まぁ仕事がアピール出来れば良かったので、
何かしらの収穫があった事を期待します。

そんなわけで、
ここ2日くらいで一気に読んだ本が「東電OL殺人事件」。
この事件、
当初から関心がなかったわけではないのだけど、
ブックオフで売ってたので買いました。
事件当初から地裁での裁判で判決が言い渡された日までの、
ルポルタージュ。
こう言うルポルタージュはどれもそうだけど、
事実プラス著者の感想が入っているので、
それをどこまで自分で判断して読むかって言う必然性が出るわけで、
その判断が難しいところですが、
それにしてもこの事件、
ホント人間って一番面白いなぁと思います。
でもこの本を読んで一番に感じた事は、
まもなく始まる裁判員制度に対し、
やっぱり裁判を一般人にある程度判断してもらうって言うのは、
ハードルが高すぎる気がしました。
この本でも地裁での裁判シーンが出てきますが、
検察側の言っている矛盾点を、
その場の話だけでどれだけ気付く事が出来るのか?と思うし、
著者が自分でネパールまで行って、
被告人の関係者などに話を聞く事によって、
警察での不当な取調べの実態がわかるわけで、
そんな虚偽を検察が証拠として持ち出しているのを、
そう言う話がわからない人には、
判断できないと思うし。
しかも著者によると、
裁判官は審議中に居眠りをしばしばしていた記述があり、
罪に問うかどうかの裁判で、
それを決める裁判官が居眠りをしている時点で、
ホント裁判って何なんだろうと、
周防監督映画「それでもボクはやってない」の裁判と、
同じような不信感を抱きます。
裁判って何をする場なんでしょうね?
読了後にネットで調べてみたら、
地裁では無罪になった被告が、
高裁で無期懲役になり、
最高裁での上告が棄却された事により無期が確定し、
今は被告が獄中から再度上告申請を出しているそうです。
こう言うのも事件当時は派手にマスコミが取り上げますが、
その後どうなったのかと言うのは、
ほとんど自分で調べない限りわかりませんよね。
ただ被害者がどうして夜は売春をしていたのかと言う心理は、
結局わからないんですよね。
この一番の関心は、
そう言った人間の奥深さだと思うんですけど、
この被害者に対して同情と言うか、
共感した女性が多かったと言うのが興味深いなぁと、
事件当初から思いました。
そんなに…?って。

昨日テレビでナルニア国物語を見ました。
あの当時って、
ハリー・ポッターにロード・オブ・ザ・リングにと、
ファンタジー映画には食傷気味だったので、
また似たような話かよ…と思って敬遠していたのですが、
上映時間も長いしね、
テレビで見たら思いの外面白くて、
最後まで見ちゃいました。
で、今週から続編が公開。
まんまと配給会社の策略に乗せられた気がしますが、
ちょっと見たいなぁと今は思います。


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しゅん [MAIL]