anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2006年03月13日(月)
常に「病人だ」と意識されているのは
存外に辛いことだなぁと知った

強がりだからね
人前に出ると余計に弱さを露呈したくなくて
平気な振りをしてしまうからね
認めたくないからね
明らかに患っていると識っていても
それを事実だと認識したくない部分があるからね

気を遣ってくれるのは素直に嬉しいけれど
間違った気の回し方をされると悔しいんだ

人としてオカシイことはしないし
したくない
そう勘繰られたくもない

大事な人の喜びを共に分け合える程度には
自分は健全だと思う



早いもので、もう弥生も半ばに差し掛かってきて。
気がつくと、結婚一周年まで3ヵ月を切っている。
いつまでの時間を指して、新婚と呼ぶのかは知らないけれど
何も変わらない。
それはそれは、幼子のように、仲良しです。
いや、行動パターンがね。
成熟、円熟と呼べる雰囲気も皆無ではないけれど
基本的には、小学生のきょうだいのような感じ。

それでも
多分、多分だけれど
身の回りのカップルや夫婦と比較しても
相当に高度な、本質的な話し合いを繰り返している、と思う。
お互いの(外見その他に似合わない)性格だとか
置かれている状況の特異性が、そうさせているんだろうけど。

11日は、数年来の知人と飲んできた。
リアルで顔を合わせるのは初めてなのだけど。
そして、例に漏れず言われる、こんな言葉。

冬寿、姉御(私)の尻に敷かれっぱなしでしょう?

な ん で だ w
てめーらグルか!グルなのか!
ひどいときは

姉御、旦那殴ってません?

殴ってNeeeeeeeeeeee!!
一度もない、とは言わない。
殴る・殴られるというのは、あくまで話し合いによって行なわれる。
どうしても気が済まない、喝を入れたいから殴ってくれ。
片方がそう言い、もう片方がそれに応えた時にだけ行なわれる行為。
間違っても妻から夫へのDVは行なわれていません!
逆もまた、然り。
ただ、殴ると決めたときは、私はあまり容赦しませんが。
何も言わず言わせず、暴力に訴えた訴えられたというのは
少なくとも今の段階では、ゼロ。

喧嘩なんてほぼ毎日ですよ、と言うと
特別深い関係にない人は、大抵、目を丸くする。

えっ、冬寿さんが喧嘩するの!?

…そっちかyp
私に関しては納得かyp

でも、彼は頑固だから、格別不思議でもないんだけど…。

人前で与える印象としてのヒエラルキーでは
私>>>>>冬寿、なんだけど
実際は、局面によりけりだ。
知識的なこと・実務的なことに関しては、私>冬寿が成立するけれど
精神的なことに関しては、完全に逆転する。

思考をどう整理するか?
整理して、どのように行動するか?
選んだ道以外の選択肢はないのか?
そこを指摘し、方策に繋がるヒントを与え
実行に移すまで、ケツをひっぱたくのは私だけれど

選択肢の全てとその結果を熟考、推察しようとするが故の不安感や
そうして脳内がフローするために起こる自己破綻や
意外に人目を気にしたり、打たれ弱かったりする脆さや
そういったものに、別の方向性を与えるのは、彼であったりして。

人前では、限界まで平静を装うのが私の癖になっているから
どうしても、実務或いは行動でリードしている私が目立つだけ。

限界を振り切っていても、人目がある限りは走ろうとするから
その束縛が無くなった途端に、あっけないほど脆く膝をつく私を
励まし、手を引き、時には突き放して立たせるという彼の強さは
どうしても目につきにくいのかもしれない。

まぁ、亭主関白よりは、カカァ天下のほうが
ネタ的には突っ込みどころ満載で美味しいから、それはそれで…。


今、は
これから激しさを増してくるであろう、有象無象の圧力が
私の気持ちを挫いてしまっている、そんな部分が大きい。
出番だ、冬寿。
頑張れ頑張れ←他人ごとではなry

子供のこととかね、心身双方の病気のこととかね
私をめたくたに打ちのめす要因は満載だろうけど
彼がいれば、大丈夫だろうなって、そう思えるんですよ。
それが、その安心感が、根本なのかもしれない。


寝よう!

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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