anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2004年11月05日(金) 寝物語に
お互いの布団に包まって
蓑虫状態で話をする
そんな時間が一番幸せで
体が気持ち良くなるよりも
気持ちが充たされる方が嬉しくて
綺麗事なんかじゃなく
それはこの人にしか出来ないことだから



こんな風にKyoにじーっと見つめられて
相談とかしたかったな
役者になる夢だとかさ

行ってあげれば良かったね
一度くらい青森まで

本気で泣いて喜んだと思うよ
泊めてあげられないのが申し訳ないって思っただろうけど
でも●●(共通の友人)の部屋に泊まるなんて
絶対嫌だったと思う

あはは

この人ならわかってくれるって
この人だったら絶対ちゃんと聞いてくれるって
そんな風に感じてた
尊敬してたからさ
いろいろ経験してる人だなぁって

波瀾万丈さだけは人並み以上だからね
でも尊敬されてたら嫌じゃん

どうして?


そんな人から「うんうん」って髪撫でられて
キスなんかされても反応できないでしょ?

固まってたかも
か…体が動かないとかって

そんな状態じゃ落とせないじゃん
それとも何かがぷちって切れちゃって
そっちからキスしてくるくらい
そのくらいトロトロになるまで
キスしてあげればいいのかな?



絶対に叶わない過去の願い
もう今ではありえない仮定

だけどそんな話をしている時が
本当に心から幸せだと思う

たとえその中に
大袈裟すぎる表現が混ざっていても
嬉しがらせるための嘘がちりばめられていても
たまには
そう たまには
進んで騙されていたい
偽りでも優しさだとか幸せだとかに
浸り切るほど溺れていたい
疑う気持ちなんか全部捨てて
悔やむ思いなんかかなぐり捨てて

私が欲しかったのは
結婚という形とか
体が求める快感とか
そんなのじゃなくて

こんな風に話をする時間や
作った食事を褒めてくれる言葉や
ふと冗談を言ったときの笑顔や
不安で目が覚めたとき隣にいてくれる安心感や
仕事明けの「ただいま」の挨拶や
そんなもの

洗濯をしていて
下着の綻びに気付いたときの脱力感
穴の開いた靴下を見つけたときの微笑ましさ
PCに保存されていたオフのときの私の写真
会いに来たときに泊まったホテルの予約票
中学時代に使っていたグローブとボール

そんなもののいちいち全てが
たまらなく嬉しくて切なくて暖かくて
ここに来て良かったと思える最大の要素



まあ、そんなわけで自分が幸せに浸っていても
相変わらず寝息をたてているのだけど(笑)



ここまで書いたところで一瞬目が覚めたらしく
隣にいたはずの私の姿が消えているのに気付き
寝ぼけてわけがわからないまま
「Kyo?」って焦った声で探されました
深夜に徘徊したりするからなあ、私

でもやっぱり一瞬で寝ちゃって
寝言を言ってるから私は眠れません

「電話してくれるって言ったのに」って
誰のどんな夢を見てるんだよ、テメエ(笑)

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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