橋本裕の日記
DiaryINDEX|past|will
来月の今頃は、フイリピンのセブにいる予定である。今年は3週間滞在する。現地の英会話学校に通いながら、みっちり英語の勉強をするつもりだ。フイリピンの人にも積極的に話しかけてみようと思う。
学校には韓国の若者が多い。彼らとも英語で積極的に交流したい。韓国の若者のまじめでひたむきなところが私は好きである。「笑うカイチュウ」などの著作で知られる寄生虫学者の藤田紘一郎さんも、週刊現代の7/1号に、こんな文章を書いている。
<フイリピンの観光地・セブ島に行って驚いた。ここにきている若ものは韓国人がほとんどで、日本人はまばらにしか見えなかった。その韓国人の若ものは男も女も、髪を染めているものは一人もいなく、一方、日本の若ものといえば、特に男性は、だぶだぶのジーパンを腰から落ちそうにはいていて、「汚なく」て、「だらしない」恰好に見えたのだ>
学校に通う日本人の若ものは、「だらしない」恰好をしているわけではない。人物的にもしごくまともであり、親切で紳士的(淑女的)である。ただ韓国の若ものと比べると、やはり「遊び」が優先しているような印象はあるが、それはそれでいいのだろう。
前回は書店でフイリピンの女性に声を掛けた。お茶でも飲みながら英会話を愉しもうと思っただけだが、妻や友人に私の動機が疑われた。そこで今回は青年に声をかけてみようかと思う。もっとも、フイリピンはゲイが多いらしいので、これはこれでまた別の疑いを持たれるかもしれない。
今年は海水パンツを持って行って、セブの珊瑚礁の海で何日か泳いでみたいと思っている。ダイビングの国際免許を取得するつもりだったが、これは金欠病のため、今回も見送りになりそうだ。
現在私は毎月4万円ちょっとお小遣いをもらっている。年間にすると50万円ほどになるが、セブに行くと旅費、滞在費、学費だけで25万円ほどかかる。毎月2万円ずつ貯めるのはなかなか大変である。
そこで散髪は自前でする。本もビデオも図書館で借りる。旅行は青春切符でしかしない。友人との交際はできるだけなくして、レストランや居酒屋へもなるべく行かない。家でも盃に一杯以上は酒を飲まない。休日は夕食を抜き、1日2食にする。ケチケチ人生である。
もっとも、来年の3月には次女も大学を卒業するので、わが家の家計もずいぶん楽になる。二人の娘が扶養家族から離れると、100万円以上は出費が減る。私の小遣いも一気に倍増である。セブの他に、アメリカやヨーロッパに飛んでいける。お金がすべてではないが、お金があると行動半径が広がることはたしかだ。
|