橋本裕の日記
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2002年04月11日(木) 自爆する少女たち

 3月29日にエルサレムのスーパーマーケット入り口で、18歳のパレスチナ人女性が自爆テロを敢行した。爆弾を抱えて自爆したアヤト・アクラスは長い黒髪をもつ、成績のよい女子高生で、卒業を控えていて、婚約者もいたという。

 家族や婚約者は彼女がテロに走るとは思ってもいなかったという。若い彼女には未来があり、狂信的なイスラム教徒でもない。ごく普通の若い学生である。それでは一体何が彼女をこうした過激な行動に走らせたのだろうか。

 考えられるのは、虐げられた同胞への愛と国家テロを強行するイスラエルへの対抗心であろう。宗教上というより、政治的な行動であり、決断であると思われる。

 アヤト・アクラスは自爆テロを行った3人目のパレスチナ女性らしいが、パレスチナの武装組織は、「祖国のために命を投げ出す覚悟の若い女性が、ベツレヘム(ヨルダン川西岸)出身者だけで200人いると」発表している。

 アクラスの自爆テロの犠牲者となった2人のイスラエル人のひとりは、10代で彼女より1歳下だったという。こうしたニュースがこれからたびたび登場するのかと思うと、やりきれない。その数ヶ月の紛争で、パレスチナ人の死者は200人をこえているようだ。一刻も早く、パレスチナの地に平和が訪れることを祈らずにはいられない。


橋本裕 |MAILHomePage

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