橋本裕の日記
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2001年03月04日(日) 私たちは何故勉強しないか

 日本の中学生の学校外での勉強時間は調査した23国のなかで最低レベルだという。しかもこれは塾の時間を含んでいるという。(2/26読売新聞)世界の子供に比べて、日本の子供は勉強をしなくなった。

 その主な理由として、次の二つが考えられる。
�� 勉強が面白くない。
�� 必要性を感じない。

 まず�,砲弔い董◆嵎拔�は本来面白くないものだ」という考え方がある。私は本来は勉強は面白いものだと思っているが、これは見解がわかれるところだろう。ただ一般的に言えることは、勉強は本来面白くないと考える人は、彼自身あまり勉強が好きではなかったのだろう。

 たしかに「勉強嫌い」な人は多い。それはたぶん、彼が受けた学校教育にも問題があるのかもしれない。たとえば勉強を教える先生や親たちが「勉強は本来面白くないものだ」と考えていれば、子供も勉強は面白くないものだと考えるようになるだろうし、そうでなくても強制されてやることは、何事も面白くないものである。

 そこで、�△砲弔い董⊆,帽佑┐討澆襦��,両豺腓乏催�し、勉強が嫌いであっても、必要だとわかればやるだろう。ところが、今学校で習っている事がどれだけ人生で役に立つか、多くの生徒は内心で疑問に思っているのではないだろうか。

 数学で言えば、三平方の定理など知らなくても、実生活に何も不都合はない。まして、微分や積分の計算など一体何の役に立つのか。同じ疑問は古典の文法や漢文の勉強にも感じるのではないだろうか。学校で習うことがほとんど何の役にも立たないことは、多くの大人たちもうすうす感じているのではないかと思う。

 たしかに苦労して英単語を覚えてみても、多くのほとんどの日本人は外国人と英語で会話をすることはない。小型で性能のよい自動翻訳機が普及しつつある今日、実用的な見地から言っても、それほど苦労して英語を学ぶ必要があるのか、疑問なしとしない。少子化の時代を迎えて、大学も希望すればだれでも入れる時代を迎えようとしている。だから、受験のために必要だということも言えなくなった。

 来年度から新学習指導要領が実施され、総合学習などの単位ができて、教科内容が三割削減される。そうすると、ますます子供の学力低下が顕著になるのではないかと不安がでている。しかし、今学校で教えられていることのどれだけ本当に必要なことか、冷静に考えてみる必要がある。私は文部省の肩を持つわけではないが、「教科内容の三割削減」については、すこぶるまっとうな考え方だと思う。

 子供たちに勉強させるためには、次の二つが大切だろう。
�ゞ縮�をいだかせること。
��必要性を感じさせること。

 本質的なことではなく、また人生を生きていく上でその必要性が感じられない些末なことばかりを教えていては、これからますます勉強嫌いが増えるだろう。私に言わせれば、教科内容の「5割削減」でいいと思う。学校では本当に必要な事を集中して教えればよい。

 それは何かと言えば、日本語の読み書きと、計算である。さらにもうひとつ、もっとも大切なこと、それは「自分の頭で考える」ということである。それ以外の無数の枝葉は、必要なときに自分で学べばよい。

 私は勉強が好きだったが、学校は嫌いだった。それは勉強は自分のために、自分でするもので、学校で強制的に教えられるべきものではないと考えていたからだ。しかし、学校で強制的に教えられなければならないこともある。問題はそうした強制の時間をなるべく少なくすることだろう。


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