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(`皿´) AS FOR ONE DAY (σ▽σ)

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  2008年01月28日(月)   過ぎたるもの




「影武者徳川家康」、やっと上巻まで読破しますた!
長かった…!でも非常に壮大かつ奇想天外で面白い!
読みやすい!(><)


タイトル通り「実は家康が影武者だったんだよ!」というお話ですが
実際にそういう説もあるらしく
当時の資料と文献をを照らし合わせ検証しながら展開していくので
物語にかなりの説得力があります。これはすごい。
まじこれほんとじゃないの?!Σ(゚Д゚)くらいの勢いです。


西軍が負けて殿の公開処刑に左近が駆けつけて手話をするシーンが
あるのですがそこで主従の愛爆発゚・*:.。.
(しかもふたりで考えた、ふたりにしかわからない手話)
この瞬間、世界中が嫉妬!w
もちろん左近は既に死んだ事になっている人間なので声を発することも
殿を助ける事も出来ないのでかなりせつない。。・゚・(ノ∀`)・゚・。


そのあと左近は酷い高熱で関ヶ原で受けた鉄砲傷も手伝って
どっと老け込むwほど弱り果て、寝込むのですが
数日後、まるで殿が力を与えて下さった!とばかりに
生命力に満ち溢れて若返りw奇跡の生還を果たすのです!
殿の遺志を継ぐ為に立ち上がるスーパー左近!!(何者?!)


関ヶ原関係の本はこれまで結構読んでるつもりですが
別の視点からだとまだまだ知らない事はたくさんあるなぁと
大変勉強になる本でもあります。
例えば石山本願寺の跡地が今の大阪城だったとか。
(これで大阪城内に石山本願寺の石碑があった事に合点がいった!)


あと子狸(秀忠)が。
だいたい時代小説の子狸はヘタレの凡愚に描かれてるものが多いですが
この子狸はヘタレはヘタレでも果てしなくドス黒いヘタレです!w
凡愚で本来大将格たる器もないのに欲望だけは人一倍というか。
自分が将軍になる為に兄弟を暗殺したり(表向きには不慮の死)
手段を選ばない残忍さと冷徹さを持ち合わせているというか…!(゚Д゚; )
(これもきちんと検証されていて現実味がある所が非常に興味深い。)
家康存命の頃から跡取りになって天下を継ぐ為、
従順な息子を演じて仕込んでいたという所が恐ろしい!!!


しかしまぁこの本の主人公はあくまで影武者の二郎三郎ですが
この影武者次第でいくらでも天下が傾くのでそこがまた面白く
自分が将軍になる為にその影武者風情(実は只者ではない)を
父として扱わなければならない子狸の葛藤とか実に愉快で!


しかしこれ読んでると無駄に徳川の事に詳しくなりますなぁw


それにしても左近は色んな作家さんに愛されているというか
こんなカッコイイおっさんがいていいのか?!ってくらい
どの時代小説を読んでも左近は気持ちがいいくらい
豪胆で巨躯ないい男に描かれておりますよ。(*´∀`)


強くて頭が良くて頼れて人当たりも良く酒も強くて
女にもててその上あっちの腕もry>殴
その上、現実的なのに子供っぽいおちゃめな所もあって…どんだけ!!!


むしろ格好良過ぎてズルイくらいだ!wヽ(`Д´)ノ

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