妹が携帯をかえたときに、パケ放題にした。元々、画像を取るとか音楽を取るとかで、かなり使う子だったんだけど
「今まですごく我慢してたんだね」
と言いたくなるくらい、今月はすごい。

　なかでも、妹が今はまっているのが小説。パソコンでのインターネットみたいに、携帯でサイトを作ることができて、そこで自作の小説を連載している人が多いらしい。小説のランキングサイトも見つけたらしく、そこの１位から順番に読んでいるんだとか。

　ウチがどんなに
「これ、たぶんあんた好みだけど…」
と小説を勧めても「はんっ！」の一言。夏休みの宿題である読書感想文すら自分で書かない。なのに、携帯の小説は自分から読むなんて…。何が違うんだろう？　ネット上にもおもしろい小説はあるけど、やっぱさぁ…ねぇ？

　ところで。妹が読みながら
「これ、フィクションなんだって」
とか
「ノンフィクションだってー」
とよく言う。

　…ごめん、姉ちゃん、いまだにフィクションが事実だったか、ノンフィクションが事実だったか、実はわかってないんだ…。