[ ハロウィーン生まれの少女 ] 2003年10月19日(日)
急に懐かしくなって、ジョディ・フォスターの「白い家の少女」の
ビデオを見返していました。1976年制作の古い映画です。
13-14才頃の子役(とはいえ、主演。もちろん、当時から演技派。)の
ジョディの映画です。
自分の家−自分の世界−を必死で、周囲の大人たち(しかし、尋常ではない)から守ろうとする、少女リン。
ファンタジックで、珠玉(?)のサスペンス映画。
私は、この映画で初めて、青酸カリはアーモンドの香りがすることを知り、
アーモンドの香りのするものを食べるときは、
何となく、どきどきしてしまいます。
さて、今日、見返してみると、
映画は美しい少女リンのお誕生日のシーンから始まります。
そこへ、「トリック・オア・トリート」と闖入者が。
そう、リンの誕生日は、ハロウィーンだったのです。
この闖入者が、若き日のマーティン・シーン。
ハンサムな彼には、変質的な一面があり、
なにやら秘密を抱えているリンにつきまとうようになります。
冒頭から、緊迫したシーンが続きますが、
「ああ、子供たちが来たようだ」と、
やっと彼は、リンの家を去るのですが、
外には、確かにハロウィーンの仮装をした、
小さな二人の少年が。
ハロウィーンのシーンはここだけですが、
物語は、静かに緊張をはらみながら、
バックに流れるショパンの曲とともに、
淡々と進んでいきます。
初冬のニューイングランドの枯れた寂しい風景も、印象的です。
地味な映画ですが、雰囲気があり、私にとっては忘れられない1本です。
(シィアル)
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「白い家の少女」(1976年 / 製作:カナダ・フランス)
(原題:The Little Girl who Lives Down the Lane)
監督:ニコラス・ジェスネル
出演:ジョディ・フォスター / マーティン・シーン / スコット・ジャコビー
→詳しくは
白い家の少女−goo映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD11645/
※あらすじの紹介に、一箇所、人間関係の説明に間違いがあるような。。
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