日々の泡

2001年02月08日(木) 満月と金星

今日は望(満月)、それに今年最近(地球にいちばん近づいてる)だったらしいのに
曇りがちでちょっと残念。
夕方は金星も明るいので(−4.5等だそうですよ)
昔の人はこういう月や星が明るい晩を選んで(あるいは避けて)
行動してたんだろうなあ、と思います。

書くことないので(あからさま)金星の話も少し。
金星と水星は内惑星(地球よりも太陽に近い)なので、いつも太陽の近くに見えてて
夕方と明け方しかよく見えないのですが、金星はなにしろ明るくて、
あったかい気持ちになります。
ところで、朝方の金星(明けの明星、あかぼし、モーニングスター)は
英語でLucifer(ルシフェル、魔王)と呼ばれるらしいのですが。
夕方、沈んでいく金星(宵の明星、ゆうづつ、イブニングスター)の方が
美しさだけでなく、傲慢が過ぎて墜落した堕天使ルシフェルに相応しいような気が
気がしてなりません。どうでしょうか。

西洋では美神ヴィーナスだの美しい魔王ルシフェルだのと呼ばれる金星ですが、
中国では太白といって、老賢者の姿をイメージされているのですね。
なんかとっても文化圏の違いが出ていて、スキなのでした。


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