Christmas Seed
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2003年12月30日(火) |
「The 12Days of Christmas」 |
このPop-Up絵本は、 "On the first day of Cristmas"から "On the twelfth day of Cristmas"までの 恋人からの贈り物が美しい切り絵で綴られています。
「クリスマスの12日」は、 (私は知りませんでしたが) 古くからある有名なクリスマスソングで、 もとは、キリスト教(英国教会)の若い信者たちが教義を学ぶために、 イギリスで書かれた歌(教義問答歌)のようです。
ロバート・サブダは、その詩にあわせて、 まるで魔術か神業かのように、 真っ白な紙できっぱりと美しい世界を創り出しています。 一日目は「ヤマウズラ」 二日目は「二羽のキジバト」 三日目は「三羽の雌鳥」 ・ ・ ・ 十二日目は… と、それぞれの贈り物がPop Upします。 特に七日目の「七羽の白鳥」のすばらしいこと。 スノーボールのデザインで、本物のように雪までちらつきます。
<七日目の贈り物>
どのページもロバート・サブダの造形の見事さに ただただ見とれるばかりですが、 この歌にはそれぞれ、キリスト教の意味するところがあるそうです。 贈り主である「恋人(My true love)」はもちろん「神」であり、 贈り物を受ける「私」は「洗礼を受けた信者」 贈り物の数々は、たとえば、 「二羽のキジバト」が意味しているのは 「旧約・新約聖書」であるとか、 どの贈り物もいろいろと深い意味があるようです。 興味のある方はこちら。 「Catholic Information Network (CIN) 」(英語サイト) ORIGIN OF "THE TWELVE DAYS OF CHRISTMAS" http://www.cin.org/twelvday.html
そうそう。 クリスマスソングですから、曲もあります。 目だけではなく、耳でも楽しみたい方は、 こちらにどうぞ。 「Songs of the Season」(英語サイト) The Twelve Days of Christmas http://www.night.net/christmas/12-days-txt.html
ところで、魔術師ロバート・サブダの本ですが、 日本語訳が出ているものもあります。 「ナイト・ビフォー・クリスマス」や「クリスマス・アルファベット」です。 この「クリスマスの12日」も大日本絵画から 日本語版が出ているのですが、在庫切れのようです。(シィアル)
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「The 12Days of Christmas」 A POP-UP CELEBRATION by Robert Sabuda 出版社: Simon & Schuster
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