Christmas Seed
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2001年12月03日(月) |
☆クリスマスの本探し |
本屋さんのクリスマスコーナーも、にぎやかになってきました。 いなかの書店でも、クリスマスフェアをやっています。 でも、児童向けのフェアは、2階でひっそりと。
教育目的で子どもにプレゼントされる絵本もあれば、 私のように、実物を見てこの時期にまとめてクリスマス本を 手に入れようという不審な大人もいることでしょう。
平台に並べられているクリスマスの本は、 新しい本や、よく売れている本がほとんど。 わかりやすくクリスマスを解説した「クリスマス辞典」も 欲しいのだけど、と思いながらしぶしぶ台に戻します。
マイナーなクリスマス本は、取り寄せも面倒なのか、 ふだんの本棚にまだうずまっていて そういうのを掘り出す楽しみもありますね。
ちょうどゴッデンの「クリスマス人形のねがい」を 教えてもらって取り寄せていたので、 ついでに、他の本も物色します。 図書券があるもので、いつもより気分が大きい。
掘り出したなかには、トールキンの 「サンタ・クロースからの手紙」(評論社)もありました。 トールキンが子どもたちのために、サンタになりすまして 毎年送っていた手紙を、いわゆる手紙絵本の形式で、 封筒に入れてページのなかにはりつけ、取り出せるように デザインしています。 わざとふるえる筆跡で、寒い国から来たことと、 お父さんからの手紙ではないことを強調しながら。 日付を見ると、めまいを覚えます。 最初は、1920年。
しかも、けっこう大変なんです、サンタさん。 仲間のように暮らしている北極熊が、ドジで、失敗ばかり。 性格もいいかげんで、すぐむくれるらしく、大変。 なんだか、読んでいる自分が北極熊になったみたいで、 落ち着きません。
そんなアクシデントを、つらつら書き送ってくるサンタさん。 あんまり、というか90%くらいは、 いかに自分達が苦労しているかを知らせているのです。
読んだ子どもたちは、 「サンタさんも大変なんだから、今年のプレゼントは これでもしょうがないんだよね」 って、思うでしょうか。
そして、なぜかハロウィーンの本も、ちょうど見つけたので 来年のために買ってしまいました。 ちび魔女3人が活躍する「ちびっこ魔女の大パーティー」、 評論社の本です。 こうして見ると、いつもながら評論社の本をよく 手にしているようです。(マーズ)
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