" misty blue "
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2003年10月28日(火)
自分に疲れた日。


-1-

「どうしたの?体調悪かったの?」

『さぁねー。』


ついて来ないで。ひとりにしてよ。

私は、みんなみたいに、誰かと遊びたいなんて思わない。
私は、みんなみたいに、誰かと付き合いたいなんて思わない。

貴方は、貴方のしたいように、私にメールを送ってきてるけど、
私は、メールで詮索も深入りもお誘いもされたくない。

貴方にされるがままにしているのも、いつか耐えられなくなる。

構わないで。


-2-

「学校来てた?」

『そんなこと、どっちだっていいでしょ。』


ほっといてよ。



+++


学校を休んだ。

体はなんともない。


ただ、疲れていた。

自分に疲れた。



動くべき時に動けない自分、
人の好意を受け入れられない自分。

醜い自分。


朝、学校に行く準備をしていたけれど、
無性に自分に腹が立ってきた。

学校、行かなきゃ。
でも、動けない。
間に合わなくなる。
授業受けなきゃ、遅れる。
行かなきゃ。


葛藤。

火曜日は、他の曜日に比べれば、1度休むくらいどうってことない。
いいや。許しとこ。

もう、家族はみんな出ちゃったし。
なんか、久々に泣けてきた。



でも、突然休んで、
携帯も、休んで心配してくれたメールには返事も出さないで、
電池が切れても放置して、
みんなに心配かけたいだけかもしれない。
最低だ。
なりたがりの困ったちゃんだ。



人は、どうして私に構ってくれるの。
どうして笑いかけてくれるの。

わからないよ。
分からなくなっちゃったよ。


きっと、今の状態でも、
学校に行って、友達に会えば、
楽しくて笑えると思う。

私が、みんなに悪く思われているかもしれなくても。



こういう風に、悪く考えるのは、
世界を見ているこの目が、感じているこの体が、
ファインダーとして見えない汚れでいっぱいだから。


「わたし」を通さなければ、世界はきっと素晴らしい。


『正気に戻れ。
深入りしないように気をつけろ。
必要以上に自分を出したって、無意味だ。忘れるな。』


そうね。
余計なことを言って自己嫌悪になるくらいなら、
みんなの前で微笑んで、みんなにマイナスの感情を与えない人形になるわ。

みんなには、笑っていて欲しいから。

醜い私は、押し殺せばいい。




+++

-3-

「どうして休んだの?大丈夫?」

『体はなんともないよ。…ただ、なんか疲れちゃって。』


+++


だめ、こんなこと人に話しちゃ。


笑って、

『いわゆるサボリってやつだよ』

それだけでいい。



人を受け入れられないなら、
人に受け入れてもらおうなんて思っちゃいけない。


アレを克服しない限り。


+++


私の辛さなんて全然どうってことない。
これくらいで学校を休めるなんて、大学生の今のうちくらいだ。
ただの、甘えたガキのすること。

もっともっと、私なんかの比にならないほど、
辛くて苦しんでいる人が居ること、私は知ってる。



立ち上がらなきゃ。
頑張らなきゃ。


大人になろう。



29日19:10



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