" misty blue "
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2003年08月14日(木)
nostalgic


最近、誰とも連絡を取っていない。


それが安心するし、平穏だし、
空しい気がして、そう思っていいのか、とも思う。


メールが来たら来たで、内容がどうってことなければ返さないし。




ふと、正月に行った父の故郷を思い出した。


殆ど何もない山奥。

父の家があった「跡」、
ぽつんと立ち並ぶ「お墓」、
廃校になる「中学校」、

ひっそりと暮らす父の伯母。

満天の星空。
まさに、「散りばめた様な星空」。



私がここに来たのは、2回目。
一生のうちであと何度来ることがあるのだろう。

父が居なければ、道なんてさっぱり分からない。
二度と行けないかもしれない。



今は、殆ど人が居なくなった。
かつては、少ないながらも人が楽しく暮らしていたのに。
過疎化して、もう…。
父の兄弟だって、みんな就職で出てきちゃったしね…。




どうしてか、思い出すと泣けてくる。

見たものが、「跡」だとか「お墓」だからかもしれない。
星空も、あんなにすごいのは、山奥じゃないと見られない。




無性に、「儚さ」「脆さ」を感じてしまう。




父は、この風景を見て、何を思ったのだろう。

郷愁?


自然の中を元気に駆け回って、遊んで。
そんな思い出だろうか…。





人と人もいつか離れる。
離れ離れになって、お墓に入って。
今の関係も、記憶の中にしか残らない。


何を信じたらいいんだろう。


私が、やたらと神秘的で、現実離れしたものを好むのも、
現実を見たくないからかもしれない。
過去とか未来とか、とにかく現実以外に思いを馳せてしまう。
逃げてしまう。


都合の悪い現実にはフタをして、いろんな人から逃げた。
汚いと分かっていても、無視も何度もしたし、
手を出したわけじゃないけど、結果的にいじめまがいのこともしたこともあった。



たくさんの人を傷つけた。

最低な自分。
自分こそ、一番信じられない。

すべていつかなくなる、どうだっていいことなんだ。



人と関わらないのは、私なんか居ない方がいいから、それでいい。




…でも、生きている限り、どうしたってすべてからは逃げ切れない。
大学も行ってるし、バイトもはじめた。

友人は決して私なんか居ない方がいいなんて、思っていないことも分かっている。





こんなことを考えて寝たら、物凄く嫌な夢ばかり見た。
私が死ぬほど嫌っていることとか。

天罰だろうか。




15日14:52



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