" misty blue "
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2003年07月07日(月)
wish


美術棟には七夕の笹が出現し、数々の短冊が付けられている。

中には「教採合格」という切実なものも、
ウケ狙いのものもある。


2限が終わって、廊下を歩いていると、
AちゃんとMちゃんがスケッチブックをちぎって短冊にしようとしていた。

わたし「願い事書こうとしてるー?」
Aちゃん「亜希さんも書く?」

私はその時急いでいたのは事実なので。

わたし「いや、今急いでるのー」
2人「そっかー」

去り際に。

わたし『願い事なんて恥ずかしくて飾れないわっ(笑)』
2人「あははー、あきちゃんかわいー」



その後ロッカーに行って荷物をしまってから、生協に行こうとしたら、
さっきの2人が追いついてきた。


「亜希さーん」


私?と思って振り返る。


「亜希さんの願い事って何?」


やっぱり、気になる発言だったか。


わたし「それは言えんよ☆」

Aちゃん「えー」


わたし『なんていうか…凹むよ。(笑)』



余計意味深にしてしまった。
言う気は全くない。
ちょっと意地悪を楽しんでいる。


その後、私の実技の時間。2人が工房に来た。
(3時からは自分の時間、5時からは私はMちゃんのアシストをすることになってる。)


聞かれることを半ば確信しつつ、七夕トークに。

わたし「Mちゃんの短冊はあったけど、Aちゃんのは見つからなかったよ」
Aちゃん「長身を生かして高いところにつけたからね」


Aちゃん「凹む願い事ってなんだ〜?って考えたんだけど、『みんな死んじまえ』とか?」


爆笑。


わたし「そんな破壊欲はないよ〜(^^;(自傷行為ならやりかけたけど…)凹むって言うのは私が凹むんだよ」


…いや、お二人楽しすぎ。



七夕。
今日は晴れ間は見えないと思ったら、一時だけ強い日差しを見た。
今まで七夕は大抵雨だった記憶があるので、何となく嬉しい。
七夕の伝説を鵜呑みに出来るほどの童心はまだまだある。

変な天気だった。
夜はどしゃぶりにもなった。



願い事か。



結局は例の『フツウになりたい』なのです。


怯えた生活、異常な自分を責める生活というのは、愉快なものではありません。

「フツウ」なんて言葉で括って意味があるのかどうかも分かりません。
個々に何かしら「特別」なこととかがあるから、
自分は自分、として世間に位置づけできるものなんでしょうし。


だったら、『フツウになりたい』なんて言葉で
私だけに「特別」に与えられた現実から逃げようとする、
そんな弱さをもたない、大多数の人になりたい。



…つまりは、フツウになりたいんだよね。



フツウに人を愛し、
社会人としての役割を全うし、
人並みの幸せを得る。

うらやましい。




私は、将来、
社会のどの位置にはめ込まれていくのでしょうか。




8日0:20



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